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2019.02.21 18:00

『グリーンブック』ヴィゴ・モーテンセン&マハーシャラ・アリ インタビュー映像

  • Fan's Voice Staff

本年度オスカー最有力候補として熱い注目を集める『グリーンブック』で共演したヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリのインタビュー映像が到着しました。

1962年アメリカ、人種差別が色濃い時代。粗野で無教養だけれど人間的魅力に溢れるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、インテリな天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手兼用心棒として、偏見と差別が根強い南部にツアーへと旅立つ。二人の旅の道標となるのは、当時の黒人が安全に旅をするために欠かせない旅行ガイドブック〈グリーンブック〉。

ガサツなイタリア系運転手と黒人天才ピアニストの“まさかの友情”を描いた本作は、父トニー・リップからドクター・シャーリーとの旅の話を聞いた息子ニック・バレロンガがプロデューサーとして映画化した“まさかの実話”。

過去の賞レースのランチ会で出会い、「いつか共演を」という会話を交わした数ヶ月後、それぞれ本作へのオファーを受けたというヴィゴとマハーシャラ。ヴィゴは「ラッキーだった」、マハーシャラは素直に「嬉しかった」と喜びを語ります。

本作で演じた実際のトニー・リップに見た目を近づけるため14kgも増量したヴィゴは、役作りについて「体重を増やすのは一番簡単だよ。食べればいいだけだから」と余裕を見せるも、すかさずマハーシャラから「でも大変っだったよね」とツッコまれ、「確かに食べることに飽きたら、スタッフに『痩せてきてるから、寝る前にたくさん食べて』と言われた。だから、ホテルのバーで一番大きなプレートを食べて寝たんだよ。最悪だったよ」と増量の苦労話を披露。

劇中でもひたすら食べ続けたヴィゴとは反対にマハーシャラは「(食べるシーンの撮影時)そういう時、僕はサラダを食べるんだ。10回は同じテイク(で食べること)になるからね」と、演じたキャラクターだけでなく、役作りも正反対のアプローチだったよう。また、ヴィゴは息子と共に来日した際、『ヤクザvsマフィア』(1993年)での共演で知り合った石橋凌と再会したこと、そしてアメリカの日本レストランに行くと、日本語に興味を持った息子から正しいメニューの読み方を教えられると、明かします。

異なる世界に住むおじさん2人の壮大なズレに笑いつつも、胸を熱くし、最後には爽快な感動を呼ぶヒューマンドラマ『グリーンブック』は3月1日(金)公開。

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『グリーンブック』(原題:Green Book)

1962年、差別が残る南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニスト、ドン・シャーリーは、粗野で無教養のイタリア系、トニー・リップを用心棒兼運転手として雇うことに。黒人用旅行ガイド〈グリーンブック〉を頼りに正反対のふたりは旅を始めるのだが…。

監督/ピーター・ファレリー
出演/ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ
2018年/アメリカ/130分/字幕翻訳:戸田奈津子

日本公開/2019年3月1日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
提供:ギャガ、カルチャア・パブリッシャーズ
配給:GAGA
公式サイト
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