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2019.02.01 11:00

アカデミー賞ノミネート『女王陛下のお気に入り』衣裳デザイナーのサンディ・パウエルが語る特別映像

  • Fan's Voice Staff

本年度アカデミー賞監督賞にノミネート、今最も注目されるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『女王陛下のお気に入り』の特別映像が公開されました。

映像では、これまで数々の映画衣装を担当し、ヨルゴス・ランティモス監督やキャストからの信頼も厚い伝説の衣裳デザイナーのサンディ・パウエルが、本作の衣装を紹介。「型破りで突飛で異例のイギリス歴史劇よ」と語る本作の衣装は、「シルエットは史実のまま、素材や色で遊びたいと、つまりビジュアルを一から考案し直した」とのこと。

モノトーンで統一された宮廷内の衣装を、レイチェル・ワイズは「白と黒だけなのでチェス盤のよう」と表現。さらに「使われてる素材が斬新よ。白黒の革やデニムなどとても時代錯誤なの」と語り、現代的要素が融合された衣装であることがわかります。

エマ・ストーンは「サンディの衣裳が着れて光栄だった」と感激した様子で、オリヴィア・コールマンも「サンディ・パウエルの衣裳は特別よ」と絶賛。

『女王陛下のお気に入り』は本年度アカデミー賞で作品賞など最多10ノミネートを受けており、主人公アン女王を演じたオリヴィア・コールマンは主演女優賞に、貴族への返り咲きを狙う召使のアビゲイル役のエマ・ストーンと、女王の幼なじみで親友のレディ・サラを演じたレイチェル・ワイズは共に助演女優賞に選出されています。衣装デザイン賞では、サンディ・パウエルが本作と『メリー・ポピンズ リターンズ』でWノミネートを果たしています。

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『女王陛下のお気に入り』(原題:The Favourite)

18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。虚弱な女王、アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染、レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が病身で気まぐれな女王を動かし、絶大な権力を振るっていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)が召使いとして参内し、その魅力がレディ・サラとアン女王を引きつける。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが続く中、急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受けていた。

監督/ヨルゴス・ランティモス
キャスト/エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、オリヴィア・コールマン、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィン
2018年/アイルランド・アメリカ・イギリス映画

日本公開/2019年2月15日(金)全国ロードショー
配給/20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox