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2018.10.03 19:00

『女王陛下のお気に入り』NY映画祭オープニング上映で期待通りの大絶賛!

  • Fan's Voice Staff

今最も注目されるギリシャの鬼才、ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『女王陛下のお気に入り』(原題:The Favourite)。11月23日からのアメリカ公開、2019年2月の日本公開に先駆け、現地時間9月28日(金)に開幕した第56回ニューヨーク映画祭のオープニング作品として上映され、ヨルゴス・ランティモス監督、サンディ・パウエル(衣裳)と、エマ・ストーン、オリヴィア・コールマン、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィンら主要キャストがレッドカーペット、記者会見に参加しました。

Photo by: Dave Allocca/Starpix

去る9月8日に閉幕したベネチア映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)、女優賞(オリヴィア・コールマン)でのW受賞後、アメリカ初の一般向けお披露目ということで注目された今回の上映は、期待通りの大絶賛。

会場には超豪華ゲストが集結し、エマの親友でニコラス・ホルトとの復縁も噂されるジェニファー・ローレンス、ジョー・アルウィンのガールフレンドとして知られるテイラー・スウィフト、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』でエマが演じた伝説のテニス・プレイヤー、ビリー・ジーン・キングなどのセレブリティや、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・セイクリッド・ディア』の俳優バリー・コーガン、ダーレン・アロノフスキー監督(『ブラック・スワン』)など映画関係者も来場。注目の高さをうかがわせました。

-Photo by: Dave Allocca/Starpix

Photo by: Dave Allocca/Starpix

ヨルゴス・ランティモス監督は、『ロブスター』(15年)でカンヌ国際映画祭審査員賞、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(17年)でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞。

18世紀初頭、最後のイングランド国王と呼ばれたアン女王を演じ、ベネチア国際映画祭で女優賞に輝いたのはオリヴィア・コールマン。幼なじみのレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)と女官アビゲイル(エマ・ストーン)という2人の側近を相手に、女王としての威厳とその深い孤独を見事に体現しています。

貴族への返り咲きを狙う女官アビゲイル役を演じたのは、『ラ・ラ・ランド』(16年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、最新作『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』では、実在するテニスの女王を演じたエマ・ストーン。権力争いの中で欲望に目覚めていくしたたかな女の闘いを熱演し、新境地を拓きました。さらに女王の幼なじみで女王を操るレディ・サラには、同じくオスカー女優のレイチェル・ワイズ。実力派三女優の競演はこの作品の最大の見どころです。

また、X-MENシリーズでビースト/ハンク・マッコイ役を演じるニコラス・ホルト、新星ジョー・アルウィンといった美形英国俳優たちが“華”を添え、女たちの闘いはより美しく過激に。

美しい宮廷を舞台に巻き起こる、三人の女たちの複雑なドラマを華麗に描きだした本作。ベネチア国際映画祭では大絶賛の嵐となり、賞レースのフロントランナーとして取り沙汰されています。

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『女王陛下のお気に入り』(原題:The Favourite)

18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。虚弱な女王、アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染、レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が病身で気まぐれな女王を動かし、絶大な権力を振るっていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)が召使いとして参内し、その魅力がレディ・サラとアン女王を引きつける。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが続く中、急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受けていた。

監督/ヨルゴス・ランティモス
キャスト/エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、オリヴィア・コールマン、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィン
2018年/アイルランド・アメリカ・イギリス映画

日本公開/2019年2月全国ロードショー
配給/20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox