第84回ニューヨーク映画批評家協会賞、アルフォンソ・キュアロン監督『ROMA／ローマ』が作品賞など三冠！

各種批評家協会賞の中でも最も古い歴史を誇るニューヨーク映画批評家協会賞の2018年（第84回）受賞作が、現地時間11月29日に発表されました。

アルフォンソ・キュアロン監督『ROMA／ローマ』

70年台初頭のメキシコシティを舞台とした、アルフォンソ・キュアロン監督による自伝的ドラマ『ROMA／ローマ』が作品賞、監督賞、撮影賞と三冠。9月のヴェネチア国際映画祭で最高賞である金獅子賞を受賞している本作は、配信系の大手NETFLIXが賞レースを見込んで、独自のルールを破って11月末より一部国の劇場で限定公開しており、12月14日より全世界配信予定です。

『First Reformed』

イーサン・ホーク主演、ポール・シュレイダー監督の『First Reformed』（原題）は、主演男優賞と脚本賞の二冠。本作は、先日発表されたゴッサム賞でも脚本賞と男優賞を受賞したほか、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でもオリジナル脚本賞を獲得しています。

昨年のニューヨーク映画批評家協会賞で作品賞を受賞したのは、グレタ・ガーウィグ監督『レディ・バード』。

授賞式は2019年1月にニューヨークで開催されます。

以下、2018年の受賞作です。

作品賞：『ROMA／ローマ』アルフォンソ・キュアロン監督
監督賞：アルフォンソ・キュアロン『ROMA／ローマ』
主演男優賞：イーサン・ホーク『First Reformed』
主演女優賞：レジーナ・ホール『Support the Girls』
脚本賞：ポール・シュレイダー『First Reformed』
助演男優賞：リチャード・E・グラント『Can You Ever Forgive Me?』
助演女優賞：レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』
アニメ映画賞：『スパイダーマン：スパイダーバース』
撮影賞：アルフォンソ・キュアロン『ROMA／ローマ』
初監督作品賞：『
Eighth Grade』ボー・バーナム監督
外国語映画賞：『Cold War』パヴェウ・パヴリコフスキ監督（ポーランド）
ノンフィクション映画賞：ビン・リウ監督『Minding the Gap』