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2019.02.28 7:00

脱獄映画の金字塔『パピヨン』チャーリー・ハナム&ラミ・マレック共演のリメイク版が6月21日公開決定

  • Fan's Voice Staff

『パシフィック・リム』『キング・アーサー』の人気スター、チャーリー・ハナムと、『ボヘミアン・ラプソディ』で本年度アカデミー賞主演男優賞受賞を果たしたラミ・マレックがタッグを組み、作家アンリ・シャリエールの自伝的小説を映画化した脱獄映画『パピヨン』が、6月21日(金)より全国公開されることが決定し、日本版ビジュアルがお披露目されました。

1931年、パリ。「狂乱の時代」の終焉。胸に蝶の刺青を入れていることから “パピヨン”と呼ばれた男は、無実の罪で終身刑を言い渡され、フランス領・南米ギアナの悪魔島に送られる。周囲を海に囲まれたこの島は脱出不可能な場所として知られ、囚人達は人権をはく奪され過酷な強制労働を科せられていた。絶望と死が支配する場所で自由と希望を求めて足掻くパピヨンは、志を同じくする紙幣偽造の天才ドガと出会い、やがて二人は奇妙な絆で結ばれてゆく……。

終身刑囚“パピヨン”の13年に及ぶ命をかけた脱獄劇を描いた「パピヨン」は、フランス人作家アンリ・シャリエールが自身の壮絶な実体験を基にした自伝小説で、世界的ベストセラーとなりました。1973年、『猿の惑星』などの名匠フランクリン・J・シャフナー監督と、ハリウッドの異端児と呼ばれた脚本家ダルトン・トランボのタッグにより映画化され、パピヨン役スティーヴ・マックイーンの鬼気迫る熱演と、ダスティン・ホフマン演じる偽札作りの天才ドガとの熱い友情は、多くの人々の共感と感動を呼び大ヒットを記録。そして2019年、再びパピヨンが還ってくる──。

お披露目されたビジュアルでは、パピヨンとドガが並んだ1973年版のポスターにオマージュを捧げながらも、よりスタイリッシュにアップデートされています。

パピヨンを演じたチャーリー・ハナムは、主演を務めたヒット作『パシフィック・リム』の続編オファーを断り本作を優先させたとのこと。「僕はマイケル・ノアー監督の大ファンで、ずっと一緒に仕事をする機会を熱望していた。それに、『パピヨン』は僕の青春時代にとって、非常に重要な作品だったんだ」と語ります。制作陣にとってもハナムは、より原作のキャラクターに近い若い“パピヨン”像だったそう。

ドガ役には当初からラミ・マレックがトップ候補に挙がっていましたが、多忙なスケジュールにより、一時は出演が危ぶまれました。ハナムは「僕にとってラミ以外の選択肢はなかった。彼がドガを演じるというアイデアに固執するようになり、いよいよラミの出演が不可能な状況になりそうになった時、彼に電話をかけ、“ブラザー、やり抜こう!この映画を俺たちで実現させるんだ!”と言ったんだ。その時、僕らはお互いをよく知らなかったし、彼にとってはある種のプレッシャーだったと思う。でも、ありがたいことにラミは僕を受け入れてくれたんだ」と振り返ります。

さらにマレックは、「『パピヨン』は僕に強い影響を与えた作品だったので、この物語のリメイクは非常に刺激的になると感じたんだ。新たな解釈をするには、十分な時が経っている。僕はホフマンの解釈するルイ・ドガが好きだ。そして僕は、このキャラクターをもう少し尖らせ、脆さを抑えた。ドガを演じることは本当に楽しいことだった」と語ります。

ノアー監督は「彼らはお互いの素晴らしさを引き出しあった。それが今回の映画化において、私が最も誇りに思うことの一つです」と、ハナムとマレックの息の合った脱獄コンビぶりを褒め称えます。

なお本作の公開に先駆け、日本では長らく絶版だった原作本が河出書房新社より4月に文庫本で復刊予定。絶望の淵に追いやられても、決して自由と希望を諦めない男たちの姿に日本は再び、胸を熱くする!

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『パピヨン』(原題:Papillon)

1931年、パリ。「狂乱の時代」の終焉。胸に蝶の刺青を入れていることから “パピヨン”と呼ばれた男は、無実の罪で終身刑を言い渡され、フランス領・南米ギアナの悪魔島に送られる。周囲を海に囲まれたこの島は脱出不可能な場所として知られ、囚人達は人権をはく奪され過酷な強制労働を科せられていた。絶望と死が支配する場所で自由と希望を求めて足掻くパピヨンは、志を同じくする紙幣偽造の天才ドガと出会い、やがて二人は奇妙な絆で結ばれてゆく…。

監督/マイケル・ノアー
原作/アンリ・シャリエール
脚本/アーロン・グジコウスキ
出演/チャーリー・ハナム、ラミ・マレック、トミー・フラナガン、 イヴ・ヒューソン
2017年/アメリカ / 英語・スペイン/133分/シネスコ/DCP/カラー/5.1ch/G/日本語字幕:松浦美奈 
原作『パピヨン』4月河出書房新社より発売予定

日本公開/2019年6月21日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
提供/トランスフォーマー+シネマライズ
配給/トランスフォーマー
公式サイト
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