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2019.02.04 12:00

『マックイーン:モードの反逆児』4月5日公開決定

  • Fan's Voice Staff

前衛的なデザインと独自の美学、ずば抜けた想像力から生み出される数々のショーで世界を魅了しながらも、その成功の影で悩み苦しんだ、天才にしてファッション界の反逆児アレキサンダー・マックイーンのドラマティックな人生を、友人や家族たちとの独占インタビュー、掘り起こされたファッションアーカイブ、そして友人でもあったマイケル・ナイマンによる極上の音楽を通して称賛を込めながら描き出した『マックイーン:モードの反逆児』(原題:McQueen)が、4月5日(金)より全国公開されることが決定しました。

ロンドンの労働者階級出身で、日々の食費にも困っていた青年が、23歳で失業保険を資金にファッションデザイナーとしてデビュー。次々と開いたセンセーショナルなショーは、大絶賛とバッシングで真っ二つに分かれ、彼の名前〈アレキサンダー・マックイーン〉は、たちまち世に広まった。そして1996年、弱冠27歳でフランスの高級ブランド「ジバンシィ」のデザイナーに抜擢され、世界を驚かせる。一方で、自身のブランドのショーはますます過激になり、〈モードの反逆児〉と名付けられるが、デヴィッド・ボウイやレディー・ガガの衣装やビョークのミュージックビデオの監督、プーマやティム・バートンとのコラボなどラブコールは後を絶たず、34歳で大英帝国勲章を授与される。だが、富と名声の絶頂期にいた40歳で突然、自ら命を断ってしまう。

アレキサンダー・マックイーンはいったいどんな人物で、いかにして成功を収め、なぜ燃え尽きてしまったのか──?『ピアノ・レッスン』の作曲家マイケル・ナイマンの音楽に乗せて、伝説となったショーとその裏側を公開。天職と出会った幸福と、命まで捧げた理由に迫る、どんなドラマよりも劇的でエモーショナルなドキュメンタリーが誕生しました。

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アレキサンダー・マックイーン

本名は、リー・アレキサンダー・マックイーン(Lee Alexander McQueen)。1969年ロンドン生まれ。自身の名を冠した「アレキサンダー・マックイーン」はイギリスを代表するファッションブランドとなり、2011年にはキャサリン妃が結婚式に選んだウェディングドレスとして話題をさらった。前衛的なデザイン、人間の光と闇を映し出す独自の美学とずば抜けた想像力から創り出させれるコレクションは、ビョーク、レディー・ガガ、リアーナなどの個性的なファッション・スタイルをもつ顧客を抱えていたほか、ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを4度にわたって受賞した。 2010年、母親をロンドン・ファッションウィークの数日前に亡くす。そして母の葬儀の前日である2月 11日朝、自宅で亡くなっているのを、家政婦が発見。40年という短い生涯を終える。

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『マックイーン:モードの反逆児』(原題:McQueen)

監督/イアン・ボノート、ピーター・エテッドギー
脚本/ピーター・エテッドギー
音楽/マイケル・ナイマン
出演/リー・アレキサンダー・マックイーン、イザベラ・ブロウ、トム・フォード、ほか
2018年/上映時間:111分

日本公開/2019年4月5日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給/キノフィルムズ
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