News

2019.10.22 21:00

伝説のプロデューサー ジェリー・ブラッカイマーの手腕と信念に迫る

  • Fan's Voice Staff

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(13年)などで2度のアカデミー賞監督賞受賞を誇る巨匠アン・リーがメガホンを取り、『メン・イン・ブラック』シリーズや『アイ・アム・レジェンド』(07年)のウィル・スミス主演で贈る近未来アクションエンターテイメント『ジェミニマン』。そのプロデューサーを手掛けるのは、映画史に残る作品で世界をリードしてきたハリウッドのレジェンド、ジェリー・ブラッカイマーです。

43のアカデミー賞ノミネート、6つのオスカー受賞というとてつもないフィルモグラフィを誇るブラッカイマーは、『トップガン』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『アルマゲドン』 といった誰もが一度は耳にしたことがある大ヒットシリーズから、『タイタンズを忘れない』(00年)など映画ファンを唸らす名作まで至高のエンターテインメント作品を数多く生み出し、世界中の人々を虜にしてきた”伝説中の伝説”です。

作品クオリティへのこだわりはもちろんのこと、『バッドボーイズ』シリーズでウィル・スミスを一躍映画スターへと導いたように、素晴らしい才能を見出す慧眼にも定評のあるブラッカイマー。「僕は人に影響を与えるタイプかな。才能を見抜く才能は持っていると思います」と豪語しながらも、ハリウッドを代表するスターとなったウィル・スミスが『ジェミニマン』で見せた演技には「彼は最大の努力を注いで演技力を向上させてきました。若いクローンが泣いているシーンは、ウィルが本当に泣いているんです。あれはオスカーに値する演技ですよ。ウィルがそんなふうに成長していくのを目撃できたのは、素晴らしかったですね」と賛辞を贈っています。

『ジェミニマン』撮影風景

初プロデュースから実に半世紀にわたり、世界中を虜にし続けるブラッカイマー。来る2020年夏には、トム・クルーズ主演の伝説の作品『トップガン』(86年)の34年ぶりの続編が控えるなど、その勢いは衰えそうにありません。「僕は、観客に対して責任を負っているんです。観客に仕えている、ともいえます。観客がどう思うかを第一に考えているんです。『ジェミニマン』もテストスクリーニングをして、修正を入れました。全作品そうしています。誰もが足を運んで楽しめる作品にするためです。世界では色々な出来事が起こっているけれど、現実の生活の問題をあれこれ考えなくて済むように、せめて映画ではそれを吸い取りたいと思っています」と、映画作りにおける自身の確固たる信念を語っています。

アン・リー監督(左)

映画体験のさらなる極みを追い求めるブラッカイマーは、『ジェミニマン』では毎秒60フレームの最新3D映像<3D+ in HFR>を導入。「劇場(舞台)で役者を観るように、映画を観れるわけです。とてもビビッドで、鮮明で、まさに深い奥行きがあって、まるで一緒にシアターに座っているような気になれます。全く新しい方法で楽しめる体験。テレビで放映されるすべての良い映画や番組を後にして家から外に出るに値する、楽しむ体験です」と、新次元の映像体験の魅力を表現しています。

==

『ジェミニマン』(原題:Gemini Man)

監督/アン・リー
製作/ジェリー・ブラッカイマー
出演/ウィル・スミス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、クライブ・オーウェン、ベネディクト・ウォン
全米公開/2019年10月11日

日本公開/2019年10月25日(金)、全国ロードショー!
配給/東和ピクチャーズ
公式サイト
© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.