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2018.11.29 12:00

ピエール・ルメートルの傑作を映画化『天国でまた会おう』19年春公開決定!

  • Fan's Voice Staff

2018年セザール賞13部門ノミネート・5部門受賞を果たしたフランス映画『Au Revoir Là-Haut(英題:See You Up There)』が、邦題『天国でまた会おう』として2019年春に全国公開されることが決定しました。

「このミステリーがすごい!」大賞、週刊文春ミステリーベスト10など、日本の名だたるブックランキングで7冠を達成して話題騒然となった「その女アレックス」。著者のピエール・ルメートルは、ミステリー史の全く新しい扉を開いたと絶賛され、今も新作を発表するたびに世界各国でベストセラーを記録し続けています。日本でも熱烈なファンが多数いる彼の作品群の中でも、意欲的な異色作として高く評価され、フランス文学界で最も権威のあるゴンクール賞に輝いた傑作「天国でまた会おう」の映画化が実現しました。監督を務めたのは、俳優として活躍し、本作でも主演の一人を務めるアルベール・デュポンテル。

米映画批評サイトロッテン・トマトでは、93%フレッシュの高評価を獲得している本作(2018/11/20時点)。本国フランスで公開されるや大ヒットを記録、2018年のセザール賞で13部門ノミネートの末、脚色賞や監督賞を含む5部門で受賞しました。デュポンテルと共に脚本を手掛けたルメートルは、本作が自身初の映画脚本です。

▼海外版予告

戦場で死にかけ、その後深い友情で結ばれていく年の離れた二人を演じるのは、『BPM ビート・パー・ミニット』でのあまりに鮮烈な演技が高く評価されたナウエル・ペレーズ・ビスカヤートと、アルベール・デュポンテル。それぞれ画才に恵まれながら戦争で顔に重傷を負った御曹司のエドゥアールと、戦争で職も恋人も失った小心者のアルベールを演じます。二人の宿敵でもある上官のプラデル中尉には、『エル ELLE』での怪演も記憶に新しいロラン・ラフィット。エドゥアールの画家になりたいという夢を認めない頑固な父親マルセルには、『真夜中のピアニスト』『サラの鍵』の名優ニエル・アレストリュプ。反目し合う父と息子の関係のドラマティックな行方には、涙せずにはいられません。

あわせて本国版のビジュアルと場面写真も到着。本国版のビジュアルでは、エドゥアールが着けた真っ白な仮面のうしろには登場人物やキーとなるものが溢れんばかりにちりばめられ、本作が持つ圧倒的なビジュアルセンスや奇想天外なストーリーを想像させるデザインとなっています。

場面写真には、個性的かつ美しい仮面をつけたエドゥアールと笑顔を見せるアルベール、そして声を失ったエドゥアールの想いを“通訳”する少女が写し出されています。エドゥアールはなぜ仮面を身に着けているのか?誰がこの芸術的な仮面を作ったのか?観る者の想像を刺激し、期待を高めるカットとなっています。

©Jérôme Prébois / ADCB Films

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『天国でまた会おう』(英題:See You Up There)

1918年、休戦目前の西部戦線。生き埋めにされたアルベールを救ったエドゥアールは、その時に顔に重傷を負ってしまう。パリに戻った二人を待っていたのは、戦没者は称えるのに帰還兵には冷たい世間だった。仕事も恋人も失ったアルベールと、生還を家族にひた隠しにするエドゥアール。そこに、声を失ったエドゥアールの想いを“通訳”する少女が加わった。一度は負けた人生を巻き返すために、彼らは国を相手にひと儲けする大胆な詐欺を企てる。だが、そこには隠された本当の目的があった──。

監督/アルベール・デュポンテル
原作/ピエール・ルメートル「天国でまた会おう」(平岡敦訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)
脚本/アルベール・デュポンテル、ピエール・ルメートル
出演/ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート、アルベール・デュポンテル、ロラン・ラフィット、ニエル・アレストリュプ、エミリー・ドゥケンヌ、メラニー・ティエリー
原題:Au Revoir Là-Haut/2017年/フランス/フランス語/117分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/日本語字幕:加藤リツ子/PG-12

日本公開/2019年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給/キノフィルムズ/木下グループ
© 2017 STADENN PROD. – MANCHESTER FILMS – GAUMONT – France 2 CINEMA
場面写真:©Jérôme Prébois / ADCB Films