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2020.06.22 8:00

【独占】『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』こだわりの衣装デザイン&美術に注目の新場面写真5点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

ウディ・アレン監督最新作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』の新場面写真5点が解禁!衣装&美術スタッフがこだわりのファッション&インテリアを語るコメントが到着しました。

ロマンチックなラブストーリーとあわせて、キャストたちのファッションやインテリアも楽しめる本作。『ブルージャスミン』や『教授のおかしな妄想殺人』、『カフェ・ソサエティ』などのアレン監督作品で活躍してきたスージー・ベンジンガーとサント・ロカストが、それぞれ衣装デザインと美術を担当しています。

小さなヤードレー大学に通うモラトリアム真っ只中で懐古主義の主人公ギャツビー(ティモシー・シャラメ)の衣装選びについては、困らなかったとか。「ギャツビーはお洒落な子ではないわ。クラシックなものを愛し、服も昔の物を着る。彼が着ているヘリンボーンのジャケットはラルフローレンの定番。裕福な家庭の生まれで、ファッションにあまりこだわらない子たちのお決まりの服ね」とベンジンガーは語っています。

映画監督のローランド・ポラード(リーヴ・シュレイバー)の取材にあたるアシュレー(エル・ファニング)は、好印象を与えようと、パステルのカシミアセーターを着ています。「アシュレーはポラードに真剣にインタビューに臨んでもらうため、自分を落ち着いた上昇志向の強い女性に見せたかった。それで背伸びをした衣装を選んだの」。

一方、自分に自信のあるチャン(セレーナ・ゴメス)については、「彼女はニューヨークによくいる、超高級な服を平気で普段着にしちゃう女の子。彼女が身につけている物は、若者向けに見えるけど実は600ドルするスニーカーや1,000ドルのセーターよ。彼女が着ているワインレッドのストゥッテルハイムのレインコートは、この年とても流行っていて入手困難だったの。特に撮影用に何着も準備するのに苦労した」とベンジンガーは振り返っています。

美術へのこだわりも、インテリアの細部に至るまで工夫が凝らされています。アシュレーが監督へ取材を行った「ウースターホテル」は、実際はイーストヴィレッジのバワリーホテルで撮影。プロダクションデザイナーのロカストは「実際にバワリーホテルの調度品を使い、そっくりなロビーに仕上げた。東洋風のじゅうたんを多用し、東洋絵画の模造品も随所に飾った。19世紀風のトレンドを取り入れたかったんだ」と語っています。

アッパーイーストサイドにある、チャンのクラシックな部屋は、セントラルパーク・ウェストのアパートメントで撮影。ロカストは「その部屋のオーナーにはお子さんがいて、そこに住んでいた娘さんの感性がチャンとピッタリ合ったんだ。スケッチや水彩絵の具などいくつかの小道具は持ち込んだけど、それ以外はほぼそのまま撮影したよ」と明かしています。

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『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(原題:A Rainy Day in New York)

大学生のカップル、ギャツビー(ティモシー・シャラメ)とアシュレー(エル・ファニング)は、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。きっかけは、アシュレーが学校の課題で、有名な映画監督ローランド・ポラード(リーヴ・シュレイバー)にマンハッタンでインタビューをする機会に恵まれたこと。生粋のニューヨーカーのギャツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーに街を案内したくてたまらない。ギャツビーは自分好みのクラシックなスポットを巡るためのプランを詰め込むが、2人の計画は晴れた日の夕立のように瞬く間に狂い始め、思いもしなかった出来事がつぎつぎと起こるのだった……。 現代を代表するアイコニックな俳優たちが集結し、ニューヨークの街で運命のいたずらに翻弄される男女のキュートなロマンチック・コメディ!

監督・脚本/ウディ・アレン
出演/ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメス、ジュード・ロウ、ディエゴ・ルナ、リーヴ・シュレイバー
2019年/アメリカ/英語/92分/ユニビジウム/カラー/5.1ch/日本語字幕:古田由紀子

日本公開/2020年7月3日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
提供/バップ、シネマライズ、ロングライド
配給/ロングライド
公式サイト
©︎2019 Gravier Productions, Inc.
Photography by Jessica Miglio ©︎2019 Gravier Productions, Inc.