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2019.05.22 7:36

タランティーノ最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』最新予告編が公開!

  • Fan's Voice Staff

クエンティン・タランティーノ9作目の長編監督作となる最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の最新予告が解禁されました。

舞台は1969年のロサンゼルス。ハリウッド黄金時代の最後の瞬間を、タランティーノ製作、脚本、監督で描いた本作は、タランティーノが、実際に自分が育った当時のハリウッド、そしていまや失われてしまったハリウッドを、郷愁とリスペクトを込め、5年の歳月を費やして脚本執筆したという作品です。

現在開催中の第72回カンヌ映画祭のコンペティション部門に選出されている本作。今回の予告は、カンヌ現地時間5月21日(火)にワールドプレミアされたのにあわせて解禁されたもので、タランティーノがこだわりぬいて再現した1969年当時の音楽と色彩、そしてハリウッドの街並みを背景に、秘密のヴェールに包まれていたストーリーが垣間見れるものとなっています。

レオナルド・ディカプリオ

予告映像は、俳優として再び栄光を取り戻そうとしている落ち目の俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と、長年彼のスタントマンを務めているクリフ・ブース(ブラッド・ピット)が、アル・パチーノ扮するハリウッドの大物シュワルツにバーで会うところからスタート。

リックが映画撮影中、トレーラーの中で毒づくシーンでは、その傍らでクリフが軽口をたたきながらも彼を励ますなど、ふたりの絆も垣間見られます。

ブラッド・ピット

スタントマンという役柄だけに、50代とは思えないブラッド・ピットとブルース・リー役のマイク・モーとののアクション・シーン、さらには当時の実在の映画のポスターやパロディなど、映画ファンにはたまらないシーンも盛りだくさん。

そして、60年代のファッションに身を包んだマーゴット・ロビーが「私はシャロン・テート」とつぶやくシーン。ロマン・ポランスキー監督の当時の妻だったシャロン・テートがどのようにふたりに絡んでくるのかも楽しみです。

最後には「この街では─何もかもが一瞬で変わってしまう」という意味深なリックのセリフ。一夜にしてスターを生む出す一方、残酷なまでの惨劇も生まれ得るというハリウッドの光と影を暗示しているかのようです。

タランティーノは1994年に『パルプ・フィクション』でカンヌでパルムドールを受賞し、2004年には同映画祭の審査員長を務めていますが、コンペ部門出品は『イングロリアス・バスターズ』(09年)以来10年ぶり。25年ぶりに再びパルムドール受賞なるか、大いに注目されています。

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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(原題:Once Upon a Time in Hollywood)

監督・脚本/クエンティン・タランティーノ
キャスト/レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ジェームズ・マースデン、ほか

日本公開/2019年8月30日(金)全国ロードショー
配給/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント