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2019.04.25 21:53

007シリーズ最新作『BOND 25 (仮題)』キャストにラミ・マレックらが参戦!2020年日本公開決定

  • Fan's Voice Staff

映画「007」シリーズ25作目として2020年に公開が決定している最新作『BOND 25(仮題)』。謎に包まれた最新作の新情報が明らかとなる会見が、日本時間4月25日(木)午後9時10分より、ボンド縁の地、ジャマイカにて開催されました。

会見は、イアン・フレミングがジェームズ・ボンドの小説を執筆したことで有名な「The Fleming Villa」よりライブストリーミングされ、まずは、監督に決定しているキャリー・ジョージ・フクナガと、「007」シリーズを牽引してきた製作のバーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソンが登場。バーバラは「ジャマイカは、原作者であるイアン・フレミングが物語の執筆の拠点とし、 “ジェームズ・ボンド”を生み出した場でもあるので、007にとっては聖地と言えます。記念すべき25作品目で、ここへ戻ってくることができて私たちは特別な想いです」とコメント。「前作で英国諜報員を卒業したボンドは、最新作ではここジャマイカの豪華なおうちでリラックスしているの。そこから物語がスタートしていくのよ」と、最新作の物語がジャマイカからスタートしていくことを明かしました。

マイケルは、本作の脚本執筆にニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、スコット・Z・バーンズ、フィービー・ウォーラー=ブリッジが参加したことを明かしました。

一方で、本会見で発表されるのではと期待されていた正式タイトルは、まだ明かせないとのこと。

キャリー・ジョージ・フクナガ監督(左)とダニエル・クレイグ

天候上の理由からノルウェーではすでに撮影を行っていて、他の撮影地として、ジャマイカ、パインウッド・スタジオをはじめとしたロンドンの各地、イタリアのマテーラが挙げられました。ジャマイカは、007シリーズ6作品目にして、ショーン・コネリーがボンドを演じた初作品である『007/ドクター・ノオ』の舞台であり、第2作目『007/死ぬのは奴らだ』でも登場する、007縁の地です。

続投キャストとして、レイフ・ファインズ、ロリー・キニア、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、レア・セドゥ、ジェフリー・ライト、新たなキャストには、ダリ・ベンサーラ、ビリー・マグヌッセン、アナ・デ・アルマス、デヴィッド・デンシック、ラッシャーナ・リンチ、ラミ・マレックが発表されました。

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かねてから悪役として登場すると噂されていたラミ・マレックですが、これで公式に出演が発表されました。

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続いて会見には、フクナガ監督に加え、ダニエル・クレイグ、アナ・デ・アルマス、レア・セドゥ、ナオミ・ハリス、ラッシャーナ・リンチが登場。

左より、レア・セドゥ、アナ・デ・アルマス、ナオミ・ハリス、ラッシャーナ・リンチ

会見に参加できなかったラミ・マレックからはメッセージ動画が放映されました。「みなさんこんにちは、ラミ・マレックです。みなさんがカリブ海ジャマイカ島にあるイアン・フレミングの有名な家”ゴールデンアイ”にいるのが羨ましいとなんて、ひとつも思っていないよ。僕はニューヨークでの撮影から抜けられませんでしたが、近々クルーやキャストの皆さんにジョインできるのをとても楽しみにしています。それから、ミスター・ボンド25回目の”旅”が、楽なものにならないことを、みなさんに約束します」

会見では、Twitterの指定ハッシュタグで募集された質問に登壇者が回答するQ&Aの時間も設けられました。

”25作品も続く「007」シリーズが何故これほどまでにも愛されているのか?”との質問に、ダニエルは「『007』シリーズは、僕自身子供のころから家族と一緒に観ていた大好きな作品だ。原作者のフレミングによって作りこまれたキャラクターや設定、舞台、背景が、映画でもしっかりと踏襲されていることで、ボンドというキャラクターは違った役者が演じても、一貫性が保たれている。それが、ファンが長年経ってもついてきてくれる理由なんだろうね」と分析。

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本作で記念すべき25作品目を手掛けることとなったフクナガ監督は「僕にとって、ダニエルが一番お気に入りのボンドなんだ。だから、今作はこれまでの作品のなかで“最高の007だ”といわれるもの仕上げ、ダニエルに有終の美を咲かせてから、次にバトンタッチしたい。僕はこの映画でベストを尽くしているから、きっと次の監督にはハードルが高くなってしまうと思うよ(笑)」と自信をのぞかせました。

最後に、ダニエルは“お気に入りのボンドカーは?”と問われ、「アストンマーチンDB5だよ」と笑顔で答え、和やかなムードななか会見は幕を閉じました。

左より、マイケル・G・ウィルソン(製作)、レア・セドゥ、キャリー・ジョージ・フクナガ(監督)、アナ・デ・アルマス、ダニエル・クレイグ、ナオミ・ハリス、ラッシャーナ・リンチ、バーバラ・ブロッコリ(製作)

『BOND 25 (仮題)』は2020年4月8日に全米公開予定で、本会見実施にあわせ、日本でも2020年に全国公開が決定したことが発表されています。

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『BOND 25(仮題)』

ボンドは現役を退き、ジャマイカで穏やかな日々を過ごしていた。しかし、それは長くは続かない。ある日、旧友でもあり、CIAエージェントのフェリックス・ライターは、誘拐された科学者を救い出してほしいとボンドのもとを訪ねる。その想像を超える過酷なミッションよって、ボンドは危険な最新技術を操る正体不明の敵へと導かれていくのであった…。

出演/ダニエル・クレイグ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ロリー・キニア、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、アナ・デ・アルマス、ダリ・ベンサーラ、デヴィッド・デンシック、ラッシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセン、ラミ・マレック
監督/キャリー・フクナガ
脚本/ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド、スコット・バーンズ、キャリー・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
製作/バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン

日本公開/2020年全国公開
配給/東宝東和