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2019.01.28 12:00

ジョーダン・ピールが『ブラック・クランズマン』を語る!インタビュー映像が到着

  • Fan's Voice Staff

鬼才スパイク・リー監督最新作『ブラック・クランズマン』でプロデューサーを務めたジョーダン・ピールのインタビュー映像が到着しました。

1979年に黒人刑事が過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査するという大胆不敵な作戦を実行した黒人警官ロン・ストールワールの体験を綴ったノンフィクション小説を映画化した本作。

監督を務めた『ゲット・アウト』(17年)ではアカデミー賞を受賞、今年3月全米で公開を控える『Us』(原題)も注目を集める中、7月12日(金)に公開する『トイ・ストーリー4』には声優で出演!続々と話題作に参加し、ハリウッドにその名を轟かせるジョーダン・ピール。

スパイク・リー監督(左)

スパイク・リーに本作の脚本を送った時の想いについて「まず、一番にしなければならなかったことは、このプロジェクトをふさわしい監督につなげることだった。最初に思い浮かんだのがスパイク・リーだった。『ブラック・クランズマン』には、スパイクの作品と共通点がたくさんある。どこか笑える作品の雰囲気で、ハラハラして……、迫力がある」と語るジョーダン。ブラック・ムービーの歴史を築いてきたスパイク・リーは、本作で初めてアカデミー賞監督賞にノミネートを果たし、ジョーダンも自身のTwitterで「So so happy for Spike.(スパイクがノミネートされとても嬉しい)」と喜びのコメントを贈っています。

また、ロン・ストールワースを演じたジョン・デヴィッド・ワシントン、フリップ・ジマーマンを演じるアダム・ドライバーそれぞれについては、「完璧なキャスティングだ。ジョン・デヴィッド・ワシントンには、人を惹きつける力がある。ジョンがスクリーンに映った瞬間、観ている僕らは彼の味方になってしまう。この役は、ジョンをスターに押し上げる作品になる。アダム・ドライバーは全てをぶち壊してくれるような役者だ。今回の役は、アダムが演じてきた役のなかで、ぼくの一番のお気に入りなんだ。信頼できて、鋭い視点を持った親友は、どこか特別だ」と、型破りな刑事コンビを見事に演じた二人を絶賛。

さらに、「『ブラック・クランズマン』には、潜入捜査をする男の緊張感があって、なんとなく場違いにも思える陽気さがある。『ドゥ・ザ・ライト・シング』にあるような、社会的な主張が描かれているし、『マルコムX』のような、歴史的に正確な描写もある。『ブラック・クランズマン』は、最高のスパイク・リー作品だ。まだスパイク・リーの作品を観たことがない人には、ぜひスパイク作品を全て観てもらいたい」と、スパイク・リーへのリスペクトと共に作品への意気込みをたっぷりと語っています。

『ブラック・クランズマン』は第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『万引き家族』の次点となるグランプリを受賞し話題が沸騰。米映画批評サイト「ロッテントマト」で95%フレッシュを獲得しており、第76回ゴールデングローブ賞には、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞と4部門にノミネート、さらに第91回アカデミー賞ノミネーション発表では、作品賞、監督賞、助演男優賞、作曲賞、編集賞、脚色賞の6部門に選出されています。

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『ブラック・クランズマン』(原題:BlacKkKlansman)

1979年、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署でロン・ストールワースは初の黒人刑事として採用される。署内の白人刑事から冷遇されるも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に電話をかけてしまう。自ら黒人でありながら電話で徹底的に黒人差別発言を繰り返し、入会の面接まで進んでしまう。問題は黒人のロンはKKKと対面することができないことだ。そこで同僚の白人刑事フリップ・ジマーマンに白羽の矢が立つ。電話はロン、KKKとの直接対面はフリップが担当し、二人で1人の人物を演じることに。任務は過激派団体KKKの内部調査と行動を見張ること。果たして、型破りな刑事コンビは大胆不敵な潜入捜査を成し遂げることができるのかー!?

監督・脚本/スパイク・リー
製作/スパイク・リー、ジェイソン・ブラム、ジョーダン・ピール
出演/ジョン・デヴィッド・ワシントン、アダム・ドライバー、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス、アレック・ボールドウィンほか
2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/映倫:G指定

日本公開/2019年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給/パルコ
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