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2019.02.28 13:00

『ビューティフル・ボーイ』ティモシー・シャラメの役作りに迫る

  • Fan's Voice Staff

『君の名前で僕を呼んで』で世界中の映画ファンを魅了した、ハリウッドで今一番ホットな男ティモシー・シャラメが出演する最新作『ビューティフル・ボーイ』が4月12日(金)に公開されます。

『ビューティフル・ボーイ』は、現在はNETFLIXの人気ドラマ『13の理由』の脚本家として活躍するニック・シェフが、8年という歳月をかけてドラック依存から克服するまでの壮絶な体験と、彼を支え続けた家族の物語を描きます。息子と父親それぞれの視点から書いた2冊の回顧録を原作とし、父親デヴィッドを『フォックスキャッチャー』のスティーヴ・カレルが演じ、ティモシーはその息子ニック役を熱演しています。

本作で依存症と闘う息子 ニックを演じたティモシー・シャラメ。ドラッグに堕ちていく姿を繊細に美しく演じきったティモシーは、今作の難しい役どころに挑むにあたり、依存症への理解を深めるとともに9キロの減量を行うなど、「自分を100%捧げた」と語る通り、心身ともにニックへの役作りを進めました。衣装デザイナーのエマ・ポッターのよると、衣装合わせの際もティモシーは減量中で、撮影を通して彼の体重の増減にも対応する必要があったそう。

また、本作に限らず、役作りの一環として彼がいつも行っているのが、プレイリストの作成。ティモシーにとって、音楽は役作りにおいて一番大切な部分であり、自分の気分を高めてくれるといいます。本作の撮影中は、ニルヴァーナやシガレッツ・アフター・セックスなどを聴いていたそうで、「この映画のサントラも、監督が素晴らしい曲を揃えてくれたと思うんだ」と話します。ニルヴァーナに関しては、バンドのフロントマン、カート・コバーンについてのドキュメンタリー映画『モンタージュ・オブ・ヘック』も観たそうで、「ニルヴァーナは疎外感や絶望を引き出すのに役立った」と語っています。さらに、撮影に使用した大学キャンパス内で彼らの楽曲である「ハートシェイプト・ボックス」を大音量でかけながら歩いてセキュリティに怒鳴られそうになったというエピソードも。

ティモシーは、彼を一躍世界的スターダムに押し上げた『君の名前で僕を呼んで』の撮影時にも勿論専用プレイリストを作成していたそうで、「今、それを聴くと、気持ちはすぐにあの時に戻っていくよ」と回想します。

彗星のごとく現れ、映画界を牽引する今最もホットな俳優、ティモシー・シャラメ。『ビューティフル・ボーイ』での徹底した役作りにより開拓された新境地に、期待が高まります。

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『ビューティフル・ボーイ』(原題:Beautiful Boy)

成績優秀でスポーツ万能、将来を期待されていた学生ニックは、ふとしたきっかけで手を出したドラッグに次第にのめり込んでいく。更生施設を抜け出したり、再発を繰り返すニックを、大きな愛と献身で見守り包み込む父親デヴィッド。何度裏切られても、息子を信じ続けることができたのは、すべてをこえて愛している存在だから。ニックの再生への旅は始まったばかり──。父デヴィッドと、現在はNetflix「13の理由」の脚本家としても活躍する息子ニックがそれぞれの視点で書いた2冊のベストセラーノンフィクションを原作とした、実話に基づく愛と再生の物語。

監督/フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
脚本/ルーク・デイヴィス
出演/スティーヴ・カレル、ティモシー・シャラメ
製作/PLAN B2018/アメリカ/120分/ビスタサイズ/R-15

日本公開/2019年4月12日(金)より TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開
提供/ファントム・フィルム、カルチュア・パブリッシャーズ、朝日新聞社
配給/ファントム・フィルム
公式サイト
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