アンドリュー・ヘイ監督最新作『荒野にて』日本版本予告&本ポスターが解禁
- Fan's Voice Staff
ふとしたことで揺らぐ長年連れ添った夫婦の絆を描き、数々の賞を受賞した『さざなみ』で知られるアンドリュー・ヘイ監督最新作『荒野にて』の日本版本予告および本ポスターが解禁されました。
母に捨てられ、父を亡くし、突然天涯孤独となった15歳の少年チャーリーが、自分の居場所を探し求める姿を繊細に描きあげる本作。チャーリー役を務めたチャーリー・プラマーは、孤独、やり場のない痛みを瑞々しく演じ、第74回ヴェネチア国際映画祭にてマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した若き期待の新星。更にスティーヴ・ブシェミ、クロエ・セヴィニーら個性派俳優が脇を固め、ヘイ監督の世界を創り上げていきます。
「アンドリュー・ヘイの世界に、ふっ飛ばされた。少年の絶望が、詩のような美しさで滲み出していく──」本作に賞賛を送るグザヴィエ・ドラン(映画監督)の言葉から始まる本予告編。母親の写真を眺め、思い出にふける内気な少年チャーリーは、父親とふたり暮らし。唯一の楽しみは競走馬ピートと過ごすひととき。ささやかながらも穏やかな生活は一変、父親の突然の死によって、彼は「世界から滑り落ちた」。追い打ちをかけるように、走れなくなったピートの殺処分が告げられると、チャーリーはピートを連れ、“自分の居場所を探す旅”に出ます。しかし踏み出した先で直面するのは、過酷な“現実”。チャーリーの心の痛みや激情的な涙と、この世界の美しさに触れた笑顔が交互に描き出され、彼が進みゆく荒々しくも美しいアメリカの大自然と呼応するように切り替わっていきます。少年が先の見えない荒野の先に見たものとは──?チャーリー・プラマーの、静かながらも力強く瑞々しい演技が輝く、感動作を期待させる予告編です。
北米では今最も勢いがある気鋭スタジオ「A24」が配給したことでも話題の本作は、2019年4月12日(金)より全国順次公開されるほか、2019年1月よりヒューマントラストシネマ渋谷などで開催される「未体験ゾーンの映画たち2019」にて特別先行上映が決定しています。
==
『荒野にて』(原題:Lean on Pete)
ある日突然、世界の底へ滑り落ちた少年の旅
小さい頃に母が家出し、愛情深いがその日暮らしの父と二人暮らしのチャーリー。家計を助けるために競走馬リーン・オン・ピートの世話をする仕事を始めるが、ある日父が愛人の夫に殺されてしまう。15歳で天涯孤独になってしまったチャーリーの元に、追い打ちをかけるように届いたのは、試合に勝てなくなったピートの殺処分の決定通知だった。チャーリーは一人馬を連れ、唯一の親戚である叔母を探す旅に出るが、彼らの前に広がるのは、あまりに広い荒野だった──。
監督/アンドリュー・ヘイ
出演/チャーリー・プラマー 、スティーヴ・ブシェミ、クロエ・セヴィニー、トラヴィス・フィメル
2017年/イギリス/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/2時間2分/字幕翻訳:栗原とみ子
日本公開/2019年4月12日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷他 全国順次ロードショー
配給/ギャガ
© The Bureau Film Company Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2017