『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』海外版ロング予告編&著名人コメント
- Fan's Voice Staff
アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に、あらゆるルールもモラルも通用しない麻薬戦争の恐るべき現実をえぐり出し世界中を驚嘆させた、アカデミー賞3部門ノミネートの傑作サスペンスアクション『ボーダーライン』。あれから3年、その衝撃的な世界観と臨場感はそのままに、続編『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』が11月16日(金)より公開されます。
メキシコからのテロリスト流入に危機感を抱いたアメリカ政府の命を受けたCIAのマット(ジョシュ・ブローリン)、孤高の暗殺者アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は、麻薬王の娘イザベル(イザベラ・モナー)を誘拐し、カルテル間の抗争を引き起こす計画を実行。攻撃部隊、ブラックホーク、攻撃用ドローン、とルールなど存在しない無法地帯で水面下で進められたミッションは成功したかのように思えたのだが──。
前作に引き続き名優ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンが豪華競演する本作。
日本版予告編では惜しくも削らざるをえなかったシーンの前後も確認できる、海外版ロングバージョンの予告映像が到着。デル・トロ演じるアレハンドロが対峙する敵や少女との会話、ジョシュ・ブローリン演じるマットの置かれている立場が分かり、人殺しを厭わない麻薬戦争の渦中にいる彼らの人間性が垣間見えつつも緊張感ある映像となっています。
そんな本作をいち早く鑑賞した著名人からは、驚嘆の声が以下の通り寄せられています。※敬称略、順不同
丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)
「混沌」により全体像が見えない麻薬戦争では、何を相手に戦っているのか見失ってしまう。本作のギリギリの境界線に立つ当事者すらわかっていない様子は、まさに現実と映し鏡になっている。
坂上忍(俳優)
2018年度の最高傑作間違いなし!圧倒的なリアリズムの中で繰り広げられる互いの正義のぶつかり合いに、震えたで〜!
松江哲明(ドキュメンタリー映画監督)
超えられるはずのない前作を背負い、突破したのはデル・トロだ。鑑賞後、あなたの顔つき、歩き方が変わることは必至。
佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)
ベニチオ・デル・トロ演じるダークヒーロー。深淵を暗い眼で覗き込んでいるような主人公の悲しみに、打ちのめされた。
ドーキンズ英里奈(タレント)
容赦なく危機が迫ってくる展開に緊張が止まりませんでした。犯罪と日常が紙一重の国境の状況が、こんなに重いとは。
羽住英一郎(映画監督)
極限状況下の男たちの決断と行動の連続!この緊張感溢れる映像体験は中毒になる!
落合浩太郎(東京工科大学教授・「CIA失敗の研究」著者)
本作で明らかになるアレハンドロの過去。哀しく強い暗殺者はどこに行こうとしているのか、彼はヒーローなのか。
宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)
考えうる限り「最悪の事態」から幕を開ける、2010年代「最高のシリーズ」の続編。絶望とエンターテインメント、その二つは矛盾しない。
CreepuNutsR‐指定(ラッパー)
前作では主導権を握っていたあの2人がことごとく翻弄される。国家に、過去に、生きるために一線(ボーダー)を越えなければならない少年に。
高橋諭治(映画ライター)
国境麻薬戦争を一寸先は闇のサスペンスで描いた前作に続き、今回の予測不可能なねじれも凄まじい。あらゆる登場人物が生と死のボーダーで宙吊りになるクライマックスを目撃せよ!
赤ペン瀧川(映画コメンテーター)
砂と埃と血の味が口の中に広がるような映画だった。心地よい絶望感と少しの希望。あのラストの素晴らしさったら!
大場正明(映画評論家)
非情な世界に引きずり込まれる少女や少年の洗礼体験を盛り込み、人間ドラマとしても新生面を切り開く第二弾!
小林宏明(翻訳家)
アメリカはいつも凄絶、非情な戦争をしている。海外でばければ、国内、国境で。軍隊でなければ、捜査官、ときには民間人でさえも。
デーブ・スぺクター(放送プロデューサー)
国境に壁がなくても見えない壁の方が高い。どう乗り越えるか最後まで予想できない。タイムリーになった『ボーダーライン』はトランプ大統領がどう見るか興味深い!裏切りや国益。家族愛とリベンジ。沢山のテーマが織りなされていて今年ベスト作品に仲間入り!
越智道雄(北米文化・政治研究/明大名誉教授)
中南米を欲しいままに搾取してきたアメリカと弱体化したメキシコ政府。結果として麻薬王が跋扈する現状は、「幕府」の甎解により「戦国大名」らが群雄割拠した戦国時代のようだ。マットとアレハンドロがわれわれを麻薬戦争の実態にじかに直面させる!
ダンテ・カーヴァー(タレント/モデル)
スケールの大きさ、迫力の映像に大満足。自分もスクリーンの中にいるような錯覚に陥る程の圧倒的な臨場感でとても楽しめた。
有村昆(映画コメンテーター)
正義の「ボーダーライン」はもはやない。正規のルートで悪を追い詰めても逃げられてしまう。悪を叩くには悪にならざるを得ないのか?さらに進化した新感覚のサスペンスアクションだった!
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『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』(原題:Sicario: Day of the Soldado)
アメリカ国内で市民15人の命が奪われる自爆テロが発生。犯人らがメキシコ経由で不法入国したとにらんだ政府は、国境地帯で密入国ビジネスを仕切る麻薬カルテルを混乱に陥れるという任務を、CIA工作員マット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)に命じる。それを受けてマットは、カルテルに家族を殺された過去を持つ旧知の暗殺者アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)に協力を要請。麻薬王の娘イサベルを誘拐し、カルテル同士の戦争を誘発しようと企てる。しかし、その極秘作戦は敵の奇襲や米政府の無慈悲な方針変更によって想定外の事態を招き、メキシコの地で孤立を余儀なくされたアレハンドロは、兵士としての任務、復讐、そして人質として保護する少女の命の狭間で、過酷なジレンマに直面することになる……。
監督/ステファノ・ソッリマ
脚本/テイラー・シェリダン
出演/ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、イザベラ・モナー、ジェフリー・ドノヴァン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、キャサリン・キーナー
2018年/アメリカ/122分/字幕翻訳:松浦美奈/PG12
日本公開/2018年11月16日(金)全国ロードショー
配給/KADOKAWA
提供/ハピネット、KADOKAWA
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