『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』木内達朗&大島依提亜による日本オリジナルイラストポスター2種が完成
- Fan's Voice Staff
ウディ・アレン監督最新作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』より、木内達朗さんと大島依提亜さんが手掛けた日本オリジナルイラストポスター2種が到着しました。
この度完成したのは、『半沢直樹』『下町ロケット』シリーズの書籍装画をはじめ、スターバックス・ホリデーキャンペーン、ニューヨーク・タイムズ、ワシントンポストなどのイラストレーションを手がけるなど国内外で活躍するイラストレーターのの木内達朗さんが描き下ろし、ジム・ジャームッシュ監督最新作『デッド・ドント・ダイ』の日本版公式アートワークや、『ミッドサマー』の日本版アートポスターを手掛けた大島依提亜さんがデザインしたもの。
1枚目は、ティモシー・シャラメ演じる本作の主人公ギャツビーと、エル・ファニング演じるガールフレンドアシュレーが傘をさし、セントラル・パーク内を散歩している様子が描かれる、公園の鮮やかなグリーンと、背景に覗くニューヨークマンハッタンの街並みのコントラストが美しい【セントラル・パーク】バージョン。
2枚目は、セレーナ・ゴメス演じる偶然再会した元カノの妹チャンとギャツビーが、美術館で一緒に時間を過ごすシーンを描き出した【メトロポリタン美術館】バージョン。暖色系で光と影のコントラストが美しく、一緒に時間を過ごすうちに意気投合していく二人の瞬間が切り取られています。
そんな日本オリジナルイラストポスターを、ウディ・アレン監督は「素晴らしい!」と大絶賛。今回のコラボレーションについて、木内さんと大島さんからもコメントが到着しています。
木内達朗さん(イラストレーター)
ウディ・アレン監督作品で観たと言えるのは『ウディ・アレンの重罪と軽罪』(←今思うと考えさせられるタイトルです)だけという人間ですが、大島さんからのご指名なので、二つ返事でお引き受けしました。大島さんのディレクションが明確でしたので、良い絵が描けたかと思います。
大島依提亜さん(デザイナー)
今や何かと語りにくくなってしまったウディ・アレン作品。作品に罪はないとよく言うけれど、傑作!なだけにさらに罪作りな今作ですが、コロナ禍でどの映画を観ても登場人物たちが外にいるだけでファンタジーに見えてしまう中、この映画だけがそれすらも忘れさせてしまう楽しさに溢れていると感じたのも事実です。
ウディ・アレンのあの問題を強く意識せざるをえない作品でありながら、この世界的状況から解き放たれた、なんとも不思議な映画だと思います。
というわけで、ポスターを作るにあたり真っ先に思ったのは、ウディ・アレンが描くお馴染みのNYの景色、一方で、メトロポリタン美術館のあの愉しくも美しいシーン。それぞれ屋内外の“場所を主役”にした二つで一つのポスターを構想しました(当然ポスター自体が名作である『マンハッタン』も意識してます)。
その構想を、ウディ・アレンの映画のポスターをお願いするならば…と密かに思い続けていた木内達朗さんが完璧に絵にしてくださいました。
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『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(原題:A Rainy Day in New York)
大学生のカップル、ギャツビー(ティモシー・シャラメ)とアシュレー(エル・ファニング)は、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。きっかけは、アシュレーが学校の課題で、有名な映画監督ローランド・ポラード(リーヴ・シュレイバー)にマンハッタンでインタビューをする機会に恵まれたこと。生粋のニューヨーカーのギャツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーに街を案内したくてたまらない。ギャツビーは自分好みのクラシックなスポットを巡るためのプランを詰め込むが、2人の計画は晴れた日の夕立のように瞬く間に狂い始め、思いもしなかった出来事がつぎつぎと起こるのだった……。 現代を代表するアイコニックな俳優たちが集結し、ニューヨークの街で運命のいたずらに翻弄される男女のキュートなロマンチック・コメディ!
監督・脚本/ウディ・アレン
出演/ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメス、ジュード・ロウ、ディエゴ・ルナ、リーヴ・シュレイバー
2019年/アメリカ/英語/92分/ユニビジウム/カラー/5.1ch/日本語字幕:古田由紀子
日本公開/2020年7月3日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
提供/バップ、シネマライズ、ロングライド
配給/ロングライド
公式サイト
©︎2019 Gravier Productions, Inc.
Photography by Jessica Miglio ©︎2019 Gravier Productions, Inc.