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2019.08.02 7:00

ヴィム・ヴェンダース監督『世界の涯ての鼓動』主演アリシア・ヴィキャンデルが語るインタビュー映像

  • Fan's Voice Staff

8月2日(金)に公開される名匠ヴィム・ヴェンダース監督による最新作『世界の涯ての鼓動』で、ジェームズ・マカヴォイと共に主演を務めるアリシア・ヴィキャンデルのインタビュー映像が到着しました。

『パリ、テキサス』(84年)、『ベルリン・天使の詩』(87年)など、映画史に残る傑作を世に送り出してきたヴェンダースが、ノルマンディーの海岸、人類の原風景のようなグリーンランドの広大な海、砂に包まれた峻厳な南ソマリアを舞台に描く本作。そのテーマは、「宗教と政治と科学と、そしてもちろん愛」。

ヴィキャンデルが演じるのは、グリーンランドの深海に潜り、地球上の生命の起源を解明する調査を行う生物数学者のダニー。「彼女はとても情熱的で自分の信条のためならどんなことでも貫き通す人。科学に対して揺るぎない信頼があって、生命の起源を探るべく研究を続けている。彼女は数学者だから、基本的には論理を重視する人物。だけどとても柔軟な発想から、人類が地球に出現した理由を考察することもできる」と、自身の役柄を説明しています。

ダニーはノルマンディーの海辺に佇むホテルで、MI6諜報員のジェームズ(ジェームズ・マカヴォイ)と出会い、わずか5日間で情熱的な恋に落ちます。ところが、それぞれの任務を抱える2人。ジェームズは爆弾テロを阻止する任務のため南ソマリアに潜入しますが、ジハード戦士に拘束されてしまいます。一方、ダニーの潜水艇も海底で操縦停止に。本作では、「2つの物語が同時進行しつつ、彼らの出会いの物語」が描かれていきます──。


                           
1988年、スウェーデン生まれのヴィキャンデルは、2002年のTVムービー『Min balsamerade mor(原題)』で女優デビュー。キーラ・ナイトレイ主演『アンナ・カレーニナ』(12年)やマッツ・ミケルセン共演の『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(12年)での演技が高く評価され、ガイ・リッチー監督『コードネーム U.N.C.L.E.』(15年)や、アレックス・ガーランド監督『エクス・マキナ』(15年)などの話題作に出演。エディ・レッドメイン主演『リリーのすべて』(15年)では、夫の変化に苦悩する妻を熱演し、アカデミー賞助演女優賞を受賞、瞬く間に世界にその名を広めました。

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『世界の涯ての鼓動』(原題:Submergence)

監督/ヴィム・ヴェンダース
出演/ジェームズ・マカヴォイ、アリシア・ヴィキャンデル
2017年/イギリス/英語・アラビア語/カラー/ビスタサイズ/DCP/5.1ch/112分/字幕翻訳:松浦美奈/映倫:G

日本公開/2019年8月2日(金)、TOHOシネマズシャンテ他にて全国順次公開  
配給/キノフィルムズ/木下グループ
公式サイト
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