Column

2018.10.20 10:00

工事中のアップリンク吉祥寺に潜入!映画ファンにとって理想的な劇場とは?

  • ichigoma

CNNトラベルが選ぶ「世界で最もクールな映画館10」(2017年度)に日本の映画館として唯一ランクインした渋谷の映画館「アップリンク」。

映画ファンにはお馴染みのこのミニシアターですが、5年間に渡って準備が進められている新しい映画館「アップリンク吉祥寺」が、ついに12月14日にオープンします。

「東京で最も住みたい街」ランキングでは常に上位にランクインしている吉祥寺で、どんな新しい映画体験ができるのか?浅井隆アップリンク代表に、建設途中の新映画館を案内していただきました。

絶賛工事中の「アップリンク吉祥寺」を内覧

世の中の「ファン」と呼ばれる人たちの間にも、いろんな趣味趣向がありますが、映画ファンにも、ただ座って映画を観るだけでは飽き足らず、過去から現在に至るまでの映画史に足を踏み入れる人や、作中に使用されている映画音楽の世界に魅入られる人、映画のチラシやパンフレットを収集に走る人など楽しみ方は多岐に渡ります。

私の場合、“映画館鑑賞”。

シネコン・単館問わず、全国各地にある映画館の機器設備や雰囲気を楽しむ事に喜びを感じます。スクリーンサイズや音響機材、実際に鑑賞してみての映え方や音の具合、シアター内の椅子配置や座り心地に場内の傾斜角度、はたまた内装やロビーまでも楽しんでしまう。映画館というハコをまるっと愛でるのが無上の楽しみです。

ということで、「アップリンク吉祥寺」には、大きな期待を寄せています。

アップリンク吉祥寺の位置する場所は、JR吉祥寺駅北口から歩いて5分ほどの吉祥寺パルコ地下2階に位置します。広さは、約285坪。

まだ剥き出しのコンクリート柱と、各シアターの仕切りとなるであろう鉄格子がその間に張られ、この区切られた空間が何かの部屋になるんだなとは見て取れます。

まずは映画館の顔であり、入って一番最初に踏み入れるチケットカウンターとコンセッション(売店)。チケットカウンターには「某有名ホテルのような」(浅井氏)オーセンティックな障子を配置したり、通路は回廊のようにぐるっと一巡出来る構造になっていて、一部は青いトンネルのような内装になるそう。上映時間よりも少し早く到着してもちょっとした探検気分も楽しめそうですね。

肝心のスクリーンは5つで、スピーカーは、アップリンク渋谷のスクリーン1に導入している田口音響研究所の田口和典さんが開発した平面スピーカーをすべてに導入する予定だそうです。

スクリーン3 「RED」98席 予定地(奥の壁がスクリーンに)

5つのスクリーン「POP」「RAINBOW」「RED」「WOOD」「STRIPE」は、それぞれデザイン、コンセプトが異なります。設計はアビエルタ建築・都市の北嶋祥浩さん、座席は、ヨーロッパのトップメーカー「キネット」社のシートが設置される予定です。

▼スクリーン1 「POP」63席

オレンジ、ブルー、黒のチェアをランダムに配置。バックは、イーリー・キシモトの壁紙。

▼スクリーン2「RAINBOW」 52席

7列をレインボーカラーのチェアで配色。バックをブルーにし、青空に虹がかかっているように見える予定。

▼スクリーン3 「RED」 98席

黒の肘掛け付きの真っ赤な合皮のチェア。

▼スクリーン4「WOOD」 58席

キネット社のウッド2というチェアを設置。

▼スクリーン5「STRIPE」29席

ストライプ柄の布貼りのチェア。壁紙はウィリアム・モリスの「鳥とザクロ」。

5つのシアターは、それぞれコンセプトが異なり、例えばスクリーン2の「RAINBOW」は、全7列の椅子が列毎に色分けされ、スクリーンを背にして座席の写真を撮ると虹が掛かっているように見えるレインボーカラーの配列になるという、見た目にも楽しい内装に。「LGBT作品はまずこちらで上映したい」(浅井氏)そう。

続いてスクリーン5「STRIPE」は、29席の一番小さいシアターです。文字通りストライプの椅子を設置される予定で、おそらく一番インスタ映えするスクリーンになるであろうと太鼓判。

スクリーン5「STRIPE」29席 予定地

「アップリンク吉祥寺」は現在、クラウドファンディングで映画館づくりの応援を募っていますが、その中の5万円コースのひとつでは、スクリーン5「STRIPE」の施設レンタル権が含まれているものもあります。自主上映やイベント上映したい人には朗報です!

個人による貸し切り上映も検討中とのことですが、うーん、29人なら個人主催でも映画好きの仲間達を募って集められそうな人数ですし、もしかしたら本格志向な映画鑑賞会を開く事も出来るかも!?貸切りであれば応援上映も出来ますし、コスプレや特定の小道具の持ち込みを条件にした自分だけの特別上映も夢ではありません!

また、上映中の50作品ほどのポスターが展示されるコーナも。チラシもこのエリアに置かれる予定。やっぱりチラシ置き場は大切ですね。次に観る映画の情報収集のツールの一つですし、個人的にはお気に入り作品のチラシは取っておきたい人です。ああ、収集癖。

そのポスターエリアを抜けた先にはギャラリースペースがあります。アップリンク渋谷にもありますが、こちらでは映画の撮影に使われた衣装展示や、写真展などのイベントが予定されてるそうです。どんな展示イベントが行われるのか期待したいです。

通路を道なりに回り、ギャラリースペースの次の角にあたる位置にあるのが女性用トイレ。おおっ広い、広いよ!一番小さいスクリーン5よりも面積だけなら広い気が…。17個の個室にパウダースペースも作られるんですってよ。

女性用トイレ 予定地

上映前後の女性用トイレは混雑する事が多いので、広いトイレは嬉しいですね。

また、誰でも利用可能な多目的トイレも設置されるそう。ファミリー向けの作品も上映する予定との事で、映画を愛する人達だけでなく小さなお子さんや車椅子の方、性別分けされたトイレに抵抗がある方にも広く間口を開いた映画館になりそうです!

浅井代表のプランを聞いてるだけで、こちらもワクワクしてきます。

浅井代表

浅井代表にインタビュー、ミニシアターの現在

内覧の後は場所を移して、浅井代表に「アップリンク吉祥寺」、さらにミニシアターの現在についてお話を伺いました。

──吉祥寺というと、映画ファンの間ではやはりバウスシアター(2014年6月閉館)というイメージが強いですね。

浅井氏「ずっとバウスには映画を観に行ってましたし、アップリンクの配給作品も上映して貰っていました。バウスシアターの代表だった本田拓夫さんとは、先日、久し振りにお会いしましたよ。また、バウスの編成をしていた西村協さんとアップリンクでクラウドファンディング応援企画で、当時の話とこれからの映画館、東京の映画館がどうなるのかってイベントを企画しています。デレク・ジャーマン監督の『BLUE ブルー』(93年)を久し振りに上映する予定です(※開催済み、イベントの模様はこちら)」

──デレク・ジャーマン特集はこけら落としですか?

浅井氏「デレク・ジャーマン監督は、こけら落としではなく、来年春くらいにレトロスペクティブを企画しています。没後25周年記念ですね」

──渋谷に続く映画館をオープンするにあたり、なぜ吉祥寺を選ばれたのですか?

浅井氏「シンプルにビジネス的視点で考えてですね。渋谷では、10年以上運営しているけど、DCP(デジタルシネマパッケージ)上映にしたのが2年ちょっと前。3スクリーンともDCP。席数も40席・41席・58席と少ないので、週末はお客さんが溢れてしまうのと、サービスデーやトークショー付き上映などがあると満席になります。なので、もう一つ映画館が欲しいということで、5、6年前から探していたんです。

最初は、横浜か吉祥寺で探していました。人口の推移をネットで調べたんですが、今、少子高齢化といわれ何十年後に1億人を切ると言われてるのに、右肩上がりで伸びてるのは東京と神奈川なんですね。お客さんの元となる人口が増えてるんだよね。もちろん映画を観に行く人は、全国平均で一年で2回以下という統計もあるのだけれど、もうちょっと細かく見ると東京とか神奈川は増えてるのね。人口が増えてるからだと思うけれど。で、商売としてミニシアターはまだ神奈川か東京では可能性があるなと。作るなら、中でも人が集まる吉祥寺か横浜だと思ったんですよね」

──1980年代に始まったミニシアターブームは、一時、閉館していく傾向があったと思うのですが。

浅井氏「それは、それぞれの理由があって閉めたんだと思います。シネカノン(渋谷シネ・ラ・セット等のミニシアターを運営。2010年に民事再生手続申請)や、元ユーロスペースの跡地にあった、シアターN渋谷(2012年12月閉館)もそうです。お客さんが減ったわけではないと思いますよ。商売としては成り立っていました」

──アートシアターはお客さんが減ったから閉館してるというイメージがありますが、それは違うと。

浅井氏「メディアがそのネタをいつも質問してくるので、僕は一生懸命ひっくり返しています(笑)。特にアート系の映画を観に来てくれるお客さんがいることは事実だし、僕は肌で感じています。決して先は暗くないと思うんですよね。

ウェス・アンダーソン監督の『犬ヶ島』は、“『犬ヶ島』を日本の映画館で観る”という行為が外国人の間で話題になって、InstagramやTwitterにたくさんアップされていました」

──CNNトラベルの「世界で最もクールな映画館10」にも選ばれていましたね。アップリンクでそういう現象が起きてるのが面白いですね。

浅井氏「多分どこも『犬ヶ島』を上映していなくて、観光客がアップリンクを探し当てて来てるんだと思います。アップリンクってある意味、『犬ヶ島』みたいな映画館じゃないですか。手作り感というか、サイズ感も『犬ヶ島』っぽいと。それが評判になったんだと思います」

──想定外の現象ですね(笑)。渋谷は若い人が集まる街ですが、10年前と比べて客層は変わりましたか。

浅井氏「東宝が製作・配給して一番大ヒットしたのが2年前の『君の名は。』と『シン・ゴジラ』です。『君の名は。』を観てるのは若い人が多いですよね。『君の膵臓をたべたい』とかも若者がターゲットですよね。最近の若い人は映画を観てないって一部が言っているのは、完璧に間違ってると思います。シネコンには若い人がスターを観に行く。で、そういう若い人が映画館で映画を観る楽しみを覚えて、今度はミニシアターに関心を持ちだしたんですよね」

──作品のヒットする傾向は変わりましたか?例えばジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』。その前の『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』は傑作で、トム・ヒドルストンやケイト・ブランシェットなどのスターも出ていたのにまったく鳴かず飛ばすで、それよりも地味な『パターソン』がヒットして、アップリンクではロングランとなりましたね。

浅井氏「あれはね、”おうち映画”。いわゆる”インテリア映画”ですね。そういうのが今の若い人に評判がいい。手が届く部屋のレイアウトやインテリアで、女の子と同棲してたり、遠いお洒落なアメリカではなく親近感がありますよね。」

──ちょっと前だとシネフィルしか観てない作品がヒットするのはすごいですよね。

浅井氏「それは若いお客さんが、アートフィルムはこうだとかとまったく捉えてなくて、ちょっと気持ちのいい音楽を聴くのと同じような感覚で映画を観てる人が増えてきたからじゃないかな」

──作品名や監督名を知らなくてもいい感じですよね。そういった傾向は、映画館の編成には影響してますか。

浅井氏「見せたい映画だけではなく、お客さんが入る映画を上映する必要があります。アップリンクは、その両方が可能な映画館だと思う。それはスクリーン数が多いし、二番館(※封切りから遅れて上映される映画館)としても上映しているから。今は渋谷で10作品、吉祥寺は多分15〜20作品が一度に上映できることになります。

そうすると観て欲しいなっていう映画も上映できるし、FOXサーチライトやソニー・ピクチャーズのようなハリウッド・メジャーの作品も、カンヌ国際映画祭で賞を取ったような映画も上映できるし、『カランコエの花』みたいなインディーズ作品や、ドキュメンタリー作品も上映できるんですね。

