Column

2018.12.03 12:00

【インタビュー】マイケル・B・ジョーダンが主演作『クリード 炎の宿敵』を語る

  • Fan's Voice Staff

『クリード チャンプを継ぐ男』の待望の続編『クリード 炎の宿敵』が2019年1月11日(金)に公開されます。

『クリード 炎の宿敵』では、主人公アドニス・クリードと師匠ロッキーの前に新たな最強の宿敵が登場。なんと『ロッキー4/炎の友情』(85年)でアドニスの父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子、ヴィクターです。アポロは、ソ連から送り込まれたドラゴとのエキシビジョンマッチに挑み、猛烈なパンチを浴び続け、ついには帰らぬ人となってしまいます。ライバルの死後、ロッキーはそのドラゴに挑み、15ラウンドの死闘の果てに、ライバルであり親友だったアポロの雪辱を果たしました。

ライアン・クーグラー監督の『クリード チャンプを継ぐ男』でアポロの息子アドニスを演じ大ブレイクしたマイケル・B・ジョーダンは、同監督の『ブラックパンサー』ではヴィランとして存在感を示すなど、全世界から注目される新進俳優。

盟友ライアン・クーグラーと共に制作総指揮に名を連ねるなど、並々ならぬ情熱を傾けた最新作『クリード 炎の宿敵』への思いを、マイケル・B・ジョーダンが熱く語りました。

前作との最も大きな違いは、「アドニスの成長と進化」。「彼は自身の家族を持ち、独自のレガシーを築いていくんだ。この映画はクリードの人生の“第二章”なんだ。チャンピオンになりつつある。父親になりつつある。一人前の男になりつつある。それはとても重要なことだよ」と、アドニスというキャラクターが人として大きく成長していく過程こそが魅力であると語ります。

『クリード 炎の宿敵』のハイライトは、シリーズのレジェンドであるアポロをマットに沈めた男イワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)と、その息子ヴィクター(フロリアン・ムンテアヌ)が、最強の挑戦者として名乗りを上げること。まさに『ロッキー4/炎の友情』を受け継ぐストーリーとなっているのです。

「最終的にストーリーラインがこういうものになることは分かっていたよ。アドニスの過去の重要な部分だからね。イワン・ドラゴ、そしてアドニスとアポロとの関係を扱うことで、ついにその問題に正面から向き合い、片をつけることが出来る。そこにはすごい歴史があるんだ」と、シリーズを通して続くキャラクターたちのその後に思いを馳せます。ロッキーに敗れたことで、地位も名誉もすべてを失うことになった「イワン(父)のバックグラウンドや、その息子のことを観客が知り、彼らの思いを感じられるのは、とてもエキサイティングな体験になると思う」

シルベスター・スタローン演じるロッキーとアドニスの師弟を超えた関係については、「どんな人間関係でもそうだと思うけど、浮き沈みはあるし、良い時もあれば悪い時もある。二人はとても近しい存在だけど、どんな家族とも同じように、自分たちの問題や葛藤を抱えている。ロッキーとアドニスの間には、アポロにまつわるとても複雑な過去があるんだ」。悲劇の試合を止められなかった後悔に苛まれるロッキーと、その暗い過去をも乗り越えたいと願うアドニスらの関係を語ります。「最終的には何でも言い合える関係になる。彼らが一緒に過ごすシーンを見てもらえることはこの上ない喜びだ」

共演者としてだけではなく映画製作を共にしたスタローンについては、「スライはとても頭がいい人だ。たくさんのビジョンを持っていて、どのように映画を作ればいいかわかっている。ビジネス的なことで、僕にとって助けになるようなアドバイスをたくさんしてくれた。いつもとても感謝しているよ」とコメント。

さらに日本のファンに向けて、「まだ一度も日本に行ったことがないんだ。行くのが待ちきれないよ。僕は日本文化の大ファンなんだ。たくさんアニメを見て育った。日本のアニメが描いているのは、家族だ。家族や絆、約束、“アンダードッグ”(勝ち目のない人)が頑張ることをとても大事にしている。それらはすべて、『クリード』シリーズの中でアドニスが体現していることだと思う。彼はとても長い間、アンダードッグだったんだ。それに彼は、家族や約束、大事な人との関係を大切にしている。そして、“決してあきらめない”という強い思いを持っている。それは、世界の誰もが、特に日本の人たちが、共感できることだと感じるよ。そういうものを本作で表現したいと思ったんだ」という熱いメッセージを贈ってくれました。

今、若手でもっとも勢いのある俳優マイケル・B・ジョーダンが演じるアドニス・クリード。偉大な父や大切な家族のため、そして自分のために… 苦しみ、葛藤しながらもロッキーと共に宿敵に挑んでいくアドニスの人間としての成長が生み出すドラマに期待は高まるばかり!

マイケル・B・ジョーダンとシルベスター・スタローンが世界中の〈父と息子〉に贈る、興奮と感動の物語『クリード 炎の宿敵』は、2019年1月11日(金)より全国ロードショー。

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『クリード 炎の宿敵』(原題:Creed II)

ロッキーの指導の下、世界チャンピオンに上り詰めたアドニスのもとに、かつて父アポロをリングで殺したイワン・ドラゴの息子ヴィクターとの対戦話が舞い込む。父に復讐を誓ったアドニスは、ロッキーの反対を押し切り因縁の一戦に臨むことにする。試合はヴィクターの反則行為により勝利したものの、納得のいく勝利を飾れなかったアドニスは、心身ともに調子を崩してしまう。同時に、婚約者のビアンカの出産も控え、父親になることへの不安も抱えていた。アドニスの母親から頼まれたロッキーは、父親がいない環境で育ったアドニスに父親という存在の大切さをアドバイスする。父親となったアドニスはしばらく一線から遠のいていたが、「ボクシングが自分そのものだ」と気づき、ついにヴィクターとの再戦を決意する。父の復讐のため、師匠ロッキーのため、愛する家族のため、そして、<偉大な父>を超えるため――。 アドニスがリングに上がる本当の意味に気づいた時、リングの先で見つけた人生の<答え>とは──。

出演/シルベスター・スタローン、マイケル・B・ジョーダン
監督/スティーブン・ケープル・Jr.
全米公開/2018年11月21日

日本公開/2019年1月11日(金)全国ロードショー
配給/ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
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