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2019.02.20 17:00

※募集終了【3月4日開催】『たちあがる女』特別試写会 参加者募集

  • Fan's Voice Staff

処女長編作『馬々と人間たち』で鮮烈なデビューを飾り、アキ・カウリスマキやロイ・アンダーソンに続く、北欧の異才として注目されるベネディクト・エルリングソン監督。最新作『たちあがる女』は、身分を隠したまま、環境活動家として政府に戦いを挑むコーラス教師の女性ハットラをめぐるヒューマンドラマです。

コーラス講師のハットラは、謎の環境活動家「山女」の名前を使い、政府相手に過激な抗議活動を続けていた。その活動は、密かに彼女を心配する官僚の友人もお手上げ状態になるほどエスカレートしていた。一方、中年まで独身を貫いていたハットラは、念願かなって外国から養子縁組のチャンスを得る。双子の姉に人生の転機を報告しに行くが、姉も同様に養子縁組を申請しており、ハットンの次に登録していた。雄大なアイスランドの自然と叙情的な音楽に彩られた物語は、とぼけた味わいとコミカルな笑いを醸しながらも、いまの人間社会において見逃せない問題を皮肉たっぷりに浮かび上がらせていく。

カンヌ国際映画祭批評家週間で、優秀な脚本に贈られるSACD賞を受賞したのを皮切りに、劇中で一人二役を演じた主演女優ハルドラ・ゲイルハルズドッティルが二つの映画祭で最優秀女優賞を受賞、2019年アカデミー賞アイスランド代表作品に選出された本作。批評家たちから特に絶賛されているのが、主人公ハットラのキャラクター性。彼女は自然と音楽を愛し、幸せを手に入れるために行動することを躊躇しない強く自由な女性です。さらに、元々舞台演出家であったエルリングソン監督は、本来スクリーンに姿を現すことのない劇伴奏者たち──ブラスバンドとウクライナの合唱隊を画面に登場させてしまうユニークな手法でハットラの心情を表現し、本作を唯一のものにしています。

本作は、二度のオスカーに輝くジョディ・フォスター監督・主演でハリウッドリメイクされることも決定しており、フォスターは「この映画は私に言葉では言い表せない興奮を与えてくれました。ハットラを演じるのが待ちきれません。私はユーモアと情緒を大胆に、そして奇抜に融合させたこの作品に引き込まれ続けています。これは私達の時代を代弁する作品なのです」と本作の魅力を語っています。

「自分らしく生きる一人の女性」を通して、人間の強さと優しさ、そして寛容を謳い上げ、生きていく中で一番大切なものを気付かせてくれる『たちあがる女』。爽やかな感動を呼ぶアイスランド発の痛快ヒューマン・エンターテイメントです。

日本公開に先駆け、本作の特別試写会が3月4日(月)に都内で開催されます。Fan’s Voiceでは、本試写会へ参加するファンを募集します。参加ご希望の方は次の通りご応募ください。応募多数の場合は、抽選とさせていただきますのでご了承ください。

【応募方法】

次の3ステップを完了してください。
①「Fan’s Voice」公式Twitterアカウントをフォローする(@FansVoiceJP
②「Fan’s Voice」によるこちらのツイートをリツイート(RT)する
③下記応募フォームへ必要事項を記入・送信

【応募締切】

2019年2月25日(月)23時59分

『たちあがる女』トーク付き試写会

日時:2019年3月4日(月)18:30開場/19:00開演/21:11終了予定
会場:ユーロライブ
会場住所:東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F
募集人数:30名(同伴なし;当選者ご本人さまのみ参加可)
ゲスト:エーリン・フリーゲンリング駐日アイスランド大使
※上映前にゲストによるトークイベントを実施予定。
※上映時間:101分

【ご注意事項】

・ご当選者には、2月26日以降にメールでご連絡いたします。
・当選者ご本人さまのみご参加いただけます。同伴の方はご入場いただけません。
・ご応募は、日本在住の方に限らせていただきます。興行、配給および広告宣伝プロモーション、媒体従事者を含む業界関係者はご参加になれません。ほか応募内容に不明な点がある場合、不正行為が確認または疑われる場合は応募および当選を無効とすることがあります。
・20歳未満の方は保護者の同意を得てからご応募ください。13歳未満の方はご応募いただけません。
・上映中の写真撮影、動画撮影、録音行為はいかなる場合でも禁止いたします。
・開映後の入場は、いかなる理由がございましてもお断りいたします。
・未就学児のお子様の方のご入場は、お断りさせていただきます。
・会場までの交通費及び個人的な飲食・宿泊費等は、当選者様ご自身のご負担となります。また、移動中及び会場内での事故等のトラブルについての責任は負いかねます。
・本イベントに応募される方は、本記事の記載事項および応募規約に同意されたものとみなします。
・その他、本イベントへのご参加にあたっては、主催者の指示及び会場のルールに従っていただきます。
・都合により、予告なく本募集概要やイベントが変更・中止となる場合があります。予めご了承ください。

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※スマートフォンからご応募される方で、入力中に画面が突然スクロールするなどの不具合が発生する場合は、こちらのページからご応募ください

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『たちあがる女』(英題:Woman at War)

風光明媚なアイスランドの田舎町に住むハットラは、セミプロ合唱団の講師。彼女は周囲に知られざる、もう一つの顔を持っていた。謎の環境活動家〝山女〟として、密かに地元のアルミニウム工場に対して、孤独な闘いを繰り広げていたのだ。そんなある日、彼女の元に予期せぬ知らせが届く。長年の願いだった養子を迎える申請がついに受け入れられたのだ。母親になるという夢の実現のため、ハットラはアルミニウム工場との決着をつけるべく、最終決戦の準備に取り掛かる──。

監督・脚本/ベネディクト・エルリングソン
出演/ハルドラ・ゲイルハルズドッティル、ヨハン・シグルズアルソン、ヨルンドゥル・ラグナルソン、マルガリータ・ヒルスカ
2018年/アイスランド・フランス・ウクライナ合作/アイスランド語/101分/カラー/5.1ch/G/日本語字幕:岩辺いずみ

日本公開/2019年3月9日(土)YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次公開
配給/トランスフォーマー
後援/駐日アイスランド大使館
公式サイト
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