吉祥寺はさらに夏休みとかはファミリー層も取り込まなくちゃいけないので、アニメなど、ファミリーで観れる映画も編成すると思いますね。」

目指す”いい音”の方向性

──最近は、音にこだわる観客も多いと思いますが。

浅井氏「スピーカーシステムについては、吉祥寺では田口音響研究所の田口和典さんの平面スピーカーをすべてのスクリーンに設置します。スピーカーは普通円錐形なんですけど、田口さんが実用化してるのは平面のスピーカー。アンプはイタリア・フィレンツェに本社があるパワーソフト社です。その2つを使った組み合わせの映画館は世界中どこにもないですね。音響テストを繰り返して、すごくいい音が出るようになっていますよ」

──その場合の”いい音”のポイントとは、どういうものですか。

浅井氏「基本的には映画の音って、大きく三つあるんですね。一つは台詞、二つ目が音楽、三つ目が効果音。それが一緒に耳に流れ込んでくるんです。それらが交じり合わないで、ここからは声が聞こえ、あちらからは音楽が聞こえ、こちら側ではちょっと川のせせらぎが聞こえてくるっていうのが、映画館におけるいいサウンドシステムだと思いますね。まだ(アップリンク吉祥寺は)完成していないけれど、ベストな音環境の映画館になると思います」

──音へのこだわりといえば、立川シネマシティがありますよね。Fan’s Voiceでは『クワイエット・プレイス』極上爆音上映試写会にファンを招待したのですが、音が大きいだけではなく、音のクオリティが高いのと、どこを大きくしてどこを小さくするのか、作品によって変えているとおっしゃっていましたね。

浅井氏「うちはまだネーミング決めてないけど、美しい音。”美音”とかですかね(笑)?DCI(デジタル・シネマ・イニシアティブズ)っていうハリウッドのスタジオが中心になって決めた規格があって、映像プロジェクターに関してはすごく細かく決まっているけど、音に関しては決まってない。どのアンプに繋いでどのスピーカーに繋ぐとかは自由なんですよね」

──アップリンク吉祥寺の音響は何チャンネルになる予定でしょうか。

浅井氏「基本は最大で7.1ch、でも大半の映画は今5.1chです」

オンリーワンな5つのスクリーンを目指して

──プロジェクターは2Kですか。

浅井氏「2Kです」

──11月末には、4K・12chの次世代レーザーIMAXシアターが川崎と名古屋にオープンしますね。2019年には池袋にもレーザーIMAXがオープンします。

浅井氏「ネット配信と差を付けるにはそういうスペクタル化ですね。3Dが廃れてきてしまったので」

──レーザーIMAXは、現在国内1箇所のみとなっている109シネマズ大阪エキスポシティへ東京からわざわざ観に行く人もいますね。台湾のミラマーにあるIMAXシアターなんかにも遠征組がいますね。

浅井氏「確かに“アップリンク渋谷で『君の名前で僕を呼んで』を観たらスクリーンが明るい”ってTwitterで評判になったので、いろいろデータ調べたら、確かにアップリンク渋谷は民生機(業務用ではなく家庭用)のプロジェクターで、民生機のプロジェクターって実は業務用のDCPよりコントラスト比が全然高いんですよ。プロフェッショナルのDCPは2000:1、民正機は20000:1とかで全然桁が違って、黒の締りがすごくなる。
それに、渋谷のスクリーンはサウンドスクリーンと言って、スピーカーを後ろに置いてスクリーンに穴が開いています。サウンドスクリーンだと、スクリーンのだいたい8〜9%くらいが面積上穴なんです。だから映画を観ているつもりでも、8〜9%は実は黒い穴を観ている。脳の中で変換されるから穴は感じないんですが、やっぱり穴は穴なので、その穴が無いとちょっと明るく見えるんです。だから、(『君の名前で僕を呼んで』では)“見えないものが見える”って話題になってみんなアップリンク渋谷に観に来ていました」

──それをウリにしてみたらどうですか?

浅井氏「口コミでそういうことも伝わったのかもしれません。10週目の超ロングランヒットです」

──「アップリンク吉祥寺」は内装にもこだわっているそうですが、座席もフランスのキネット社のものを採用するそうですね。

浅井氏「1980年代にミニシアターが出来た時、キネット社って一種ブランドだったんです。一時経営が厳しくなったんですが、今は日本のコトブキ(コトブキシーティング株式会社)の傘下になりました。なので、日本人スタッフもいます。だからコトブキを通して、パリのキネット社に打ち合わせに行って、実際にいくつもタイプの椅子を座り比べたり、生地見本を見せて貰ったりして選びました。5つのスクリーンなので、5つのパターンの椅子を作りました」

──触り心地や座り心地はどうでしょうか。映画館の椅子は、あまりリラックス出来すぎるとよくないと思いますが。

浅井氏「基本的にキネット社の椅子は低反発クッションを入れてるんで、座り心地はいいんですよね。映画館の椅子は、基本的にオーダーメイド、つまり発注してから作るので、(柄等を変えても)値段は全然変わらないから、いろいろバリエーションを作ったほうがお得です。映画館建設を業者任せにすると、たいてい決まって赤い椅子とかになっちゃいますけどね」

──Twitterでつぶやいていた椅子の傾斜角、字幕見えない問題は解決しましたか。

浅井氏「大手基準があって、日本人の身長は男性171cm、女性が159cmとして、大手の映画館は171cmの人を全部座らせて、“サイトライン(椅子に座り、前の人の頭がかぶらずにスクリーンが観れるライン)”を取るのね。次に159cmの女性が全部座った時のサイトラインをとる。で、両方で問題無ければOKなんだけど、いやいやちょっと待てよ、と。現実には前に171cm、後ろに159cmの人が座るというケースがあるよね。アップリンクでは前に男性、後ろに女性が座った時でも見えるサイトラインの確保を努力しています」

こんな特別上映なら金に糸目は付けないです!一度観てみたい”ストイック上映”

──映画ファンの中ではよく聞く話なのですが、映画館で上映前(予告編)や上映中にスマホを開くといった鑑賞マナーが悪い観客に当たる事があります。もしそういった方がいない”ストイック上映”があるんだったら、追加料金を払ってもいいと思ってるファンもいます。「この作品はストイック上映です」と案内して、絶対スマホをいじるなと。ロッカーに荷物を入れて観てください、とか。

浅井氏「ストイック上映、渋谷で上映してみようかな。どんな作品でストイック上映すればいいのかな?」

──『君の名前で僕を呼んで』をストイック上映してくれるなら本気で行きますね。3000円くらいまでなら。

浅井氏「そういう声が多かったら、本当に考えてみます(笑)」

──浅井代表、ありがとうございました!

なるべく良い環境で良い映画を観たいのは、すべての映画ファンの望み。世界でひとつの映画館を目指して、建設中の「アップリンク吉祥寺」のクラウドファンディングの締切りは、いよいよ10月31日に迫っています。応援したい映画ファンは、ぜひご参加を!

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アップリンク吉祥寺

「アップリンク吉祥寺」は、映画を観る体験を特別なものにする“ミニシアター”のシネコンです。5つのスクリーンでは、世界の映画祭で話題の作品をはじめ、アート系作品、インディーズ作品など、現在「アップリンク渋谷」で映画ファンの皆さまにお楽しみいただいている作品のほか、地域の方々にも楽しんでいただけるファミリー向け作品も上映いたします。「アップリンク吉祥寺」は、多種多様な映画を通して観客の皆様と世界とを繋げる窓となる映画館を目指します。

所在地/東京都武蔵野市吉祥寺本町1-5-1 吉祥寺パルコ地下2階
共同事業者/株式会社パルコ、有限会社アップリンク
運営/有限会社アップリンク
スクリーン数/5スクリーン
座席数/計300席(最大スクリーン98席、最小スクリーン29席(予定))
オープン日/2018年12月14日(金)
設計/アビエルタ建築・都市 北嶋祥浩

クラウドファンディング実施中! ※2018年10月31日(水)まで

「アップリンク吉祥寺」では、現在クラウドファンディングを実施中。リターン(特典)には、ぬQ、小島こたお(あヴぁんだんど)+友沢ミミヨ親子、河村康輔、根本敬によるオリジナルコラボグッズのほか、現在入手困難なお宝商品を厳選した「セレクトグッズ」、今しか開講できない、映画館作りをリアルタイムで学ぶ4日間限定ワークショップへの参加権も。支援者全員に「アップリンク吉祥寺」オープンと同時に開始する新会員システム「アップリンク会員」としての特典が提供されます(1年間有効)。