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2019.05.09 8:00

『アメリカン・アニマルズ』事件の犯人役に実際の犯人を起用!驚きの演出と各俳優の役作りとは

  • Fan's Voice Staff

大学生4人が時価12億円のヴィンテージ本を狙った前代未聞の強盗事件を描く映画『アメリカン・アニマルズ』のメイキング写真&特別映像が公開されました。

『アメリカン・アニマルズ』は、2004年アメリカ・ケンタッキー州のトランシルヴァニア大学で実際に起きた事件を描いたクライムムービー。狙うのは図書館に保管された12憶円のヴィンテージ本。犯罪初心者の彼らは、『レザボア・ドッグス』や『オーシャンズ11』など、往年の犯罪映画をお手本に強盗計画を企てていきます。

ドキュメンタリー映画『The Imposter』で英国アカデミー賞最優秀デビュー賞を受賞したバート・レイトン監督が描く本作は、実際の犯人が犯人役として映画に登場するという驚きの演出で、他の犯罪映画と一線を画します。エヴァン・ピーターズやバリー・コーガンなどの俳優陣が事件当時の彼らを演じ、現在から過去を振り返るという形で犯人本人たちがそれぞれのエピソードを語っていきます。

エヴァン・ピーターズ(左)とウォーレン

実在の人物を演じる事になった俳優陣は、それぞれの方法で自身の役へアプローチしました。主役のエヴァン・ピーターズは、実際の事件に関する警察の報告書を読んだり、撮影前に本人に会いに行っています。バリー・コーガンは、バート・レイトン監督が「実際のスペンサーとはまるで違った」と語るように、演じた役柄との相違点(育った家庭環境など)がある中、役作りに関しては几帳面なアプローチはせず、「役に入り込むのにユニークな方法で臨んでいる」と監督も話しています。

バリー・コーガン(左)とスペンサー

頭脳派エリックを演じたジャレッド・アブラハムソンは、エリック本人の書いた手記を読んだり、本人と電話やメールを通じて交流しており、エリック本人が事件当時に聞いていた音楽のプレイリストを聴くなどして役作りを行いました。筋肉ヲタクのチャズを演じたブレイク・ジェナーは、本人に関する情報を全く入れず、強盗事件に関する記事を読み込み、犯罪者の心理について理解を深めていきました。

2人1役で展開されていく本作、そのドラマとドキュメンタリー部分が絡み合っていく新感覚犯罪映画『アメリカン・アニマルズ』は5月17日(金)公開。

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『アメリカン・アニマルズ』(原題:American Animals)

監督・脚本/バート・レイトン
出演/エヴァン・ピーターズ、バリー・コーガン、ブレイク・ジェナー、ジャレッド・アブラハムソン
2018年/アメリカ・イギリス/116分/スコープサイズ/5.1ch 

日本公開/2019年5月17日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー!
提供/ファントム・フィルム、カルチュア・パブリッシャーズ
配給/ファントム・フィルム
公式サイト
© AI Film LLC/Channel Four Television Corporation/American Animal Pictures Limited 2018