News

2019.06.18 10:00

インド映画歴代3位の大ヒット『シークレット・スーパースター』日本版予告編が公開

  • Fan's Voice Staff

『きっと、うまくいく』『ダンガル きっと、つよくなる』などの“インドの国宝”アーミル・カーンが製作・出演!壮絶な困難を乗り越え、夢を諦めない少女のドリーム・サクセスストーリーを描いたインド映画『シークレット・スーパースター』の日本版予告編が公開されました。

インシアは、歌うことが大好きで歌手を夢見るごく普通の少女。しかし権威的で厳格な父親はそれを許さず、誰よりもインシアの夢を応援しているインシアの母親も、夫を恐れてつい厳しい言葉をなげかけてしまいます。父親に内緒で母親からノートPCを買ってもらったインシアは、歌い続けたい一心でブルカをまとい、顔と身元を隠して自作の歌をYouTubeにアップ。“名もなきスター”の突然の出現は、メディアまで巻き込み大きな話題となり、喜びを隠せないインシア。ところがあることがきっかけで、宝物であるアコースティックギターを使えなくなってしまいます。

そんなある日インシアは、動画を見た落ち目の音楽プロデューサーのシャクティから、仕事のオファーを受けます。当初はどこかうさん臭さのあるシャクティでしたが、インシアの“本気の歌”に触れ、苦境に立たされていた彼女のためにひと肌脱ぐことに──。

インシア役を演じた、『ダンガル きっと、つよくなる』の若き天才女優ザイラー・ワシームは、夢をあきらめない等身大のティーンエイジャーの少女をみずみずしく表現。アーミルは助演に徹し、インシアのために一肌脱ぐことになる落ち目の音楽プロデューサーを怪演。『ダンガル』で父娘役で共演したふたりが、本作では文字通り“タッグ”を結んでいます。

アーミルが自身の元マネージャーによる脚本に惚れ込み出演・製作を買って出たという本作。手がける作品は商業的娯楽性と社会性を兼ね備え“インドの良心”とも呼ばれるアーミルは、「『シークレット・スーパースター』は女性の自立がテーマで、自分らしく生きる勇気を持つことを教えてくれる。『ダンガル きっと、つよくなる』とは表裏一体。2つの脚本で同じ問題を違った形で表現できたのはすごく幸運だった」と語っています。

インシアの様々な想いを象徴するのが自作の歌の数々。揺れる心や母親への想いなど等身大で胸を打つ珠玉の楽曲は、劇中音楽が重要視されるインドの映画賞でも高く評価されました。この映像でインシアが最初に投稿する“Main Kaun Hoon”は、国際インド映画アカデミー賞で女性プレイバックシンガー賞を受賞。インシアがレコーディングで披露する“Nachdi Phira”は、インシアのアイデアにより蘇ることになるシャクティがかつて作った名曲で、フィルムフェア賞で同賞を受賞という異例の快挙を果たしました。

本作は、今年日本でロングランヒットとなった『バジュランギおじさんと、小さな迷子』が記録していたインド映画としての世界興収記録を塗り替え、『ダンガル きっと、つよくなる』『バーフバリ 王の凱旋』に続くインド映画で歴代世界興収第3位を奪取しています(2019年4月現在)。

==

『シークレット・スーパースター』(原題:Secret Superstar)

PC買えない!ギターは壊される!
彼女にできることは、顔を隠してYouTubeに動画を上げること!?
14歳の少女インシア(ザイラー・ワシーム)のただ1つの夢はインド最大の音楽賞のステージで歌うこと。しかし厳しい父親は、叶わない夢に大反対。歌うことを禁じてしまう。そこで彼女は顔を隠して歌った動画をこっそりとYouTubeにアップ。彼女の歌声はたちまち大人気となり、その話題は若干落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマール(アーミル・カーン)との出会いをもたらすが・・・?

監督・脚本/アドヴェイト・チャンダン
出演/ザイラー・ワシーム、メヘル・ヴィジュ、アーミル・カーン、ほか
2017年/インド/ヒンディー語/シネマスコープ/5.1ch/150分/映倫:G

日本公開/2019年8月9日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
配給/フィルムランド、カラーバード 
公式サイト
© AAMIR KHAN PRODUCTIONS PRIVATE LIMITED 2017