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2020.06.09 12:00

フローレンス・ピューとティモシー・シャラメが結婚を議論『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』本編シーン映像が解禁

  • Fan's Voice Staff

世界的ベストセラー小説「若草物語」を、グレタ・ガーウィグ監督が繊細にみずみずしく描いた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』より、フローレンス・ピューとティモシー・シャラメの本編シーン映像が解禁されました。

映像は、将来の夢だった画家になることを諦めたマーチ家の末っ子・エイミー(フローレンス・ピュー)が、その苦しい胸のうちをローリー(ティモシー・シャラメ)に告白する場面です。

家族のもとを離れ、裕福なマーチ伯母(メリル・ストリープ)に連れられて芸術の都・パリに滞在していたエイミー。表向きは幼い頃からの夢だった“画家”になるための勉強でしたが、本当の目的は“マーチ家を養えるくらいの裕福な夫を探す”こと。もちろん、最初は本当に自分の夢を叶えようと努力していたエイミーでしたが、画家を目指して勉強を進めるほど、小説家を目指す姉・ジョー(シアーシャ・ローナン)と自分との才能の違いを目の当たりにすることに。画家を諦め、家族を養うための夫探しに本腰を入れるようになっていた彼女と偶然再会したのが、同じくパリに長期旅行に来ていた、マサチューセッツで隣の家に住む資産家の息子・ローリーでした。

「お金持ちとの結婚はやましい動機だっていうの?」「女には他に道がないの」「女の稼ぎで家族を養うなんて無理」「女にとって結婚は経済問題なのよ」──まるで自分に言い聞かせるように繰り返すエイミー。「愛があるなら問題ない」とロマンチックに理想を述べるローリーに対し、「あなたと私の現実は違うの」と苦しげな本音を告白します。

耳障りな声でいたずら好きで、ジョー以上にマーチ姉妹の中で色々なことをやらかすエイミーは、多くの人にとって、昔から議論の的でした。しかし、本作の製作プロデューサーのエイミー・パスカルは、「この作品のエイミーの肖像は、今までとはかなり違うもの。自分の欲しいものがしっかりわかっていて、芸術家になりたいけれど、自分は素晴らしい芸術家ではないと納得している。このエイミーは、もちろん頑固だけど、とても賢くて立派よ」と説明。

今までとは違う“エイミー像”を演じたフローレンス・ピューも、「エイミーはいつも、いたずらっ子で恋愛やお金持ちを夢見る、甘やかされた子として知られていた」「だけど、私が興味を持った(本作の)エイミーは、いつも最高の自分でいるために情熱を燃やしているの。彼女はそれができないくらいなら、何もしない。グレタ・ガーウィグ監督の脚本に私がすぐに恋に落ちたのは、エイミーの自分の輝きのための探求や、失敗した時の彼女の人間らしさが描かれていたから。もしかしたら、私たちはみんなジョーよりエイミーに近いのかも」と、その想いを明かしています。

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『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(原題:Little Women)

19世紀、アメリカ、マサチューセッツ州ボストン。マーチ家の四姉妹メグ、ジョー、ベス、エイミー。情熱家で、自分を曲げられないため周りとぶつかってばかりの次女ジョー(シアーシャ・ローナン)は、小説家を目指し、執筆に励む日々。自分とは正反対の控えめで美しい姉メグ(エマ・ワトソン)が大好きで、病弱な妹ベス(エリザ・スカレン)を我が子のように溺愛するが、オシャレにしか興味がない美人の妹エイミー(フローレンス・ピュー)とはケンカが絶えない。この個性豊かな姉妹の中で、ジョーは小説家としての成功を夢見ている。ある日ジョーは、資産家のローレンス家の一人息子であるローリー(ティモシー・シャラメ)にダンスパーティーで出会う。ローリーの飾らない性格に、徐々に心惹かれていくジョー。しかしローリーからプロポーズされるも、結婚をして家に入ることで小説家になる夢が消えてしまうと信じるジョーは、「私は結婚できない。あなたはいつかきっと、もっと素敵な人と出会う」とローリーに告げる。自分の選択でありながらも、心に一抹の寂しさを抱えながらジョーは小説家として自立するため、ニューヨークに渡る──。

監督・脚本/グレタ・ガーウィグ
原作/ルイーザ・メイ・オルコット
出演/シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、エマ・ワトソン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープ
全米公開/2019年12月25日

日本公開/2020年6月12日(金)全国順次ロードショー
配給/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント