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2020.07.02 15:00

『パブリック 図書館の奇跡』脇を固める実力派俳優の新場面写真4点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

生きるために声をあげたホームレスと、図書館員の勇気が希望を届けるエミリオ・エステベスの最新監督作『パブリック 図書館の奇跡』より、渋い香りムンムンの実力派キャストの新場面写真4点が解禁されました。

構想11年をかけた念願のプロジェクトを実現させたエミリオ・エステベス監督のもと、脇を固めるキャストも実力派揃いが集結した本作。解禁された新場面写真5点では、刑事のラムステッド(アレック・ボールドウィン)が、大寒波の夜にホームレスが図書館に籠城した現場の様子を伺う姿や、検察官のデイヴィス(クリスチャン・スレイター)が高圧的な態度でグッドソン(エミリオ・エステベス)や警備スタッフを咎める様子が切り取られています。

また図書館長のアンダーソン(ジェフリー・ライト)が、警備員室のモニター越しにホームレスたちが籠城している光景をみて唖然としている姿、立てこもり現場に足を踏み入れネクタイを外しグッドソンとともに籠城を決意した場面も描かれています。

ホームレスの集団立てこもりの通報を受けた、シンシナティ市警ベテラン刑事のビル・ラムステッド役に抜擢されたアレック・ボールドウィンは、これまで『摩天楼を夢みて』(92年)、『ザ・ワイルド』(97年)、『恋するベーカリー』(09年)、『ブルージャスミン』(13年)、『アリスのままで』(14年) 、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(15年)、『マザーレス・ブルックリン』(19年)と、シリアス重厚なドラマからコメディまで、多彩なジャンルで圧倒的な存在感を保ち続けています。新作として、ボールドウィンが主演・プロデュース、ジョエル・ソウザが脚本・監督を務める西部劇アクション『Rust(原題)』の製作が報じられ話題に。渋くワイルドな風貌ですが、米NBCのバラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」ではトランプ大統領のモノマネが大ウケし、2017年にはエミー賞でコメディ部門助演男優賞を受賞しています。プライベートでは、ジャスティン・ビーバーの妻ヘイリー・ビーバーの叔父としても有名です。

次期市長選挙に出馬予定のため、イメージアップ狙いで立てこもり騒動に首をつっこむ検察官のジョシュ・デイヴィス役を熱演したのは、クリスチャン・スレイター。幼い頃から活躍し、『ヘザース/ベロニカの熱い日』(89年)、『ヤングガン2』(90年、エステベスと共演)、『トゥルー・ロマンス』(93年)、『ブロークン・アロー』(96年)、『ニンフォマニアック』(13年)、『天才作家の妻 -40年目の真実- 』(17年)など、アクションヒーローからカルト的人気を誇る役柄まで、ジャンルを問わず様々な作品に出演するスター俳優です。TVシリーズ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』(15〜19年)でゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞。エステベス監督作は『ボビー』(06年)に続き、2度目の出演。私生活では女性関係やアルコール問題、拳銃不法所持など、ハリウッドを代表するお騒がせ俳優の1人でもあります。そのぶっ飛んだ経験からなのか(?)一筋縄ではいかないクセ者キャラクターを見事に演じています。

介入する警察や検察の権力と、籠城するホームレスたちとの間で板挟みになる図書館長のアンダーソン役は、ジェフリー・ライトが好演。『推定無罪』(90年)で映画デビュー後、『バスキア』(96年)、『ブロークン・フラワーズ』(05年)、『キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~』(08年)、『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(13年)などに出演。『007/カジノ・ロワイヤル』(06年)以降、ボンドの盟友でCIA捜査官のフェリックス・ライター役として、『ハンガー・ゲーム』シリーズではビーティー役としても知られています。ウェス・アンダーソン監督『The French Dispatch(原題)』(20年)、マット・リーヴス監督『The Batman(原題)』(21年)といった話題作への出演が続きます。本作でも、一度見たら忘れられない個性的なフェイスと味のある演技が、独特な存在感を放っています。

占領された公共図書館を舞台に、脇を固める実力派キャストたちが繰り広げる、権力が絡み合った人間関係のドラマも見どころの本作。『パブリック 図書館の奇跡』は7月17日公開。

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『パブリック 図書館の奇跡』(原題:The Public)

米オハイオ州シンシナティの公共図書館で、実直な図書館員スチュアート(エミリオ・エステベス)が常連の利用者であるホームレスから思わぬことを告げられる。「今夜は帰らない。ここを占拠する」。大寒波の影響により路上で凍死者が続出しているのに、市の緊急シェルターが満杯で、行き場がないというのがその理由だった。約70人のホームレスの苦境を察したスチュアートは、3階に立てこもった彼らと行動を共にし、出入り口を封鎖する。それは“代わりの避難場所”を求める平和的なデモだったが、政治的なイメージアップをもくろむ検察官の偏った主張やメディアのセンセーショナルな報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた“アブない容疑者”に仕立てられてしまう。やがて警察の機動隊が出動し、追いつめられたスチュアートとホームレスたちが決断した驚愕の行動とは……。

製作・監督・脚本・主演/エミリオ・エステベス
出演/アレック・ボールドウィン、テイラー・シリング、クリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライト、ジェナ・マローン、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、チェ・“ライムフェスト”・スミス
2018年/アメリカ/英語/119分/スコープ/5.1ch/日本語字幕:髙内朝子

日本公開/2020年7月17日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
提供/バップ、ロングライド
配給/ロングライド     
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