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2020.02.20 12:00

『1917 命をかけた伝令』未解禁メイキングを含む10分越えの特別映像が公開!

  • Fan's Voice Staff

本年度アカデミー賞にて撮影賞など3部門で受賞した名匠サム・メンデス監督最新作『1917 命をかけた伝令』の未解禁メイキング映像を含む10分越えの特別映像が公開されました。

約11分間に及ぶ本映像は、第一次世界大戦を体験した祖父の話をきっかけに初の脚本執筆に挑んだというサム・メンデス監督による本作の題材・ストーリー、そして長回し撮影という技法を選んだ想いについて明かすところから始まります。さらに、キャストの動きが重要な独特な撮影となる本作の主演に大抜擢された、ジョージ・マッケイとディーン=チャールズ・チャップマンが登場。マッケイが「舞台の芝居と同じ。間違えたとしても演じ続けなきゃならない」、チャップマンが「実際に台詞が被ることもあった」と明かすように、トラブルが起きても芝居と撮影を続行したという、長回し撮影ならではのエピソードを語っています。また、本年度アカデミー賞で撮影賞を受賞した巨匠ロジャー・ディーキンスが、自身の撮影にかけたポリシーについて熱く語る姿も映し出されていきます。

ロジャー・ディーキンス(撮影監督)、サム・メンデス監督

メイキング映像では、ディーキンスが実際にカメラを覗いて撮影する様子や、サム・メンデス監督ともにロケーションをみながら打ち合わせを重ねたり、マッケイやチャップマンも加わり美術セットも仕上がっていない平地の状態のロケ地でリハーサルに打ち込む姿、またマッケイがスタントを使わずに自ら激流に飛び込んだり、砂の塊が容赦なく舞う戦場を駆け抜けるという身体を張ったアクションに挑む姿のほか、『007 スペクター』や『007 スカイフォール』で活躍したデニス・ガスナー率いる美術チームが史実に忠実な塹壕や廃墟を作り上げ、照明チームがロジャーの監修の元で夜間シーンの撮影に試行錯誤する様子なども映し出されています。サム・メンデス監督、ロジャー・ディーキンス、主演キャストの2人はもちろん、本作に参加したすべてのクルーが、”リアルタイムで物語を描く”ことを徹底的に追求して、本作の制作に挑んだことがひしひしと伝わる濃厚な映像となっています。

サム・メンデス監督、ディーン=チャールズ・チャップマン、ジョージ・マッケイ

見どころたっぷりの映像の終わりでは、ディーキンスが「実際にスクリーンで観て、ワンカット撮影の世界と、その撮影技術を堪能してほしい」と自身が生み出した”ワンカット映像”に自信を覗かせ、サム・メンデスが「”ワンカットで撮影する”そう決めた覚悟が重要なんだ。それが観客の心に響く作品に結実すればこんなに嬉しいことはないね」と締めくくっています。

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『1917 命をかけた伝令』(原題:1917)

監督/サム・メンデス
脚本/サム・メンデス、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
製作/サム・メンデス、ピッパ・ハリス
出演/ジョージ・マッケイ、ディーン・チャールズ=チャップマン、ベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロング、ほか
全米公開/2019年12月25日、上映時間/119分

日本公開/2020年2月14日(金)、全国ロードショー
配給/東宝東和
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