ポランスキー最新作『告白小説、その結末』日本オリジナル予告&ビジュアル公開
- Fan's Voice Staff
6月23日(土)より全国順次ロードショーとなる鬼才ロマン・ポランスキー監督最新作『告白小説、その結末』。昨年のカンヌ国際映画祭に正式出品された注目作です!『ローズマリーの赤ちゃん』、『チャイナタウン』、『テス』、『戦場のピアニスト』、『ゴーストライター』など半世紀以上にもわたって観る者を魅了し続けているポランスキーの最新作は、ふたりの女性を主人公に据え、底知れない戦慄を呼び起こす極上のミステリーです。
この度、本作の日本オリジナルの予告編とビジュアルが公開!
心を病んで自殺した母親との生活を綴った私小説がベストセラーとなった後、多忙な日々に疲弊しスランプに陥っていたデルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)の前に、熱心なファンと称するエル(エヴァ・グリーン)が現れる。エルは他人の人生を代筆するゴーストライターで、その知性と献身的な態度にデルフィーヌは次第にエルに信頼を寄せるようになり、ふたりは共同生活を始め、作家とマネージャーともいえる関係が始まる…。
ビジュアルに記された〈それは、作者さえも知らなかった――〉という映画タイトルに呼応したコピーは、不安げなデルフィーヌと微かな笑みを浮かべるエルという、向かい合ったふたりがまっすぐ見つめ合う対照的な表情が強い印象を与えるものになっています。
本作の原作となっている、フランスで今最も注目されているデルフィーヌ・ド・ヴィガンの小説「デルフィーヌの友情」を監督に読むよう勧めたのは、監督の妻で創作上のミューズでもあるセニエだったといいます。監督は、「この小説のおかげで、ふたりの女性同士の対立を掘り下げるという素晴らしい機会に恵まれました」と語り、「俳優同士の相性はつねに良好とは限りませんが、エマニュエルとエヴァの相性は最初から抜群でした」と撮影を振り返ります。また監督は、『アクトレス 〜女たちの舞台〜』などのオリヴィエ・アサイヤス監督を脚本の共同執筆者として招聘していますが、同作をはじめ”女性を描ける”ことを信頼しての起用だったとのことです。
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『告白小説、その結末』(原題:D’après une histoire vraie/英題:Based on a True Story)
心を病んで自殺した母親との生活を綴った私小説がベストセラーとなった後、スランプに陥っているデルフィーヌの前に、ある日、熱狂的なファンだと称する聡明で美しい女性エルが現れる。差出人不明の脅迫状にも苦しめられるデルフィーヌは、献身的に支えてくれて、本音で語り合えるエルに信頼を寄せていく。まもなくふたりは共同生活を始めるが、時折ヒステリックに豹変するエルは、不可解な言動でデルフィーヌを翻弄する。はたしてエルは何者なのか?なぜデルフィーヌに接近してきたのか?やがてエルの身の上話に衝撃を受けたデルフィーヌは、彼女の壮絶な人生を小説にしようと決意するが、その先には想像を絶する悪夢が待ち受けていた……。
監督/ロマン・ポランスキー
出演/エマニュエル・セニエ、エヴァ・グリーン
脚本/オリヴィエ・アサイヤス、ロマン・ポランスキー
音楽/アレクサンドル・デスプラ
原作/デルフィーヌ・ド・ヴィガン
2017年/フランス・ベルギー・ポーランド/フランス語/100分/カラー/シネマスコープ/5.1ch
日本公開/2018年6月23日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
配給/キノフィルムズ/木下グループ
日本語字幕/古田由紀子
映倫区分/一般
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