ゴッサム賞2018のノミネート発表！『女王陛下のお気に入り』『First Reformed』が3部門で最多

米国の賞レースの起点となるインディペンデント映画賞、「ゴッサム・インディペンデント映画賞」2018年のノミネーションが発表されました。

左より）レイチェル・ワイズ、オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』

9月のヴェネチア国際映画祭で審査員グランプリと女優賞（オリヴィア・コールマン）をW受賞したヨルゴス・ランティモス監督による『女王陛下のお気に入り』と、イーサン・ホーク、アマンダ・サイフリッドが共演するポール・シュレイダー監督の集大成ともいえる『First Reformed』（原題）が作品賞、脚本賞など主要部門を含む最多の3部門でノミネート。カンヌ映画祭で審査員グランプリを受賞したスパイク・リーの『BlacKkKlansman』（原題）のアダム・ドライバーが男優賞部門に、また、ヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞したアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA／ローマ』の新鋭ヤリッツァ・アパリシオがブレイクスルー俳優賞にノミネートされるなど、カンヌやベネチア映画祭で注目を集めた作品が選出されています。

授賞式は現地時間11月26日（月）にニューヨークのチプリアーニ・ウォール・ストリートにて開催予定。

ノミネーションは、以下の通りです。

▼作品賞

『女王陛下のお気に入り』（FOXサーチライト・ピクチャーズ）
『First Reformed』 (A24)
『If Beale Street Could Talk』 (Annapurna Pictures)
『Madeline’s Madeline』 (Oscilloscope Laboratories)
『ザ・ライダー』 (Sony Pictures Classics)

『First Reformed』

▼ドキュメンタリー賞

『Bisbee ‘17』 (4th Row Films)
『Hale County This Morning, This Evening』 (The Cinema Guild)
『Minding the Gap』 (Hulu & Magnolia Pictures)
『消えた16mmフィルム』 (Netflix)
『Won’t You Be My Neighbor?』 (Focus Features)

▼男優賞

アダム・ドライバー『BlacKkKlansman』(Focus Features)
ベン・フォスター『Leave No Trace』(Bleecker Street)
リチャード・E・グラント『Can You Ever Forgive Me?』（FOXサーチライト・ピクチャーズ）
イーサン・ホーク『First Reformed』 (A24)
ラキース・スタンフィールド『Sorry to Bother You』(Annapurna Pictures)

左）アダム・ドライバー『BlacKkKlansman』

▼女優賞

グレン・クローズ『天才作家の妻 40年目の真実』 (Sony Pictures Classics)
トニ・コレット『へレディタリー／継承』 (A24)
キャスリン・ハーン『プライベート・ライフ』(Netflix)
レジーナ・ホール『Support the Girls』 (Magnolia Pictures)
ミシェル・ファイファー『Where is Kyra?』 (Paladin and Great Point Media)

*『女王陛下のお気に入り』（FOXサーチライト・ピクチャーズ）のアンサンブルキャスト（オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ）は女優賞審査員特別賞を受賞

エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』© 2018 Twentieth Century Fox

▼ブレイクスルー俳優賞

ヤリッツァ・アパリシオ『ROMA／ローマ』(Netflix)
エルシー・フィッシャー『Eighth Grade』(A24)
ヘレナ・ハワード『Madeline’s Madeline』(Oscilloscope Laboratories)
キキ・レイン『If Beale Street Could Talk』(Annapurna Pictures)
トマシン・ハーコート・マッケンジー『Leave No Trace』(Bleecker Street)

左より）アルフォンソ・キュアロン監督、ヤリッツァ・アパリシオ『ROMA／ローマ』

▼ブレークスルー監督賞

アリ・アスター『へレディタリー／継承』(A24)
ボー・バーナム『Eighth Grade』(A24)
ジェニファー・フォックス 『ジェニーの記憶』(HBO)
クリスタル・モーゼル『Skate Kitchen』(Magnolia Pictures)
ブーツ・ライリー『Sorry to Bother You』(Annapurna Pictures)

『へレディタリー／継承』©2018 Hereditary Film Productions, LLC

▼脚本賞

デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ『女王陛下のお気に入り』（FOXサーチライト・ピクチャーズ）
ポール・シュレイダー『First Reformed』(A24)
タマラ・ジェンキンス『プライベート・ライフ』(Netflix)
アンドリュー・ブジャルスキー『Support the Girls』(Magnolia Pictures)
コリー・フィンリー『Thoroughbreds』(Focus Features)

▼ブレイクスルーシリーズ（長編）

『またの名をグレイス』(Netflix)
『ビッグマウス』(Netflix)
『このサイテーな世界の終わり』(Netflix)
『Killing Eve』(BBC America)
『Pose』(FX Networks)
『KIZU－傷－』(HBO)

▼ブレイクスルーシリーズ（短編）

『195 Lewis』
『Cleaner Daze』
『Distance』
『The F Word』
『She’s the Ticket』