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2019.05.23 9:00

マッテオ・ガローネ監督最新作『ドッグマン』日本版予告編が解禁!

  • Fan's Voice Staff

カンヌ国際映画祭で2度のグランプリを受賞したマッテオ・ガローネ監督最新作『ドッグマン』の日本版予告編が解禁されました。

予告編では、犬のトリミングサロン「ドッグマン」を経営する主人公マルチェロの平和な日常が、暴力的な友人シモーネによって次第に壊されていく様が切り取られています。娘と犬をこよなく愛する心優しいマルチェロは、シモーネの誘いも、仲間たちのシモーネ殺害計画にもNOと言い切ることができず、そんな彼の態度がやがて大きな事態へと繋がっていくことに。暴力に支配され不条理の穴に堕ちていくマルチェロの姿を見ている犬たちは、唯一の“目撃者”。人間の残酷さと滑稽さを見つめる彼らの視線が、映画の重要な役割を果たしています。

ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞、セザール賞の外国語映画賞にノミネートされ、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞7部門を獲得した『ゴモラ』(08年)と、同賞3部門を受賞した『リアリティー』(12年)で、カンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリに2度輝いた、イタリアの鬼才マッテオ・ガローネ。その唯一無二の世界観と映像、社会のダークサイドに斬り込むとともに、人間の弱さや愚かさを恐れることなく描く脚本で、今や他に並ぶ者のない映像作家としてリスペクトされる存在となりました。

主演を務めたマルチェロ・フォンテは、暴力に支配され抗えない主人公の姿を鬼気迫る演技で観客を圧倒し、昨年の第71回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を獲得。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では最多15部門にノミネートされ、作品賞、監督賞をはじめ最多となる9部門で受賞しました。

誰にでも訪れる可能性がある、人生の不条理を容赦なくあぶり出した問題作『ドッグマン』は8月23日(金)全国公開。

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『ドッグマン』(原題:Dogman)

イタリアのさびれた海辺の町。娘と犬をこよなく愛する温厚で小心者のマルチェロは、質素ながらも「ドッグマン」という犬のトリミングサロンを経営し、気のおけない仲間との食事やサッカーを楽しむ日々を送っている。だが一方で、その穏やかな生活をおびやかす暴力的な友人シモーネとの従属的な関係から抜け出せずにいた。ある日、シモーネから持ち掛けられた儲け話を断りきれなかったマルチェロは、その代償として仲間たちの信用とサロンの顧客を失ってしまう。娘とも自由に会えなくなったマルチェロは、元の幸せだった自分の日常を取り戻すためにある行動に出るが──。

監督/マッテオ・ガローネ
出演/マルチェロ・フォンテ、エドアルド・ペッシェ、アダモ・ディオジーニ
2018年/イタリア、フランス/イタリア語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/1時間43分/PG12/字幕翻訳:石井美智子

日本公開/2019年8月23日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
配給/キノフィルムズ/木下グループ
公式サイト
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