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2019.04.18 17:00

『ニューヨーク 最高の訳あり物件』6月29日公開決定!日本版ポスター&予告編が解禁

  • Fan's Voice Staff

『ハンナ・アーレント』、『生きうつしのプリマ』のマルガレーテ・フォン・トロッタ監督作『ニューヨーク 最高の訳あり物件』(原題:Forget About Nick)が6月29日(土)より全国順次公開されることが決定、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁されました。

マンハッタンの超高級アパートメントに暮らすモデルのジェイドは、デザイナーとして華々しいデビューするための準備に邁進し、充実した時を過ごしていたある日、スポンサーでもある裕福な夫ニックに突然離婚を告げられてしまう。豪奢なペントハウスでひとりになった傷心の彼女のもとに、夫の前妻であるマリアが転がり込んできて、慰謝料として残された部屋の所有権を主張。かくして、ライバルともいえる女ふたりの、おかしな共同生活が始まる……。同じ男と結婚したこと以外は、ファッションもライフスタイルも性格も、すべてが正反対のジェイドとマリア。プライドと人生をかけた闘いがいま、幕を上げる──!

本作は、カンヌでその才能を見出され、近年では『ハンナ・アーレント』が日本でも大ヒットした、知性派のマルガレーテ・フォン・トロッタ監督が、初めてコメディ・ドラマに挑んだ意欲作。“美の追求”、“年齢の重ね方”、“出産・子育てとキャリア”、“パートナーの存在と資産”など、女性の永遠のテーマを軽やかな毒と溢れるユーモアで描きました。

略奪婚した夫を若い女に奪われてしまうモデルのジェイド役を、ドウェイン・ジョンソン主演の『ヘラクレス』やJ・J・エイブラムス製作総指揮のドラマシリーズ『ウエストワールド』のイングリッド・ボルゾ・ベルダルが演じ、前妻マリア役を、ヴェネチア国際映画祭女優賞にも輝き、近年では『帰ってきたヒトラー』や『生きうつしのプリマ』などに出演のカッチャ・リーマンが務めます。女たちを翻弄する愛すべきダメ男ニック役を、2014年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『雪の轍』のハルク・ビルギナーが演じるなど、ヨーロッパの演技派が結集し、着地点の見えない人間ドラマに深みを与えています。

ポスタービジュアルでは、エンパイア・ステート・ビルなどニューヨークの高層ビル群を見渡せる、問題の超高級アパートメントの一室で、ジェイドとマリアが不敵な笑みを浮かべ互いに見つめ合い、静かに火花を散らしています。

予告編では、夫に突然別れを告げられた上、前妻のマリアが家に転がり込んできたことに困惑し、仕事も思うようにいかず怒りや悲しみがこみ上げるジェイドの姿が。モデル、デザイナーとしての成功を極めようとするジェイドとは対照的に、マリアは家庭的で料理上手。ジェイドに夫を奪われ、ドイツでシングルマザーとして子育てをしてきましたが、これを機に再びニューヨークに戻ってきます。さらにマリアが、1人娘と孫をアパートメントに招きいれ、共に暮らしていく中で、ふたりはぶつかり合いながらも本音を語り合い、やがて不思議な絆を深めていくように。〈訳あり〉なふたりの人生と物件の行方が気になるセリフや問いかけが満載の予告映像です。

本作は、2017年秋に開催の第30回東京国際映画祭コンペティション部門に選出され、『さようなら、ニック』のタイトルで上映されています。

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『ニューヨーク 最高の訳あり物件』(原題:Forget About Nick)

マンハッタンの超高級アパートメントで暮らすモデルのジェイドは、デザイナーとして華々しいデビューを目前にして、スポンサーでもある裕福な夫ニックが家から出ていき、一方的に離婚を告げられる。さらに夫の前妻のマリアが転がり込み、「部屋の所有権の半分は自分のものだ」と主張する。同じ男と結婚したこと以外は、ファッションもライフスタイルも性格も、すべてが正反対のジェイドとマリアのプライドとこの先の人生をかけた闘いが幕を上げた!そんな折、ジェイドのブランド経営が暗礁に乗り上げる。部屋を売って資金に充てたいが、マリアの返事はもちろんノー。争いはますますヒートアップしていく……。

監督/マルガレーテ・フォン・トロッタ
出演/イングリッド・ボルゾ・ベルダル、カッチャ・リーマン、ハルク・ビルギナー
2017/ドイツ/カラー/スコープ/5.1ch/110分/字幕翻訳:吉川美奈子 

日本公開/2019年6月29日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給/ギャガ
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