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2019.04.17 11:00

『あなたの名前を呼べたなら』8月2日公開決定!日本版ビジュアルが解禁

  • Fan's Voice Staff

アメリカで大学教育を受け、助監督や脚本家としてヨーロッパでも活躍するムンバイ出身のロヘナ・ゲラ長編監督デビュー作『あなたの名前を呼べたなら』(原題:Sir)が、8月2日(金)より全国順次公開されることが決定、日本版ビジュアルがお披露目されました。

経済発展著しいインドのムンバイ。農村出身のメイド、ラトナの夢はファッションデザイナーになること。夫を亡くした彼女が住み込みで働くのは、建設会社の御曹司アシュヴィンの新婚家庭……となるはずが、結婚直前に婚約相手の浮気が発覚し、破談に。広すぎる高級マンションに暮らす傷心のアシュヴィンを気遣いながら、ラトナは身の回りの世話をしていた。ある日、彼女がアシュヴィンにあるお願いをした事から、2人の距離が縮まっていくが──。

インドでは、厳しい身分制度や因習を乗り越えて愛を育む男女の物語は、まだタブー。本作のスタッフやゲラ監督の家族ですら「絶対に起こり得ない物語」と断言します。本作は、インドと欧米という2つの視点を持つ女性監督が、差別が残るインド社会に変革を起こしたいという情熱で作り上げました。

逆境をはね飛ばして夢へと踏み出すラトナを演じるのは、『モンスーン・ウェディング』(01年)のティロタマ・ショーム。彼女自身も、インド映画界を離れてニューヨーク大学の演劇教育の修士号を取得し、貧困や暴力に苦しむ人々のために活動した経験を持ちます。ラトナの優しさとおいしい食事に癒され、心のままに生きようと目覚める御曹司アシュヴィンを演じるのは、インド系シンガポール人のヴィヴェーク・ゴーンバル(『裁き』(14年))。

懐かしくて勇気が湧いてくる恋と目覚めの物語が、あたたかな喜びを連れてくる本作。フランス仕込みのシックなインテリアや、ラトナが目を輝かせる布市場の路地など、ムンバイのおしゃれな一面も見所です。

本作は2018年5月の第71回カンヌ国際映画祭批評家週間で上映され、「GAN基金賞」を受賞しています。

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『あなたの名前を呼べたなら』(原題:Sir)

経済発展著しいインドのムンバイ。農村出身のメイド、ラトナの夢はファッションデザイナーだ。夫を亡くした彼女が住み込みで働くのは、建設会社の御曹司アシュヴィンの新婚家庭…のはずだったが、結婚直前に婚約者の浮気が発覚し破談に。広すぎる高級マンションで暮らす傷心のアシュヴィンを気遣いながら、ラトナは身の回りの世話をしていた。ある日、彼女がアシュヴィンにあるお願いをした事から、2人の距離が縮まっていくが──。

監督・脚本/ロヘナ・ゲラ
出演/ティロタマ・ショーム、ヴィヴェーク・ゴーンバル、ギータンジャリ・クルカルニー
2018年/インド・フランス合作/ヒンディー語・英語・マラーティー語/ビスタ/デジタル5.1ch/99分

日本公開/2019年8月2日(土)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
提供/ニューセレクト
後援/日印協会
配給/アルバトロス・フィルム
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