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2020.01.09 18:13

※募集終了【1月21日開催】『彼らは生きていた』Fan’s Voice独占試写会 参加者募集

  • Fan's Voice Staff

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどで知られる名匠ピーター・ジャクソンの最新監督作『彼らは生きていた』が、2020年1月25日(土)に緊急公開されます。

第一次世界大戦の終戦から100年を迎えイギリスで行われた芸術プログラム「14-18 NOW」と、帝国戦争博物館による共同制作の本作は、同博物館に保存されている記録映像を再構築することで誕生したドキュメンタリー映画です。

ピ-ター・ジャクソン監督は、2,200時間以上あるモノクロ、無音、経年劣化が激しく不鮮明だった100年前の記録映像に、400人以上のアーティストを動員し、修復、着色、3D化という3段階の作業を実施。カラー化は、アメリカのスタジオ「ステレオD」にてを行い、1秒13フレームや16フレームなどバラバラなスピードで撮影されていた当時の映像を現在の24フレームに修正し、フィルムの無数の傷をデジタルで修復するという、膨大な時間を要する長期間のプロジェクトになりました。

また1914年の大戦当時、映像は撮影できたものの、音声を録音する技術が無かったため、撮影当時の音声が残っていません。監督は、BBCに保管されていた、戦争後に収録された600時間に及ぶ約200人の退役軍人たちのインタビュー音声素材を使い、ナレーションとして映像と合わせました。さらに訛りのある英語を話せる人間たちから新たにセリフを収録し、限りなく戦争当時の兵士たちの音声を再現することに成功。ジャクソン監督は『ロード・オブ・ザ・リング』でも一緒に仕事をしたパーク・ロード・ポスト・プロダクションのスタッフとともに、兵士のセリフや、風の音、馬のひづめの音など、数十種類のサウンドトラックをショットに重ねました。

自身の祖父が第一次世界大戦の兵士だったこともあり、子供のころから大戦に関する本を読みふけっていたジャクソン監督は、ハリウッドの劇映画としてではなく、よりリアルな戦争記録映画製作としての企画に没頭したといいます。4年にわたる修復作業の結果、戦争召集の場面から、西部戦線の戦場、砲撃、つかの間の休息や食事の様子までも盛り込まれており、死と隣り合わせの状況でも笑顔を見せる兵士の姿が印象的です。

突撃の様子、迫力ある爆撃、塹壕から飛び出す少年兵たち、戦死した仲間を埋葬するシーンなどの映像は、モノクロからカラーに変わったとたん、100年前の映像と思えないほど豊かな表情と戦場の緊迫感にあふれ、観る者に迫ってきます。これまで、遠い過去の話のように捉えられていた第一次世界大戦の戦場が、監督のイマジネーションと最先端のレストア技術によって、身近に生々しくスクリーンに映し出され、これぞまさに“映画の力”というべき、画期的な戦争映画が完成しました。

近年、各国で古い映像をカラー化する試みは行われていますが、アカデミー賞監督を起用して、豊富なイマジネーション、細部に徹底的にこだわり、これほどの規模と緻密な作業でレストア作業を行った例はなく、その仕上がりは他の追随を許しません。完成作はまるでジャクソン監督に魔法をかけられ、命を吹き込まれたかのようです。

完成作を観たジャクソン監督は、「フィルム上の人々の人間性に心が打たれた。復元は、実際にそこにいた人たちの人間性を引き出すんだ。この映画がこの人々を再び僕たちの生活の中に連れ戻すと実感したんだ」と語っています。

『彼らは生きていた』は、英国アカデミー賞(BAFTA)で最優秀長編ドキュメンタリー賞にノミネート。米映画批評サイトRotten Tomatoesでは驚異の100%フレッシュを獲得(※記事掲出時)するなど、高い評価を受けています。

第一次世界大戦といえば、第77回ゴールデングローブ賞(2020年)作品賞(ドラマ部門)と監督賞をW受賞した今年の賞レースの大本命『1917 命をかけた伝令』で、サム・メンデス監督は前線におけるひとりの若い英国兵士の体験を”全編ワンカット映像”で没入感たっぷりに映し出しました。『彼らは生きていた』は、まさにそんな前線の若者たちひとりひとりの生声をリアルに映像化しており、2月14日(金)に日本公開される『1917 命をかけた伝令』観賞前には必見のドキュメンタリーでもあります。

日本公開に先駆け、1月21日(火)に都内で本作の試写会をFan’s Voice独占で開催します。参加ご希望の方は次の通りご応募ください。応募多数の場合は、抽選とさせていただきますのでご了承ください。

【応募方法】
次の3ステップを完了してください。
①「Fan’s Voice」公式Twitterアカウントをフォローする(@FansVoiceJP
②「Fan’s Voice」によるこちらのツイートをリツイート(RT)する
③下記応募フォームへ必要事項を記入・送信

【応募締切】
第一次締切:2020年1月11日(土)23時59分
第二次締切:2020年1月15日(水)23時59分

※第一次締切時点で、募集枠半数分の当選者を抽選にて決定します。残りの半数は、第二次締切時に抽選を行います。第一次締切の抽選で落選した方は、第二次締切時も抽選の対象とさせていただきます。

『彼らは生きていた』Fan’s Voice独占試写会
日時:2020年1月21日(火)18:45開場/19:00開映
会場:シアター・イメージフォーラム
会場住所:東京都渋谷区渋谷2-10-2
募集人数:90名(同伴なし;当選者のみ参加可)
※上映前もしくは後にトークイベントを実施予定
※上映時間:99分

【ご注意事項】
・ご当選者には上記締切日以降にメールでご連絡します。
・当選者ご本人さまのみご参加いただけます。同伴の方はご入場いただけません。
・ご応募は、日本在住の方に限らせていただきます。興行、配給および広告宣伝プロモーション、媒体従事者を含む業界関係者はご参加になれません。ほか応募内容に不明な点がある場合、不正行為が確認または疑われる場合は応募および当選を無効とすることがあります。
・20歳未満の方は保護者の同意を得てからご応募ください。15歳未満の方はご応募いただけません。
・上映中の写真撮影、動画撮影、録音行為はいかなる場合でも禁止いたします。
・試写室内での飲食はご遠慮ください。
・開映後の入場は、いかなる理由がございましてもお断りいたします。
・当選権は換金できません。当選権の譲渡・転売は禁止とさせていただきます。
・会場までの交通費及び個人的な飲食・宿泊費等は、当選者様ご自身のご負担となります。また、移動中及び会場内での事故等のトラブルについての責任は負いかねます。
・本イベントに応募される方は、本記事の記載事項および応募規約に同意されたものとみなします。
・その他、本イベントへのご参加にあたっては、主催者の指示及び会場のルールに従っていただきます。
・都合により、予告なくイベントが変更・中止となる場合があります。予めご了承ください。

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※スマートフォンからご応募される方で、入力中に画面が突然スクロールするなどの不具合が発生する場合は、こちらのページからご応募ください

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『彼らは生きていた』(原題:They Shall Not Grow Old)

製作・監督/ピーター・ジャクソン
2018年/イギリス・ニュージーランド/英語/パートカラー/シネスコ/5.1ch/99分/R15+

日本公開/2020年1月25日シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
配給/アンプラグド
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