『アングスト/不安』見た人を不安にさせる”不安Tシャツ”などオリジナルグッズ&コラボメニューが完成
- Fan's Voice Staff
1980年にオーストリアで実際に起きた殺人鬼ヴェルナー・クニーセクによる一家惨殺事件を映画化した実録スリラー映画『アングスト/不安』の公開にあたり、一部上映劇場にて限定販売致しますTシャツ他オリジナルグッズ、コラボメニューの詳細が判明しました。
刑務所出所後の殺人鬼=狂人が感じる不安やプレッシャーによる異様な行動と心理状態を、凶暴かつ冷酷非情なタッチと斬新なカメラワークを用いて表現した『アングスト/不安』。狂人自身のモノローグで綴る構造や、全編に徹底された陰鬱なトーンなど、作品自体が”異常“であり、他に類を見ない芸術性を発揮した衝撃的作品です。
1983年の公開当時はそのショッキングすぎる凄まじい内容により、本国オーストリアでは1週間で上映打ち切り。他ヨーロッパでも上映禁止、イギリスとドイツではビデオの発売も禁止。アメリカではXXX指定を受けて配給会社が逃げたといい、日本でも劇場公開されず『鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜』というタイトルで1988年にレンタル用VHSが発売されましたが、世の中に出回った数は極少。ほぼ誰にも観られることなく地下に埋もれ、以降観たくても観れない作品となり現在に至ります。
不安Tシャツ
公開を記念して、シネマート新宿&シネマート心斎橋にて限定販売される不安Tシャツが完成。デザインは、A・B・Cの3種類。A、Cは劇中写真を用い、一度見たら脳裏から決して離れることのない衝撃的なデザインです。※以下星評価は、配給元の独自基準による評価となります。
デザインAは、主人公K.が返り血を浴び、興奮した瞬間を切り取ったもの。白目を剥き、大きく口を開けたその姿はとても同じ人間とは思えず、完全に狂ってしまったK.を十分に堪能できるデザインです。
デザインCに関しては、倫理的に許容しがたい描写を使用しているため、こちらではお見せすることができません。
不安Tシャツは見た人を不安にさせるため、着用の際は”自己責任”にてお願いしたいとのこと。購入したTシャツの画像をSNS等に上げる行為も、画像を見た人に取り返しのつかない心的外傷をおよぼす危険性があるため、十分にご配慮ください。
デザインBは主人公K.が担当医に宛てて書いた手紙をプリント。手紙の内容は「私はわかりません」「私は撃ちました」「私が正常でないことはわかっています」「あなたと法廷が助けてくれるよう願っています」など、彼の不安な精神状態を表し、切なさも帯びてしまったものとなっています。着るだけで、周囲に不安な精神状態をアピールでき、一石二鳥です。
不安Tシャツを着用し本作を鑑賞することで、より一層K.に近づくことができるため、各劇場で忘れずにゲットし、本物の《異常》に備えてください。
不安Tシャツ
カラー:ブラック
価格:各¥3,000(税込)
販売日時:7月3日(金)より
販売場所:シネマート新宿&シネマート心斎橋
コラボメニューも登場
シネマート新宿&シネマート心斎橋では、上映期間限定でコラボメニューが販売されます。シネマート新宿では、劇中主人公K.が黒い手袋を填めたまま食べる姿が強烈な印象を残すフランクフルトが、「不安クフルト」として販売。シネマート心斎橋では、不安になる色味のアップル風味ソーダドリンクが「不安ドリンク」として販売されます。
不安クフルト
– 衝動を抑えられないあなたへ –
価格:¥350(税込)
※黒手袋付き
販売日時:7月3日(金)より
販売場所:シネマート新宿
不安ドリンク
価格:¥300(税込)
販売日時:7月3日(金)より
販売場所:シネマート心斎橋
コラボグッズにも注目
渋谷の「CAFE:MONOCHROME」とのコラボグッズとして、主人公K.の横顔、犯行に使用した銃などの写真を散りばめたキーリングを販売。また、すでに発表済みのTシャツブランド「テロファクトリー」とのコラボTシャツのデザインは、1988年に発売されたVHSのパッケージに起用されたシーンを全面に使用されています。
キーリング(CAFÉ:MONOCHROME作成)ver.)
価格:¥2,200(税込)
販売場所:CAFÉ:MONOCHROME WEBサイト(7/3より予約受付開始)
※CAFÉ:MONOCHROME店舗でも7/10より販売
テロファクトリーコラボTシャツ
サイズ:S、M、L、XL
カラー:ネイビー
価格:¥3,300(税込)
販売場所:テロファクトリー オンラインストア(販売中)
※シネマート新宿&シネマート心斎橋でも7/3より販売
パンフレットも必見
映画ライター山崎圭司氏、映画評論家江戸木純氏による解説、ジェラルド・カーグル監督のインタビューなどが入ったパンフレットも販売。長い間封印されてきた”異常“な傑作をより理解するのに、役立つ内容になっています。
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『アングスト/不安』
刑務所を出所した狂人が、とたんに見境のない行動に出る。
監督/ジェラルド・カーグル
撮影・編集/ズビグニェフ・リプチンスキ
音楽/クラウス・シュルツ
出演/アーウィン・レダー、シルヴィア・ラベンレイター、エディット・ロゼット、ルドルフ・ゲッツ
1983年/オーストリア/87分/カラー/ビスタ/R15+
原題:ANGST(不安)/英題:FEAR(恐怖)/仏題:SCHIZOPHERENIA(統合失調症)/日本VHS発売時題:鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜
日本公開/2020年7月3日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開
提供/キングレコード
配給/アンプラグド
©1983 Gerald Kargl Ges.m.b.H. Filmproduktion
※本作は、1980年にオーストリアで実際に起こった事件を描いています。当時の司法制度では裁ききれなかった為に発生した事象であり、本映画をきっかけとして以降大きく制度が変わりました。劇中、倫理的に許容しがたい設定、描写が含まれておりますが、すべて事実に基づいたものです。本作は娯楽を趣旨としたホラー映画ではありません。特殊な撮影手法と奇抜な演出は観る者に取り返しのつかない心的外傷をおよぼす危険性があるため、この手の作品を好まない方、心臓の弱い方はご遠慮くださいますようお願い致します。またご鑑賞の際には自己責任において覚悟して劇場にご来場ください。