Column

2018.08.08 15:00

【インタビュー】愛されキャラ、ベンジー役のサイモン・ペッグが明かす『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』裏話とトムとの友情

  • Manatee

全世界累計興収3000億円以上(※1ドル=109円換算)!トム・クルーズが伝説的なスパイ、イーサン・ハントを演じるスパイ・アクション・シリーズ第6作目となる『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』。

 

トム・クルーズ自らがノースタントで挑む〈全て、本物〉のド迫力のアクションは、本作でもさらにパワーアップ。”フォールアウト=予期せぬ余波”というタイトルと、これまでトム演じるイーサンが挑んだミッションすべてが本作の物語に繋がるという、集大成ともいえるシリーズ最高傑作です。

 

Fan’s Voiceでは、トム・クルーズ演じる主人公イーサン・ハントを支えるIMFのエージェント、ベンジー・ダン役を演じるサイモン・ペッグにインタビューしました!

 

 

英国で絶大な人気を誇るコメディアンであり、脚本家、監督、プロデューサーとしても活躍する一方、『ホット・ファズ-俺たちスーパーポリスメン!-』(07年)などエドガー・ライト監督とのタッグで知られ、『スタートレック』シリーズや『スター・ウォーズ』シリーズにも出演する、まさにスーパー・エンターテイナーのペッグ。ミッション・インポッシブルシリーズでは、愛されキャラのベンジーとして大人気です。

 

 

撮影秘話からトムとの友情、さらにサイモン自身のトム・クルーズとの関係や今後の活動まで、ユーモアたっぷりに語ってくれました!

 

Q インタビュー前の休憩中に着替えられたようですね。先ほどはとてもファッショナブルなジャケットを着ていらっしゃいましたが、服装はご自身で選んでいらっしゃるのですか?

「スタイリストがいて、一緒に服を選んでくれます。彼女は私がイエス・ノーで答えられるよう、いろいろな服を持ってきてくれます。でも、自分だったら選ばないような服も、”これを着てみて!”と彼女は持ってきてくれて、私が”それは好きじゃないよ”と言いながらも、実際に着てみると”これいいね”となるんですよ」

 

Q 日本にはあなたのファンが大勢いて、”ペグちゃん”や”ペグペグ”と呼んでいます。

「光栄に思いますし、嬉しく思います。みなさんに関心と支持をいただいて、特に若い方々が西洋の文化に興味を持ち、熱意を持って受け入れていただいていることを大変嬉しく思います。異文化に興味を抱くということ、人間としてお互いの文化を知りたいというのは、素晴らしい資質だと思います。私も日本の文化が大好きで、その証明に『千と千尋の神隠し』のカオナシのタトゥーを入れています。日本に来ると、自分が歓迎されているというのが実感でき、とても嬉しいです」

 

※インタビュー現場では、ジャケットを脱いで実際に腕に入ったタトゥーを見せてくださいました!

 

Q 今回再びミッション・インポッシブルシリーズに出演できたことに対する感想は?

「もう一回出演できることはとてもうれしく思いますし、とても興奮しました。もし次作があるなら自分も出演するだろうと思っていましたし、『ローグ・ネイション』が興行的に成功したし、トムはいつも次作の話をしているので、また次もあるだろうという予感はありました。もしそこで声がかからなかったら、気分を損ねる事態になっていたと思いますよ(笑)」

 

 

Q 映画制作者としての才能もお持ちですが、ミッション・インポッシブルシリーズにアイディアを出すようなことはこれまでにありましたか?

「クリストファー・マッカリー氏は非常に熟練した監督・脚本家なので、安心しきっていました。けれど、脚本自体が完成しておらず、撮りながら書いていく状態で、完成版の脚本を読むこともできなかったので、日によって機会があれば、自分が意見を言ったりすることもありました。例えばiPadのスクリーンロックの場面ですが、もともとはマッカリー監督を笑わせるためだけにやったのですが、結果として本編に採用されました」

 

Q 今作では本格的なアクションシーンもありましたが、どのように準備されましたか?

「『ミッション:インポッシブル』で脚本をもらった時に最初に確認するのが(脚本があればですが)、今回はどこに行けるのか、なにを学ぶことができるのか、ということです。身体的なトレーニングは全員に求められ、フィットネス面で身体を鍛えて諜報部員らしい身体を作らないといけなかったり、特別なスキルの習得も必要だったりします。今回はスピードボートの操縦や水中での撮影もありました。格闘シーンについては、トレーニングをしたり動きを確認したりして、リアルな表現になるようスタントチームと一緒に準備をしました。格闘スタイルもキャラクターによって異なります。ヘンリーはハンマーのように戦います。イーサンはより精密なスタイルだし、イルサは足をよく使います。それからレーンは非常に冷静に順序立てて冷酷に考えるんです。一方でベンジーは場当たり的にやれることをやるといった感じです。ですので、そのスタイルを念頭に置きながら戦い方を学び、何度も何度もそれを繰り返せるよう、身体を鍛えておく、ということです」

 

 

Q 緊張感が続くストーリーの中で、ベンジーのコミカルな役柄に救われました。ベンジーを演じる上で意識していることは?

「ベンジーは最も観客の位置に近いキャラクターだと常に意識しています。(変装用の)マスクやガジェットがたくさん登場する命知らずの冒険に、観客はベンジーを通じて共感することができるのだろう、と。彼は普通の人が最も共感しやすいキャラクターです。彼のコメディ要素というのは、普通はありえないような状況に対して疑問を抱いたり、イーサンは頭がおかしいんじゃないかと思ったりと、観客がそう思うであろうことをベンジーが担って、普通の人がとんでもない状況に置かれていると感じられる。普通の感覚でいること、これがベンジーを演じる鍵だと思います」

 

Q 日本ではイーサン・ハントの本当のヒロインはベンジーなのではないかと言われることもありますが、トムのアクションを実際の目でご覧になって、どういった印象をお持ちですか?

