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2020.03.05 8:00

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』2020年10月9日に日本公開決定!

  • Fan's Voice Staff

韓国で社会現象を巻き起こした大ベストセラー小説を原作とした映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が10月9日(金)より全国公開されることが決定しました。

結婚を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン(チョン・ユミ)。常に誰かの母であり妻である彼女は、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがありました。「疲れているだけ、大丈夫」。そう夫のデヒョン(コン・ユ)にも自分にも言い聞かせる彼女でしたが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をするようになります。その時の記憶はすっぽりと抜け落ちている妻に、デヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず、ひとり精神科医に相談に行きますが、本人が来ないことには何も改善することはできないと言われてしまいます。なぜ彼女の心は壊れてしまったのか。少女時代から社会人になり現在に至るまでの彼女の人生を通して、見えてくるものとは──。

韓国で130万部を突破した原作小説は、日本でも翻訳本が2018年12月に刊行されるとたちまち共感の声が広がり、発売2日目にして重版が決定。大型書店で品切れが続出し、15万部突破&2019年上半期<海外文学>堂々の第1位を記録した話題作です。「韓国の82年生まれの女性で最も多い名前」である”ジヨン”という名を持つ平凡な女性の、少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通し、韓国のジェンダー意識に関わる現代史や社会問題を織り交ぜながら、女性が負う重圧と生き辛さを映し出しています。

映画化による期待を一身に背負ったのは、2011年に映画『トガニ 幼き瞳の告発』、2016年に1156万人の観客を動員したパニック映画の大作『新感染 ファイナル・エクスプレス』と、ヒット作での共演が続くチョン・ユミとコン・ユの2人。3度目の共演にして初の夫婦役に挑戦し、共感を呼び起こす繊細な感情の演技を披露しています。

監督は、短編映画で注目され、本作が長編デビュー作となるキム・ドヨン。自身も2人の子を持つ母である彼女の繊細な演出は、現代女性の生きづらさを描いた原作をの持つメッセージを大切にしながらも、映画としての「物語」の強さで観客を引き込み、すべての人たちの心を震わせる物語に見事に昇華させました。

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『82年生まれ、キム・ジヨン』(原題:82년생 김지영)

監督/キム・ドヨン
出演/チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン 
原作/「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ著、斎藤真理子訳(筑摩書房刊)
2019年/韓国/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/118分

日本公開/2020年10月9日(金)より 新宿ピカデリー他 全国ロードショー 
配給:クロックワークス
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