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2020.01.16 8:00

ピーター・ジャクソン監督最新作『彼らは生きていた』新場面写真5点が一挙解禁

  • Fan's Voice Staff

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどで知られる名匠ピーター・ジャクソンの最新監督作『彼らは生きていた』の新場面写真5点が一挙解禁されました。

第一次世界大戦の終戦から100年を迎えイギリスで行われた芸術プログラム「14-18 NOW」と、帝国戦争博物館による共同制作の本作は、同博物館に保存されている記録映像を、ピーター・ジャクソン監督が再構築したドキュメンタリー映画です。

2200時間以上あるモノクロ、無音、経年劣化が激しく不鮮明だった100年前の記録映像に、修復、着色、3D化という3段階の作業を400人以上のアーティストを動員し実施。修復作業には、バラバラのスピードで撮影されていた古い映像を現代の24フレームに修正するため、足りないフレームを作成するなど、今までにない最新のデジタル技術が施されています。また、大戦当時は録音技術がなかったため、BBCが所有していた600時間以上ある退役軍人たちのインタビュー音声や、兵士たちが話す口の動きを読唇術のプロが解析した言葉や効果音を追加。完成作はまるでジャクソン監督に魔法をかけられ、命を吹き込まれたかのようです。

新場面写真では、金色の装飾が施されたドイツ軍のヘルメットをかぶって戯けるイギリス兵らの姿などが捉えられています。

なお、2月14日(金)に日本公開されるサム・メンデス監督『1917 命をかけた伝令』は、本年度アカデミー賞10部門ノミネートで注目を浴びていますが、主演ジョージ・マッケイと共にイギリス兵を演じたディーン・チャールズ・チャップマンは「役作りのために『彼らは生きていた』を見て、指輪(『1917』で小道具として登場)をつけた」と語っています

遠い過去の話としてしかとらえていなかった第一次世界大戦の戦場が、生々しくスクリーンに蘇り、普通の青年たちが浮かび上がってくるような感覚になる奇跡のような映画『彼らは生きていた』は1月25日(土)公開。

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『彼らは生きていた』(原題:They Shall Not Grow Old)

製作・監督/ピーター・ジャクソン
2018年/イギリス・ニュージーランド/英語/パートカラー/シネスコ/5.1ch/99分/R15+

日本公開/2020年1月25日シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
配給/アンプラグド
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