News

2020.05.27 9:00

『ひまわり 50周年HDレストア版』新公開日が6月1日に決定!夏木マリら著名人よりコメントも到着

  • Fan's Voice Staff

イタリアを代表する名優ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが競演した不朽の名作『ひまわり』の「50周年HDレストア版」が、6月1日(月)より全国順次公開されることが決定しました。公開日は当初は5月1日の予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期されていました。

『ひまわり』は、『靴みがき』(46年)、『自転車泥棒』(48年)などで知られるネオレアリズモの名匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督が、互いに思いながらも戦争によって引き裂かれた夫婦の姿を、ヘンリー・マンシーニによるあまりにも有名なテーマ曲に乗せて描き出す悲しき愛の物語。

1970年、ハリウッド大作がひしめく中で公開された本作は、当時イタリア映画として異例の大ヒットを遂げ、同年の日本洋画興行ランキングで5位を記録。以来、何度も劇場公開され、その度に映画ファンの心をつかんできました。イタリア本国でもオリジナルネガが消失しておりポジフィルムしか存在しない本作は、2011年、2015年に続き今回3回目の修復を日本で行い、現時点で世界最高の状態となってスクリーンに帰ってきます。

なお一部劇場では、ヴィットリオ・デ・シーカ監督のすべてを描いたドキュメンタリー映画『ヴィットリオ・D』(日本未公開)の本編DVDが、入場者特典として先着1,000名様にプレゼントされます。『ひまわり』にまつわる秘話はもちろん、クリント・イーストウッドやウディ・アレン、マイク・リー、ケン・ローチなど著名な監督たちが出演し、世界中から尊敬を集める彼の創作の秘密に迫る必見作です。

HDレストア版公開に際して、以前から『ひまわり』の大ファンだという著名人からコメントが到着しました(敬称略・順不同)。

夏木マリ
これまで何度か修復された名画
私も何度観たことだろう

ラストはいつも涙…….

V.デシーカ、ソフィア.ローレン、M.マストロヤンニ、H.マンシーニの顔ぶれは
圧巻であり、何時も愛と事実と平和を教えられる

今回のHDレストア版が待ち遠しい……

井上順(俳優・エンタテイナー)
情熱の魂、ソフィア・ローレンと哀愁たっぷりマストロヤンニが帰ってきた!!
切なくも甘い、レトロな愛にまたしても しびれた。
”Viva, ソフィア&マルチェロ”

仮屋崎省吾(華道家)
見はるかす輝くばかりのひまわり畑
ヘンリー・マンシーニの哀愁に満ちた旋律に思わず心はわしづかみにされる
愛という希望と戦争という絶望 時代を超越して燦然と輝く映画史上最高の金字塔が、今、新鮮さをもって甦った
さぁ、見逃してはならぬ

桂由美(ファッションデザイナー)
ソフィア・ローレンがひたむきに一人の男を愛する女の美しさを見事に演じています。
ニューヨークでのインタビューで彼女が私に語った「愛があれば何でも出来る」の一言が今懐かしく想い出されます。

==

『ひまわり 50周年HDレストア版』

第二次世界大戦下のイタリア。ジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、美しいナポリの海岸で恋におち、結婚する。その後、アントニオは厳しいソ連の最前線に送られ行方不明になってしまうが、ジョバンナは何年経っても戻らない夫のことを生きていると信じて疑わない。終戦後、手がかりもないままアントニオを探しに単身ソ連へ渡るジョバンナ。しかし、広大なひまわり畑の果てに待っていたのは、少女のように可憐なロシア人女性マーシャ(リュドミラ・サベーリエワ)と結婚し、子供にも恵まれた幸せなアントニオの姿だった。すべてを察したジョバンナは、よろめく足どりのまま1人イタリアへ帰る。心にぽっかり穴が空いてしまった日々を送るジョバンナ。そんな時、突然アントニオが彼女の元を訪れる。心揺れ動くなか、彼女は運命の決断を下す…。

出演/ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ、リュドミラ・サベーリエワ
監督/ヴィットリオ・デ・シーカ
制作/カルロ・ポンティ
撮影/ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽/ヘンリー・マンシーニ
1970年/イタリア/原題:I girasoli/ビスタサイズ/107分/モノラル2.0ch

日本公開/2020年6月1日(月)より全国順次公開
提供/メダリオンメディア
配給/アンプラグド 
© 1970 – COMPAGNIA CINEMATOGRAFICA CHAMPION(IT) – FILMS CONCORDIA(FR) – SURF FILM SRL, ALL RIGHTS RESERVED.