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2019.04.12 12:00

『アメリカン・アニマルズ』バート・レイトン監督来日決定

  • Fan's Voice Staff

犯人は、4人の大学生。まさかの実話。時価12億円のヴィンテージ本を狙った前代未聞の強盗事件を描く『アメリカン・アニマルズ』のバート・レイトン監督が、5月9日(木)〜10日(金)に来日することが決定しました。

バート・レイトン監督

アメリカ・ケンタッキー州で退屈な大学生活を送るウォーレンとスペンサーは、自分が周りの人間と何一つ変わらない普通の大人になりかけていることを感じていた。そんなある日、2人は大学図書館に時価1200万ドル(およそ12億円相当)の超える画集「アメリカの鳥類」が保管されていることを知る。「その本が手に入れば、莫大な金で俺たちの人生は最高になる」そう確信したウォーレンとスペンサーは、大学の友人エリックとチャズに声をかける。『スナッチ』『レザボア・ドッグス』『オーシャンズ7』などの犯罪映画を参考に作戦を練ることにした4人は、特殊メイクで老人に扮し図書館に乗り込む計画を立てる。来たる決行日、老人の姿に変装した4人は図書館へと足を踏み入れる──。そこで彼らを待ち受ける運命とは?この前代未聞の強盗の結末は──?

衝撃の実話の映画化を手掛けたのは、ドキュメンタリー映画『The Imposter』で英国アカデミー賞最優秀デビュー賞を受賞し、長編ドラマとしては本作が初監督作品となるバート・レイトン。事件を起こした本人たちを劇中に登場させ、ドキュメンタリーとドラマのハイブリッドにスタイリッシュな映像と音楽を盛りこみ、センセーショナルな作品を誕生させました。

アメリカ公開時には、米映画批評サイトRotten Tomatoesで98%という高いスコアを打ち出し、映画ファンだけではなく、映画関係者からも注目された本作。本作公開後すぐに、レイトン監督のもとには、「007」シリーズ次回作の監督オファーが入ったことが、メディアで取り上げられましたが、それに対し監督は「自分にはまだその準備ができていない。007のような大作を現時点で受けることよりも今は原点に戻り制作したいものがある。もちろん、いつかは受けたいオファーです」と丁重に断っています。

バート・ レイトンは、2012年に監督したドキュメンタリー映画『The Imposter』(12年)でその独創性と語り口により批評家から広範囲の支持を得て、オースティン映画批評家協会賞、英国アカデミー賞BAFTA(英国脚本家・監督・プロデューサーデビュー賞)、英国インディペンデント映画賞(最優秀ドキュメンタリー賞ほか2部門)をはじめ、世界中の映画祭で30ノミネート、12受賞を果たしました。さらに『The Imposter』は、英国歴代最高収益を上げたドキュメンタリーとして記録されています。イギリスの大手制作会社RAWにクリエイティブ・ディレクターとして12年間務めるレイトンは、斬新なスタイルとジャーナリスティックな手法で、挑戦的なテーマにも果敢に取り組むクリエイターとして知られ、賞に輝くドキュメンタリー作品やシリーズ物を多数手掛けてきた実績を持ちます。

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『アメリカン・アニマルズ』原題:American Animals

監督・脚本/バート・レイトン
出演/エヴァン・ピーターズ、バリー・コーガン、ブレイク・ジェナー、ジャレッド・アブラハムソン
2018年/アメリカ・イギリス/116分/スコープサイズ/5.1ch 

日本公開/2019年5月17日(金)新宿武蔵野館、HTC渋谷ほか全国ロードショー!
提供/ファントム・フィルム、カルチュア・パブリッシャーズ
配給/ファントム・フィルム
公式サイト
© AI Film LLC/Channel Four Television Corporation/American Animal Pictures Limited 2018