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2019.05.09 11:00

『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』レイフ・ファインズの監督姿に迫る!メイキング映像が公開

  • Fan's Voice Staff

伝説ダンサー、ルドルフ・ヌレエフの半生をレイフ・ファインズが映画化した『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』のメイキング映像が公開されました。

『ハリー・ポッター』シリーズでのヴォルデモート役をはじめ、『シンドラーのリスト』、『グランド・ブタペスト・ホテル』など数々の名作の出演で知られるレイフ・ファインズが、構想20年を経て満を持して発表した本作は、ソビエト出身の伝説のダンサー、ルドルフ・ヌレエフの若き日からパリでの亡命にいたるまでを映像化。世界三大バレエ団で活躍し、バレエ史に燦然と輝くヌレエフの光と影を見事に描ききっています。

※映像内、3:08〜4:07は本編クライマックスシーンとなりますのでご注意ください。

メイキング映像では、バレエシーンをはじめ、様々な場面でのファインズの監督姿がたっぷりと映し出されています。

ヌレエフのバレエ教師プーシキン役として本編に出演もしているファインズ。「演出をしていた監督が一緒に演技をするのは、奇妙な感じで大変だったと思う。みんなが我慢強く付き合ってくれて感謝している。みんな応援してくれたよ。最高のものを作りたいという雰囲気があった。支えられていることを感じた」とコメントしています。

主演を務めたのは、オーディションによって見出された、タタール劇場の現役プリンシパル、オレグ・イヴェンコ。起用理由についてファインズは「大勢の候補者の中から5名ほどに絞った、その中から発見したのがオレグ・イヴェンコだ。彼には演技の才能が潜んでいると感じた。彼はダンサーとして才能があり、ルドルフ・ヌレエフに外見が似ていた」と話しています。

共演には、『アデル、ブルーは熱い色』のアデル・エグザルホプロス、そして『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』のヒットも記憶に新しい、バレエ界の異端児セルゲイ・ポルーニン。

映画界・バレエ界をけん引する一流の表現者たちが集結して作り上げた、伝説のダンサーの誕生秘話『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』は5月10日(金)公開。

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『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』(原題:The White Crow)

踊り続けたい。ただそれだけ。

ひとりの若者が、黒いベレー帽に黒っぽい細身のスーツ姿で、レニングラード(現在のサンクトペテルブルク)からパリへ向かう飛行機の中にいる。

時は1961年。ルドルフ・ヌレエフ(オレグ・イヴェンコ)はまだ伝説のダンサーでもなければ、尊大な人間にもなっていなかった。世界に名だたるキーロフ・バレエ(現マリインスキー・バレエ)の一員として、海外公演のために彼は生まれて初めて祖国ソ連を出た。

若きヌレエフはパリの生活に魅せられ、この魅惑の街で得られる文化、芸術、音楽のすべてを貪欲に吸収しようとしていた。だが、その一挙一動はKGBの職員に監視されていた。やがてフランス人女性クララ・サン(アデル・エグザルホプロス)と親密になるが、その一連の行動により、政府からの疑惑の目はますます強まる。その後、ヌレエフは信じがたい要求をつきつけられ、苦渋の決断を迫られる。

それは、収容所に連行され、踊りを続けることすらままならない未来を暗示するものだった。1961年6月16日パリ、ル・ブルジェ空港。他の団員たちがロンドンへ旅立ち、KGBと共に空港に残されたヌレエフがくだした決断とは──。

監督/レイフ・ファインズ
脚本/デヴィッド・ヘアー
出演/オレグ・イヴェンコ、セルゲイ・ポルーニン、アデル・エグザルホプロス、ルイス・ホフマン 、チュルパン・ハマートヴァ、ラファエル・ペルソナ、レイフ・ファインズ

日本公開/2019年5月10日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、シネクイント、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
配給/キノフィルムズ/木下グループ
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