ペドロ・アルモドバル監督『ペイン・アンド・グローリー』日本版予告編が解禁
- Fan's Voice Staff
スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督による第92回アカデミー賞国際長編映画部門ノミネート作『ペイン・アンド・グローリー』の日本版予告編が解禁されました。
監督自身のキャリアにおける葛藤も含め自伝的なところも描かれている本作。アントニオ・バンデラスが主人公の映画監督役を演じ、今までにない繊細な演技で新境地を開拓。キャリア最高の演技と称され、第72回カンヌ国際映画祭では主演男優賞を初受賞しました。さらにアルモドバルのミューズ、ペネロペ・クルスも出演。スペインの日差しの下で献身的に息子を育て、家族を明るく支える母親役を演じています。
創作意欲も果て、「ただ生きてる」と孤独の中に深く潜り込む映画監督のサルバドール(アントニオ・バンデラス)。幼い頃の記憶に残る、太陽光の降りそそぐ白い岩肌の洞窟の家での生活と、貧しくてもたくましく生きる美しい母の横顔。現実と回想を行き来しながら、過去の“痛み”との再会を経て、もう一度生きる力を呼び覚まそうとします。そして新たに彼の心に訪れたものとは──。
予告にも流れる、イタリアの人気女性シンガーのミーナがドラマティックに歌う「Come sinfonia」は、本編では幼少時代の水彩画のスケッチシーン全体に流れます。アルモドバル監督は「ミーナの存在感は私を感動させてくれる芸術家であり、家族のような存在。そしてこの曲は1960年代の上品さ、何もすることのない楽しい夏の感覚を表現している」と述べています。
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『ペイン・アンド・グローリー』(英題:Pain and Glory)
脚本・監督/ペドロ・アルモドバル
出演/アントニオ・バンデラス、アシエル・エチェアンディア、レオナルド・スバラーリャ、ノラ・ナバス、フリエタ・セラーノ、ペネロペ・クルス
2019/スペイン/スペイン語/113分/5.1ch/カラー/アメリカンビスタ/原題:Dolor y Gloria/字幕翻訳/松浦美奈/R15+
日本公開/2020年初夏、TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマ他全国ロードショー
配給/キノフィルムズ/木下グループ
公式サイト
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