是枝裕和監督『真実』第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品に決定
- Fan's Voice Staff
是枝裕和監督最新作『真実』が、8月28日(水)~9月7日(土)に開催される第76回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門のオープニング作品に決定しました。
昨年『万引き家族』でカンヌ国際映画祭の最高賞“パルムドール”を受賞した是枝監督。ヴェネチア国際映画祭には、1995年に監督デビュー作で金オゼッラ賞を受賞した『幻の光』、2017年にコンペティション部門に出品した福山雅治主演作『三度目の殺人』以来、3度目の参加となります。また、世界三大映画祭の中でも最古の歴史を持つヴェネチアのオープニング作品に、日本人監督が手掛ける作品が選ばれるのは、史上初の快挙となります。
『真実』は、『シェルブールの雨傘』(63年)のカトリーヌ・ドヌーヴをはじめ、『ポンヌフの恋人』(91年)のジュリエット・ビノシュ、アカデミー賞助演男優賞にもノミネートされた『6才のボクが、大人になるまで。』(14年)のイーサン・ホークなど、世界のトップ俳優陣を迎え、母と娘の間に隠された、ある「真実」を巡って物語が展開していく、是枝監督構想8年の渾身作にして初の国際共同製作作品です。
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『真実』(原題:La Vérité)
全ての始まりは、国民的大女優が出した【真実】という名の自伝本。
出版祝いに集まった家族たちは、綴られなかった母と娘の<真実>をやがて知ることになる──。
国民的大女優ファビエンヌが自伝本【真実】を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、テレビ俳優の娘婿ハンク、ふたりの娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書……お祝いと称して、集まった家族の気がかりはただ1つ。「一体彼女はなにを綴ったのか?」
そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く「真実」をも露わにしていき──。
監督・脚本・編集/是枝裕和
出演/カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホーク、リュディヴィーヌ・サニエ
撮影/エリック・ゴーティエ
日本公開/2019年10月11日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給/ギャガ
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