バリー・ジェンキンス監督『ビール・ストリートの恋人たち』日本版特報&ポスターが公開
- Fan's Voice Staff
アカデミー賞作品賞受賞『ムーンライト』バリー・ジェンキンス監督最新作『ビール・ストリートの恋人たち』の特報映像とポスタービジュアルが解禁されました。
前作『ムーンライト』で居場所を探し求める青年の愛を繊細に描いたジェンキンス監督が、最新作で紡いだのは、1970 年代 NY に生きる若きカップルの愛の物語。彼がずっと映画化を夢見ていたジェイムズ・ボールドウィン原作「ビール・ストリートの恋人たち」(早川書房刊)を基に、愛よりも、もっと深い“運命”で結ばれた、恋人たちのラブ・ストーリーを描き出しました。
今回解禁された特報では、1970年代のニューヨークで、幼馴染として幼い頃から共に育ち、強い絆で結ばれた19歳のティッシュと22歳の恋人ファニーの姿が映し出されます。『ムーンライト』に続き、うっとりするような洗練された映像美はまさに鳥肌もの。見つめ合う二人のクロースアップ、華やかなデパートで働くティッシュ、ハーレムのストリートで親友と抱擁を交わすファニー。地下鉄でふたりがすれ違い、悲しみの表情を見せ…。そして輝く光に照らされながら新しい命が誕生するまで、すべてのシーンがみずみずしく詩的に描かれます。
バックで流れる女性の歌声は、ローリン・ヒル。彼女がボーカルを務める伝説のヒップホップグループ The Fugeesの世界的ヒットソング「やさしく歌って」が、ふたりの愛とその運命を優しく包みこむように映画の世界観を彩っています。
あわせて解禁されたポスタービジュアルは、ピンク、オレンジ、ブルーといった美しい色合いのグラデーションが印象的。予告映像の中でも語られる「愛があなたをここへ連れてきた。」という一言は、バリー・ジェンキンス監督も「ジェイムズ・ボールドウィンの原作の中で好きな言葉」だという台詞。額をあわせそっと身を寄せ合う若い2人の、愛よりも深い“運命”で結ばれたラブストーリーを感じさせるとともに、どこか切ない予感を抱かせるビジュアルに仕上がっています。
今年のトロント国際映画祭でお披露目された本作は、観客の熱狂的な支持を得て観客賞次点、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞脚色賞、助演女優賞、作品トップ10受賞、AFI賞作品トップ10など、数々の映画賞を席巻し、12月17日(月)時点で、31の映画賞を受賞、108のノミネートを記録しています。アカデミー賞最大の前哨戦、第76回ゴールデン・グローブ賞では見事、作品賞(ドラマ部門)、脚本賞、助演女優賞にノミネート(1月6日受賞発表)を果たし、今年度のアカデミー賞有力作として大きな注目を集めています
『ビール・ストリートの恋人たち』は2019年2月22日(金)より全国公開。
==
『ビール・ストリートの恋人たち』(原題:If Beale Street Could Talk)
監督・脚本/バリー・ジェンキンス
原作/「ビール・ストリートに口あらば」ジェームズ・ボールドウィン著
出演/キキ・レイン、ステファン・ジェームス、レジ―ナ・キング、コールマン・ドミンゴ、マイケル・ビーチ、ディエゴ・ルナ、エド・スクライン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、デイヴ・フランコ、ペドロ・パスカル 他
2018年/アメリカ/英語/119分/アメリカンビスタ/カラー/日本語字幕:古田由紀子
日本公開/2019年2月22日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
提供/バップ、ロングライド
配給/ロングライド
公式サイト
© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.