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2019.04.10 19:00

ティモシー・シャラメが詩を朗読!『ビューティフル・ボーイ』エンディング

  • Fan's Voice Staff

4月12日(金)より日本公開される『ビューティフル・ボーイ』エンディングには、ティモシー・シャラメによる詩の朗読が含まれています。

アカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど、ティモシー・シャラメの名を一躍有名にした『君の名前で僕を呼んで』。この映画のラストシーンは、ティモシーの表情だけを3分30秒にも及ぶ長回しで映し続ける、かつてないショットで観客を釘付けにしました。感情を押し殺し1点を見つめる彼の目が物語る雄弁さ。すべてを見終えたとき、心を揺り動かされない人はいないとまで言われた、映画史に刻まれるエンディングが話題となりました。

『ビューティフル・ボーイ』のエンドロールでは、5分15秒に渡り、別撮りで録音されたティモシーによる朗読が入っています。朗読しているのは、放浪と酒びたりの人生を過ごしたアメリカの作家・詩人チャールズ・ブコウスキーによる「Let It Enfold You」(※日本語訳の刊行無し)。

チャールズ・ブコウスキーは、ティモシーが演じたニック・シェフのお気に入りの作家の1人。文壇の一匹狼的な存在であり、アウトサイダーな彼は、かつて自分の読者を“負け犬、能なし、嫌われ者”と総括し、毒気の効いたユーモアと反骨精神に溢れた作品は、当時の若者たちから絶大な人気を博しました。作中でも、大学の講義中にニックが読み上げるシーンもあり、破天荒な生き方を貫いた作家ブコウスキーにニックが惹きつけられていたのがわかるシーンとなっています。

『ビューティフル・ボーイ』は、現在はNetflixの人気ドラマ『13の理由』の脚本家として活躍するニック・シェフが、8年という歳月をかけてドラック依存から克服するまでの壮絶な体験と、彼を支え続けた家族の物語を描きます。息子と父親それぞれの視点から書いた2冊の回顧録を原作とし、父親デヴィッドを『フォックスキャッチャー』のスティーヴ・カレルが演じ、ティモシーはその息子ニック役を熱演しています。

ティモシーによる朗読を聞き逃さないよう、劇場ではエンドロールが終わるまで、お席にてお楽しみください!

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『ビューティフル・ボーイ』(原題:Beautiful Boy)

成績優秀でスポーツ万能、将来を期待されていた学生ニックは、ふとしたきっかけで手を出したドラッグに次第にのめり込んでいく。更生施設を抜け出したり、再発を繰り返すニックを、大きな愛と献身で見守り包み込む父親デヴィッド。何度裏切られても、息子を信じ続けることができたのは、すべてをこえて愛している存在だから。ニックの再生への旅は始まったばかり──。父デヴィッドと、現在はNetflix「13の理由」の脚本家としても活躍する息子ニックがそれぞれの視点で書いた2冊のベストセラーノンフィクションを原作とした、実話に基づく愛と再生の物語。

監督/フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
脚本/ルーク・デイヴィス
出演/スティーヴ・カレル、ティモシー・シャラメ
製作/PLAN B2018/アメリカ/120分/ビスタサイズ/R-15

日本公開/2019年4月12日(金)より TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開
提供/ファントム・フィルム、カルチュア・パブリッシャーズ、朝日新聞社
配給/ファントム・フィルム
公式サイト
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