【ネタバレ無し感想・評価】『THE UPSIDE/最強のふたり』大ヒットフランス映画のハリウッド版は元気が湧くほっこり感動作!
- Fan's Voice Staff
ほとんど無名のキャストにも関わらず、公開されるや否や、笑いと感動が口コミで広まり、本国フランスのみならず、世界中で大ヒットした『最強のふたり』。そのハリウッドリメイク版『THE UPSIDE/最強のふたり』も、全米ではオリジナル版を超える大ヒットを記録しています。本記事では、12月3日(火)に開催された本作のFan’s Voice限定試写会に参加した日本のファンの感想とともに、見どころを紹介します。
スラム街出身で無職、妻と息子にも見放されたデルは、首から下が麻痺し車椅子の生活を余儀なくされている大富豪フィリップの介護人として働くことになりました。秘書のイヴォンヌを始め周囲は、キャリアも教養もなくお調子者のデルを雇用することに反対します。ところが、お互いに一人の人間として接し刺激し合うふたりは、忘れていた充実した日々に満たされていきます。でもフィリップの心には、誰にも言えない秘密が。そんなある日、ふたりを揺るがす出来事が起きます──。
『THE UPSIDE/最強のふたり』は、全米公開時には初登場1位にランクイン。その後7週連続でトップ10入りの大ヒットを果たし、オリジナル版の200倍のオープニング成績を上げるという、驚愕の社会現象を巻き起こしました。
現代化されたハリウッド版も傑作!
2011年、フランスで映画興行No.1を獲得し、ヨーロッパ各国、そして日本でも大ヒットを記録した 『最強のふたり』。ハリウッドでリメイクされた本作では、すべてが真逆のふたりのギャップに笑い、まさかの友情が涙を誘う感動ストーリーはそのまま、ふたりが互いに影響を与えることでたどり着く〈人生のアップサイド〉とは何かを描き出します。
『THE UPSIDE/最強のふたり』@FansVoiceJP 独占試写会にて鑑賞してきました。オリジナル版が大好きなのでリメイクはどうかと思っていたのですがとても良かった。ハリウッド版ならではの笑いや現代に合わせたネタもありつつ、オリジナルへのリスペクトもある素晴らしい出来でした! #最強のふたり pic.twitter.com/vtGN6ftqcm
— 空丘 令 (@soraokarei) December 3, 2019
この物語は、実在のフィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴがその介護人であるアブデル・ヤスミン・セローとの交流を書いた書籍「Le second souffle」が元になっています。その後、ドキュメンタリーとなったこのふたりの友情は、やがて本国フランスでエリック・トレダノの脚本・監督のもとに映画化されました。ハリウッド版リメイクである本作は、同じ物語を原作としながらも、今日的なテーマやニューヨークならではの社会事情などに合わせてアップデートされ、オリジナル版とはまた別の楽しみがあります。
@FansVoiceJP 様の『THE UPSIDE/最強のふたり』試写会に行ってきました。フランス版よりオペラが多く、音楽に驚かされました!🎶また、現代の機械やアイディアが結構出てくるのでとても身近に感じました😊楽しくてハートフルな二時間でした💕
(the upside=悪い状況での良い面) pic.twitter.com/40bzvgMlwM— 😇 (@always_headache) December 3, 2019
人と人との絆の素晴らしさに、素直に感動する!
前科のあるデルは、とにかく職、あるいは失業保険を得るために必要な書類が欲しさに、フィリップの介護人応募の面接にやってきます。秘書のイヴォンヌは、いかにも教養がなさそうでガサツなデルを門前払いしようとしますが、フィリップは、彼の周りにはいないタイプのデルに興味を持ち、雇います。
『#THEUPSIDE/最強のふたり』を@FansVoiceJP試写会鑑賞。出会うはずのない2人の奇妙な友情を描いた物語。全く正反対な環境の2人だが、かけがいのない存在になっていく姿にぐっとくる。特にお互いの知らない世界を知って、それを体験しはまっていくことに、共感した。友情って改めていいもんだなぁ。 pic.twitter.com/Iz11Vww7qn
— 映画泥棒V2 (@mooovie) December 3, 2019
腫れ物に触るように接する周囲の人たちの気遣いに、息苦しさを感じながら生きてきたフィリップは、ときに無謀だけれど、率直なデルと接するうちに、心を開き、自らの秘密も明かします。生きる世界が違うふたりが出会って友情を育む、シンプルだけれど、ほっこりする良い話です。
先程、『THE UPSIDE/最強のふたり』Fan’s Voice独占試写会 @FansVoiceJP に参加させていただきました!
