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2019.12.26 8:00

アダム・ドライバーが陽気に歌って踊る『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』本編シーン映像が解禁

  • Fan's Voice Staff

構想30年を掛け、9回も企画が頓挫し、映画史上最も呪われた企画と謳われ第71回カンヌ国際映画祭のクロージングを飾り絶賛を受けた『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』より、アダム・ドライバーが陽気に歌って踊る本編シーン映像が解禁されました。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ではカイロ・レンを演じ、『マリッジ・ストーリー』ではゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中のアダム・ドライバー。彼が演じるトビーは、ドン・キホーテ(ジョナサン・プライス)との奇怪な旅路の最中に、学生時代に撮影した映画の主演女優アンジェリカと奇跡的な再会を果たします。しかし、アンジェリカがトビーのことを「妖術師(エンチャンター)なの」と誤解を招く発言をしたことにより、ドン・キホーテは血相を変え、妖術師を成敗すべくトビーに向けて剣を振るう!

唐突に命の危機に瀕してしまうトビーは、窮地を脱するべく「歌手(チャンター)」だと必死のアピール。さらに自分はコメディアンで歌手でもある“エディ・カンター”だと取り繕います。その証明として、トビーは高らかな歌声と陽気なステップによる命を懸けたステージを披露!まるで舞台に立つ大スターのようなコミカルなダンスで、見事ドン・キホーテの心をわしづかみに!ドン・キホーテも一緒に歌いだし、華麗なハーモニーを大自然に奏でます。

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』は、企画頓挫するあまり、『ロスト・イン・ラ・マンチャ』(03年)としてその過程がドキュメンタリー映画として上映された異色作。スランプに陥ったCM監督トビーが、10年前に撮影した映画『ドン・キホーテを殺した男』でドン・キホーテ役に抜擢した老人ハビエルと再会したことで、奇怪な旅路に巻き込まれていきます。

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『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』

仕事への情熱を失くしたCM監督のトビーは、スペインの田舎で撮影中のある日、謎めいた男からDVDを渡される。偶然か運命か、それはトビーが学生時代に監督し、賞に輝いた映画『ドン・キホーテを殺した男』だった。舞台となった村が程近いと知ったトビーはバイクを飛ばすが、映画のせいで人々は変わり果てていた。ドン・キホーテを演じた靴職人の老人ハビエルは、自分は本物の騎士だと信じ込み、清楚な少女だったアンジェリカは女優になると村を飛び出したのだ。トビーのことを忠実な従者のサンチョだと思い込んだ老人は、無理やりトビーを引き連れて、大冒険の旅へと出発するのだが──。

監督/テリー・ギリアム
出演/アダム・ドライバー、ジョナサン・プライス、ステラン・スカルスガルド、オルガ・キュリレンコ、ジョアナ・リベイロ、オスカル・ハエナダ、ジェイソン・ワトキンス、セルジ・ロペス、ロッシ・デ・パルマ、ホヴィク・ケウチケリアン、ジョルディ・モリャ
脚本/テリー・ギリアム、トニー・グリゾーニ
製作/マリエラ・ベスイェフシ、ヘラルド・エレーロ、エイミー・ギリアム
2018年/カラー/5.1ch/スペイン・ベルギー・フランス・イギリス・ポルトガル/スコープ/133分/日本語字幕:松浦美奈

日本公開/2020年1月24日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
配給/ショウゲート
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