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2019.02.27 7:00

中野量太監督最新作『長いお別れ』5月31日公開決定!予告編、追加キャスト、主題歌情報が解禁

  • Fan's Voice Staff

『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督が、直木賞受賞作家である中島京子の同名小説を映画化する最新作『長いお別れ』の公開日が5月31日に決定、予告編が公開されました。あわせて追加キャストと主題歌も発表されました。

父の70歳の誕生日。久しぶりに帰省した娘たちに母から告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だった。それぞれの人生の岐路に立たされている姉妹は、思いもよらない出来事の連続に驚きながらも、変わらない父の愛情に気付き前に進んでいく。ゆっくり記憶を失っていく父との7年間の末に、家族が選んだ新しい未来とは──。

予告編では、冒頭から「あんた誰だ?」「麻里だけど」と娘の顔を忘れてしまったり、亡くなった同級生の葬式に参列しながら「ナニ、中村死んじゃったのか!」と叫んで周りを呆然とさせたりと、元・中学校校長で厳格な父が、7年に渡りゆっくりと記憶を失っていく様子が描かれています。一方で次女:芙美も夢と恋愛に思い悩んでいたり、長女:麻里も慣れない海外生活に戸惑っていたりと、それぞれの人生も岐路に立たされていることが伺えます。そして父の「この頃ね、色んな事が遠いんだよ」という言葉をきっかけに、家族それぞれが認知症になった父と向き合う事で、自分自身の人生とも向き合っていく場面が映し出されます。いなくなった父が向かった先、それは家族の未来につながる、ある“愛しい思い出”の場所だった──。

本作のキャストには、東(ひがし)家の次女・芙美役に蒼井優、長女・麻里役に竹内結子、母・曜子役に松原智恵子、父・昇平役に山﨑努、麻里の息子・崇役に蒲田優惟人の出演が発表されていましたが、この度追加キャストとして、芙美の彼氏・道彦役に中村倫也、麻里の夫・新(しん)役に北村有起哉、成長した崇役にオーディションで抜擢された杉田雷麟、さらに松澤匠、清水くるみ、倉野章子、不破万作、おかやまはじめ、池谷のぶえ、藤原季節、小市慢太郎が発表されました。

また、予告の中盤からも流れている主題歌には、神秘的な歌声が“魔法”とも称される話題のシンガーソングライターの優河(ゆうが)が抜擢。本作のために書き下ろされた主題歌「めぐる」は、穏やかでありながらもポジティヴな力強さに満ちあふれた、作品のテーマを音像化したかのような楽曲に仕上りに。

少しずつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかっていく──その様子からアメリカでは「Long Goodbye(長いお別れ)」とも表現される病、認知症。近い将来65歳以上の1/5が発症する(出展:厚生労働省)と言われています。親子とは、夫婦とは、家族とは──?刻々と変化する時代に変わることのない大切なものを問う、昭和、平成、そして新しい時代へと繋がる愛の感動作です。

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『長いお別れ』

監督/中野量太
出演/蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山﨑努
脚本/中野量太、大野敏哉
原作/中島京子『長いお別れ』(文春文庫刊)
企画/アスミック・エース、Hara Office

日本公開/2019年5月31日(金) 全国ロードショー
配給・制作/アスミック・エース
公式サイト
© 2019『長いお別れ』製作委員会