News

2020.03.06 12:00

『ハニーランド 永遠の谷』日本版予告編が解禁

  • Fan's Voice Staff

北マケドニアに暮らす自然養蜂家を追った驚異のドキュメンタリー『ハニーランド 永遠の谷』の日本版予告編が公開されました。

ギリシャの北に位置する北マケドニアの首都スコピエから20キロほど離れた、電気も水道もない故郷の谷で、寝たきりの盲目の老母と暮らすヨーロッパ最後の自然養蜂家のハティツェ。「半分はじぶんに、半分はあなたに」──それが持続可能な生活と自然を守るための信条です。3年の歳月と400時間以上の撮影から生み出されたのは、人間の、自然の、存在の崇高さと美しさに満ちた、悲しくも感動的な希望の物語。

予告編冒頭では、北マケドニアの美しく厳しい自然と、ハティツェの日常が映し出されます。岩壁に作られた蜂たちの巣から、巣蜜を取り出し、必要な分だけを切り出す。自然と調和された、母と犬との穏やかな暮らし。そんな日常のバランスは、突如トレーラーで押し寄せた見知らぬ家族の定住により、崩れ始めます。「どうしてここを離れないの?」と尋ねられるハティツェ。その答えとは──。

『ハニーランド 永遠の谷』は、昨年のサンダンス映画祭ではグランプリを含む最多3冠、全米映画批評家協会賞やニューヨーク映画批評家協会賞でも最優秀ノンフィクション賞を受賞するなど、これまでに各国の映画祭で30以上の受賞。「古来からの真実にあふれている」(ニューヨーカー)、「愛おしい心のこもった映画」(ロサンゼルス・タイムズ)、「映画は静かだが、力強い方法であなたに忍び寄る」(ワシントン・ポスト)、「悲しくも打ち震える物語」(ニューヨーク・タイムズ)など、アメリカの有力メディアから絶賛を浴び、第92回アカデミー賞では、ドキュメンタリー映画賞と国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)に、史上初めて同時ノミネートされました。

==

『ハニーランド 永遠の谷』(原題:Honeyland)

監督/リューボ・ステファノフ、タマラ・コテフスカ
2019年/北マケドニア映画/トルコ語・マケドニア語・セルビアクロアチア語/86分/1.85:1/字幕:林かんな

日本公開/2020年春 アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
配給/オンリー・ハーツ
©2019, Trice Films & Apollo Media