スパイク・リー監督『ブラック・クランズマン』日本版特報映像&ティザービジュアルが解禁
- Fan's Voice Staff
1979年に黒人刑事が過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査するという大胆不敵な作戦を実行した黒人警官ロン・ストールワールの体験を綴ったノンフィクション小説を、鬼才スパイク・リー監督が映画化した『ブラック・クランズマン』の日本版特報映像とティザービジュアルが公開されました。
三角白頭巾を身に纏った、白人至上主義を掲げる危険な秘密結社Ku Klux Klan(略称:KKK)のメンバーたち。炎に包まれた巨大な十字架に両手を高々と掲げ祈りを捧げる中、青いケープに身を包んだデービッド・デューク(トファー・グレイス)がその中心人物。危ない雰囲気の組織の気がしてなりませんが、主人公の黒人刑事ロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)からは、「俺が潜入する」と耳を疑うような発言。これには上司も「何言ってんだこいつは」と言わんばかりに乾いた笑いで返すしかありません。白人至上主義団体に黒人が潜入するなんてありえない!と、周りの同僚刑事たちはコーヒー噴いて失笑しますが、ロンは本気で、「白人として電話をかける」と…。
不可能だと思われた潜入捜査作戦は、黒人刑事のロンが白人を装い電話をし、同僚の白人刑事フリップ・ジマーマン(アダム・ドライバー)が実際にKKKに潜入するという、二人で一人の人間“ロン・ストールワース”を演じる大胆不敵な作戦!そんな型破りが過ぎる作戦に、フリップも「イカれてんだろ!」と唖然な顔を浮かべます。手に入れてしまったKKKの会員証をまじまじと見つめるフリップの心配をよそに、大胆不敵な潜入捜査の概要を「二人で演じるんだ。一人の男を」と力説するロン。果たして、彼らの潜入捜査はうまくいくのか?
第71回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、本年度アカデミー賞も有力視されている本作は、2019年3月に全国公開されます。なお、本作の字幕監修はオーサカ=モノレールの中田亮さんが担当するとのこと。
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『ブラック・クランズマン』(原題:BlacKkKlansman)
1979年、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署でロン・ストールワースは初の黒人刑事として採用される。署内の白人刑事から冷遇されるも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に電話をかけてしまう。自ら黒人でありながら電話で徹底的に黒人差別発言を繰り返し、入会の面接まで進んでしまう。問題は黒人のロンはKKKと対面することができないことだ。そこで同僚の白人刑事フリップ・ジマーマンに白羽の矢が立つ。電話はロン、KKKとの直接対面はフリップが担当し、二人で1人の人物を演じることに。任務は過激派団体KKKの内部調査と行動を見張ること。果たして、型破りな刑事コンビは大胆不敵な潜入捜査を成し遂げることができるのかー!?
監督・脚本/スパイク・リー
製作/スパイク・リー、ジェイソン・ブラム、ジョーダン・ピール
出演/ジョン・デヴィッド・ワシントン、アダム・ドライバー、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス、アレック・ボールドウィンほか
2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/映倫:G指定
日本公開/2019年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給/パルコ
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