まったく違う環境で生きてきた2人だからこそお互いに寄り添いわかり合い成長し合える。
明日を生きる希望が生まれるサイコーに笑えてホッコリできる感動作でした!#最強のふたり #upside pic.twitter.com/fCLOWet9mw— KEᑎTᗩ ᗪOᗰᗩE (@ken_doh93) December 3, 2019
豪華スターキャストの演技合戦も見どころ
スラム街出身で妻や娘にも見放されつつある崖っぷちのデル。コメディアンとして高い人気を誇り、『ペット』や『ジュマンジ』シリーズなどで俳優としても活躍するケヴィン・ハートが演じています。大富豪フィリップを演じているのは、ブライアン・クランストン。TVドラマ『ブレイキング・バッド』で人気を獲得し、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた演技派です。ほとんど車椅子に座っているかベッドに横たわっているなど、動きの少ない難しい役柄を見事にこなしています。嫌味な富豪から、思いやりのある友人へ。その瞳の演技はまさに名演!
『THE UPSIDE/#最強のふたり』ハリウッド版は現代アートや最新テクノロジーが登場、名優B・クランストンの燻りように、N・キッドマンのアシストぶりetc.
ユーモアたっぷりに心に響く普遍的なテーマがより鮮やかに浮かび上がり、清々しい余韻が残ります☺️
生きてる限り手遅れなんてない⭐@fansvoicejp pic.twitter.com/BuaZWBZ6Hr— きゃも (@kyamokyamo) December 3, 2019
さらに、『めぐりあう時間たち』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したトップ女優ニコール・キッドマンも、フィリップの秘書イヴォンヌ役でアンサンブルに加わりました。
ゴージャスなイメージのあるニコールですが、本作では的確に仕事をこなす、信頼できる富豪の秘書という地味目の役に挑戦。社会人としての完璧さの裏に隠された、心の傷や優しさを覗かせるシーンは、オスカー女優の本領発揮といえるでしょう。
『THE UPSIDE -最強のふたり-』試写。事故で首下麻痺した大富豪と介護で雇われた前科持ちの黒人が織りなす感動作。舞台をパリからNYに移したハリウッド版ではストリート文化と紅一点ニコール・キッドマンがドラマチックな展開への強烈なアクセントとなっている。オススメ。@fansvoicejp #最強のふたり pic.twitter.com/QBU3Rqtdgn
— 東京メロスっ (@tokyomerosu) December 3, 2019
名曲に彩られたエンパワーメント・ムービー!
ハリウッドらしい明るさとエンターテイメント感を演出しているのが、音楽です。歌劇「トゥーランドット」のアリア「誰も寝てはならぬ」など、オペラ好きのフィリップが聞く歌曲。また、名曲「Think」などソウルの女王、アレサ・フランクリンの楽曲を随所に使っています。ハートに染みてくる音楽の力に後押しされて、元気が湧いていくるエンパワーメント・ムービーでもあります!
「UPSIDE 最強のふたり」試写会。前知識なくてもテンポのいい展開であっという間の2時間だった!10回笑って1回泣く感じwいい映画だったなー。アレサ・フランクリンの「Nessun Dorma」も素晴らしかった☆
12/20公開。オススメです。#最強のふたり@FansVoiceJP pic.twitter.com/7lH1H11j37— Do (@Do_TVXQ) December 4, 2019
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『THE UPSIDE/最強のふたり』(原題:The Upside)
スラム街出身で無職、妻と息子にも見放されたデルは、ハンディキャップを持つ大富豪フィリップの介護人として働くことになる。秘書のイヴォンヌを始め 周囲は、キャリアも教養もなくお調子者のデルに反対する。だが、お互いに一人の人間として接し、刺激し合うふたりは忘れていた充実した日々に満た されていく。しかしフィリップの心には、誰にも言えない秘密があった。そんなある日、ふたりを揺るがす出来事が起きてしまう。果たしてどん底だった彼ら は<人生のアップサイド>に辿り着けるのか?
監督/ニール・バーガー
出演/ケヴィン・ハート、ブライアン・クランストン、ニコール・キッドマン
アメリカ/125分/英語/カラー/字幕翻訳:稲田嵯裕里
日本公開/2019年12月20日(金)より全国ロードショー
配給/ショウゲート
配給協力/イオンエンターテイメント
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