ジム・ジャームッシュの新作ゾンビ映画『The Dead Don’t Die』2020年春日本公開決定

Fan's Voice Staff

第72回カンヌ国際映画祭オープニング作品＆コンペティション部門出品、鬼才ジム・ジャームッシュ監督3年ぶりの新作『The Dead Don’t Die（原題）』が、2020年の春に全国公開されることが決定しました。

左より）ビル・マーレイ、クロエ・セヴィニー、アダム・ドライバー

アメリカの田舎町センターヴィル。3人だけの警察署で働くロバートソン保安官（ビル・マーレイ）とピーターソン保安官代理（アダム・ドライバー）は、いつもの他愛のない住人のトラブルの対応に追われていたが、突如、街にゾンビが出現しだし、思わぬ事態に巻き込まれていく……。

長年インディペンデント映画界に君臨するジム・ジャームッシュが、ついにゾンビ映画を手掛けたことで話題の本作。キャストには、『パターソン』に続きアダム・ドライバー、ジャームッシュ監督と3度目のタッグとなるビル・マーレイほか、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツ、セレーナ・ゴメス、ダニー・グローバー、イギー・ポップ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズら、常連組から注目の若手まで、豪華な顔ぶれが集結しました。

ティルダ・スウィントン

イギー・ポップ

本作は、現地時間5月14日に開幕した第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、オープニング作品として上映されたほか、フランスではカンヌ初日と同日公開されました。

カンヌ国際映画祭の常連でもあるジャームッシュ監督は、これまでに『ストレンジャー・ザン・パラダイス』（84年）がカメラドール（新人監督賞）、『コーヒー＆シガレッツ』（03年）が短編部門のパルムドールを受賞、『ブロークン・フラワーズ』（05年）がグランプリ、その他『ダウン・バイ・ロー』（86年）『ミステリー・トレイン』（89年）、『デッドマン』（95年）、『ゴースト・ドッグ』（99年）、『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』（13年）、『パターソン』（16年）がコンペティション部門に、オムニバス『10ミニッツ・オールダー　人生のメビウス』（02年）が「ある視点」部門に出品されています。異色のゾンビ映画で、ついにパルムドールを手にするのか注目されます。

第72回カンヌ国際映画祭の授賞式は現地時間5月25日（土）に開催されます。

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