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2018.09.25 15:07

第31回東京国際映画祭全ラインアップが発表!『ROMA/ローマ』『女王陛下のお気に入り』など注目作が目白押し

  • Fan's Voice Staff

10月25日(木)~11月3 日(土・祝)に開催される第31回東京国際映画祭のラインナップ発表会が9月25日(火)に都内で実施され、今年の映画祭アンバサダーに抜擢された松岡茉優さんらが登壇し、コンペティション部門、特別招待作品をはじめとした全上映作品が発表になりました。

コンペティション部門

『ホワイト・クロウ(原題)』

2018年1月以降に完成した長編を対象に、世界各国からの新作がグランプリを競うコンペティション部門。109の国と地域から1,829本の応募があり、以下16本が選出されました。40代、50代の最も脂ののった監督たちの作品を中心に、魅力的な作品が揃いました。英国の名優として舞台からハリウッド作品まで幅広く活躍する俳優レイフ・ファインズの監督最新作も上映されます。

『アマンダ(原題)』(フランス、ミカエル・アース監督)
『半世界』(日本、阪本順治)
『氷の季節』(デンマーク、マイケル・ノアー)
『ブラ物語』(ドイツ/アゼルバイジャン、ファイト・ヘルマー)
『翳りゆく父』(ブラジル、ガブリエラ・アマラウ・アウメイダ)
『大いなる闇の日々』(カナダ、マキシム・ジルー)
『ヒズ・マスターズ・ヴォイス』(ハンガリー/カナダ、パールフィ・ジョルジ)
『ヒストリー・レッスン』(メキシコ、マルセリーノ・イスラス・エルナンデス)
『愛がなんだ』(日本、今泉力哉)
『詩人』(中国、リウ・ハオ)
『ザ・リバー』(カザフスタン/ポーランド/ノルウェー、エミール・バイガジン)
『シレンズ・コール』(トルコ、ラミン・マタン)
『テルアビブ・オン・ファイア』(ルクセンブルク/フランス/イスラエル/ベルギー、サメフ・ゾアビ)
『三人の夫』(香港、フルーツ・チャン)
『堕ちた希望』(イタリア、エドアルド・デ・アンジェリス)
『ホワイト・クロウ(原題)』(イギリス、レイフ・ファインズ)

コンペティション部門の審査委員を務めるのは、『ローサは密告された』(16年)などで高い評価を受け、フィリピン映画界を牽引するブリランテ・メンドーサ(監督)を審査委員長に、J.J.エイブラムスと共にバッド・ロボット・プロダクションズを運営するプロデューサーのブライアン・バーク、イランを代表する女優タラネ・アリドゥスティ、『ロアン・リンユィ 阮玲玉』などで知られる香港のプロデューサー・監督スタンリー・クワン、『伽倻子のために』(84年)以来、女優として多彩な活動を展開している南果歩さんの5名です。

特別招待作品

『ROMA/ローマ』

さらに、日本公開前の最新作がプレミア上映される特別招待作品には、今年のヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』、同映画祭で審査員グランプリ、女優賞をW受賞したヨルゴス・ランティモスの『女王陛下のお気に入り』、トロント国際映画祭でプレミア上映されたマイケル・ムーア監督の最新ドキュメンタリー『華氏119』などを筆頭に、話題作が揃いました。

『あまのがわ』(日本、古新舜監督)
『えちてつ物語 〜わたし、故郷に帰ってきました。〜』(日本、児玉宣久)
『華氏119』(アメリカ、マイケル・ムーア)
『ギャングース』(日本、入江悠)
『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰 」& Case.2「First Guardian」』(日本、塩谷直義)
『jam』(日本、SABU)
『女王陛下のお気に入り』(アイルランド/イギリス/アメリカ、ヨルゴス・ランティモス)
『旅猫リポート』(日本、三木康一郎)
『ハード・コア』(日本、山下敦弘)
『パッドマン 5億人の女性を救った男』(インド、R・バールキ)
『Merry Christmas!〜ロンドンに奇跡を起こした男〜』(アメリカ、バハナット・ナルルーリ)
『ROMA/ローマ』(メキシコ、アルフォンソ・キュアロン)
『ノンフィクションW 野村家三代 パリに舞う ~万作・萬斎・裕基、未来へ』(日本/フランス、稲垣綾子)
『平昌2018冬季オリンピック公式映画:クロッシング・ビヨンド』(韓国、イ・スンジュン)
『パリへの逃避行』(イギリス、ドミニク・サヴェージ)

加えて、高畑勲監督特別上映会として、初監督作『太陽の王子 ホルスの大冒険』(68年)、最後の監督作『かぐや姫の物語』(13年)が上映されます。

『アリー/ スター誕生』© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

今回発表されたコンペティション部門、特別招待作品に加え、オープニング作品には『アリー/ スター誕生』(アメリカ)、GALAスクリーニング『人魚の眠る家』(日本)、クロージング『GODZILLA 星を喰う者』(日本)が決定しています。

東京国際映画祭初の試みとしてフェスティバル中盤に注目作を上映するGALAスクリーニングが実施されるほか、昨年から実施され大人気となったミッドナイト・フィルム・フェスが5スクリーンで一挙上映、トリビュート企画としてコメディにハイライト、東京ミッドタウン日比谷の日比谷ステップ広場を会場とした通期の野外上映などが開催されます。

TIFFマスタークラスでは、『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の「バッド・ロボット」の共同創設者であり、プロデュースを手がけたブライアン・バーク氏が「ハリウッドでのプロデュース業」と題したセミナーをはじめ、5つのクラスを開催されます。

松岡茉優さん

今年の映画祭アンバサダーには女優の松岡茉優さんが就任。『勝手にふるえてろ』(17年)で映画初主演を果たし、昨年の東京国際映画祭でジェムストーン賞を受賞。今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督『万引き家族』にも出演しています。

チケット発売

一般チケットは、コンペティション部門が10月13日(土)16時〜、特別招待作品が10月14日(日)16時〜、映画祭公式サイトで発売されます。

『アリー/ スター誕生』、『人魚の眠る家』、『GODZILLA 星を喰う者』、『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰 」& Case.2「First Guardian」』、『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』の5作品は先行抽選販売となり、9月26日(水)正午〜10月2日(火)13時の間、映画祭公式サイトにて申込受付となります。

「アジアの未来」や「ワールド・フォーカス」など、その他部門の作品については、映画祭公式サイトをご覧ください。

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第31回東京国際映画祭

開催期間/2018年10月25日(木)~11月3日(土・祝)
会場/ 六本木ヒルズ、EX シアター六本木、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場、ほか都内の各劇場及び施設・ホールを使用
主催/公益財団法人ユニジャパン(第31回東京国際映画祭実行委員会)
公式サイト