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2020.05.20 12:00

『パラサイト 半地下の家族』IMAX版、モノクロ版の日本公開決定!

  • Fan's Voice Staff

第92回アカデミー賞で外国語映画初の作品賞を受賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4冠に輝いたポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』が、IMAXとモノクロVer.で劇場公開されることが決定!新たに2種類のポスタービジュアルとモノクロVer.の予告編がお披露目されました。公開日は劇場再開後に向けて調整中です。

IMAX上映は、北米ではオスカー獲得後の2月に1週間限定の上映が行われており、映画ファンの間でも話題となっていましたが、遂に日本での上映が実現。IMAX仕様にあわせるため、デジタルリマスターされた映像は、臨場感がより際立ち、映画の吸引力を濃厚に感じられる映像体験が劇場で楽しめます。

映画ファンは垂涎モノの、ひと味違った感覚で本作を堪能できるモノクロVer.は、オリジナルのカラーVer.(通常版)がカンヌ国際映画祭でお披露目をされる前に制作されていました。

モノクロVer.制作の理由についてポン監督は「黒澤明、ジャン・ルノワール、ジョン・フォード、アルフレッド・ヒッチコックなど偉大な監督たちのフィルモグラフィーには、モノクロ映画の時代とカラー映画の時代とがありますが、私たちの世代はモノクロ映画を作る機会がありませんでした。自分もクラシックの仲間入りをしてみたいという夢を、最新のデジタル技術のおかげで実現することができました」と語っています。

モノクロVer.をこれから観る観客に向けて監督は、「同じ映画がモノクロになることで、鑑賞体験がどれだけ変わるものか、面白く感じていただけると思います。私は今まで二度このバージョンを観ていますが、初めは寓話のように感じられ、まるで昔の物語を見ているかのような不思議な感覚になりました。二度目は、映画がより現実的で鋭く感じられ、まるで刃物で切りつけられるかのようでした。俳優たちの演技がさらに際立ち、より登場人物を中心に映画が展開しているようにも思えました。観客のみなさんが、カラー版の鑑賞体験と比較しご自身の『パラサイト』モノクロ版の鑑賞方法を見つけてくれたら嬉しいです」と、自身の感想と併せてメッセージを送りました。

1月10日(金)に日本公開された本作は、アカデミー賞受賞を受けその勢いが増し、国内観客動員数は330万人を超え、興行収入は45.5億円を突破。韓国映画として国内興行収入1位の記録を塗り替えただけではなく、『グリーンブック』(21.6億円)、『ラ・ラ・ランド』(44.2億円)など、近年のアカデミー賞受賞で大きな話題となった作品を上回る、社会現象ともいえる大きな盛り上がりを見せました。

視覚的な変化は勿論、映画のキーワードとなる「におい」までも、より強く画面から感じられそうな貴重なモノクロVer.の上映、そして圧倒的な臨場感を味わえるIMAX上映。自宅ではなく劇場だからこそ楽しめる、新たな『パラサイト 半地下の家族』をスクリーンで体感出来る日が、待ち遠しいものです。

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『パラサイト 半地下の家族』(英題:Parasite)

全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく──。

出演/ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン
監督・共同脚本/ポン・ジュノ
撮影/ホン・ギョンピョ
音楽/チョン・ジェイル 
2019年/韓国/132 分/2.35:1/原題:Gisaengchung/PG-12

日本公開/2019年12月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田にて先行公開|2020年1月10日(金)、TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー!
配給/ビターズ・エンド
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