「トムの演技を見るのはいつもワクワクします。ベンジーの役割として、イーサンのハードルを上げるというものが時にはあると思います。イーサンにとってベンジーは友人で、気にかける存在です。イーサンはベンジーをよく助けますし、イルサもまたベンジーをよく救いますね。危険な状況に陥ったり捕らえられたりするのが必ずしも女性ではない、“ヒロイン“が必ずしも女性ではない、というのは良いことだと思います。救いを必要とするのがベンジーのようなキャラクターだというのは、こういったジャンルの作品で一般的に期待されるのとは異なること。でも、ベンジーは大切な役割も担っていて、重要なタイミングにベンジーはいつも登場し、爆弾を解体したり、時には身体を張ったりと、ベンジーなしではミッションが成功しません。なので、いわゆる”Damsels in Distress”(危機に陥る女性)役であることを私は全く気にしていません」

 

 

Q ベンジーは今作でシリーズ4度目の登場です。ベンジーとイーサン、あなたとトムとの関係性がどのように発展してきたのか、教えてください。

「はじめはベンジーは技師だったのですが、『M:i:III』でイーサンに上海の街を誘導した時の体験がとても刺激的で、自分もいつかエージェントになりたいという考えが芽生えるんです。そしてベンジーはIMFのフィールドプログラムに参加して、イーサンと(現場で)仕事ができるようになります。イーサン・ハントといえばIMFでも伝説的な諜報部員、ベンジーにとってはヒーローのような存在です。彼と一緒に仕事ができるということにベンジーはとても興奮しています。そして、時間が経ちイーサンと一緒にいることに慣れてきて、話し方や関わり合い方も以前と変わり、友達のようになっていきました。この関係は私とトムとの関係とまったく同じもので、私も『M:i:III』で最初にトム・クルーズと会った時の”世界一の映画スターのトム・クルーズと一緒に仕事ができるんだ!”というところから、一緒に時間を過ごすことにより、友情も深まり、話し方なども変わってきたし、彼を人として知ることも出来ました。とは言いながらも、彼はずっとトム・クルーズです。イーサン・ハントもベンジーと仲のよい友人でありながらも、でもやっぱりイーサン・ハントなように。トムは私の友人だけれど、でもやっぱり彼はトム・クルーズなのです。そして、彼定番の“クルーズケーキ“が送られてくるんですよ!」

 

Q “クルーズケーキ“のお返しとしてなにかトムにプレゼントしましたか?

「トムが足首を骨折したときに、自分が出演した映画とテレビ作品を箱に詰めて彼に贈りました。”しばらくお休みをしなければならないのだから、その間にこれを観るといいよ”とメッセージを添えてね」

 

Q 昨日の記者会見中、マイクを持ってトムとヘンリーの会話に割り込もうとされていましたが、どんな話をするつもりだったのでしょうか?

「よく覚えていません(笑)。きっと何かしらのジョークを飛ばそうとしたのだと思います。二人の会話をいじってね。私たちは本当にいい関係なんです。お互いふざけあい、それが競争のようになって、楽しんでいます。他の人にとっては、その様子を横で見るのが楽しいのでしょうね」

 

Q 撮影前に行うルーティーン等はありますか?トムはアクションシーンの前にはテントに籠もってウォームアップをすると話していましたが。

「そうですね、トムは身体を使うシーンの前にはそうしますね。私は自分のトレーラーの中で寝っ転がってキャンディークラッシュで遊んでいます(笑)」

 

Q 撮影の時に面白かったエピソードは?

「その場にいないとなかなかわからないことばかりなのですが、トムが笑い始めると、いつも楽しい時間になります。彼がいたずらをしそうな目をすると大体はわかります。普段はの撮影ではとても集中しているのに、たいていカメラがトムではなく私を撮っているとき、彼がふざけ出して、私を笑わせようとするんです。トムが笑ってしまうと、”ボスが笑っているから、みんな笑っていいんだ”ということで、一同大爆笑になります。二人で笑いが本当に止まらなくなってしまったこともありました。アンプロフェッショナルなワケでもないですし、彼はそういった行動に否定的な姿勢でもないんですよ」

 

Q 映画の監督にも興味があるとのことですね。それから(何度もタッグを組んでいる)エドガー・ライト監督とは今後なにかあるのでしょうか?

「はい。準備時間が必要なので、今年実現できるかはわかりません。来年は『スター・トレック』の新作もあるようですからね。考えているのはコメディではなく、女性が主演のドラマ作品で、私は出演しないんです。エドガーとも、お互いに時間ができたらすぐに、と思っています。彼も今は別のことで忙しいのでね。もちろん彼は友人なので、普段から話はしていますよ」

 

 

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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(原題:Mission: Impossible – Fallout)

何者かに複数のプルトニウムが盗まれた。標的は<3つの都市>。イーサン・ハントとIMFチームは、その”同時核爆発を未然に防ぐミッション”を受ける。猶予は72時間、だが手がかりは薄く、”名前しか分からない正体不明の敵”を追う中でのミッション遂行は困難を強いられた。タイムリミットが刻一刻と迫る中、IMFに立ちはだかるのは、イーサン・ハントを疑うCIAが送り込んだ敏腕エージェントのウォーカーで、イーサンは彼との対決を余儀なくされる。そして、いくつもの<フォールアウト(予期せぬ余波)>が絶体絶命のイーサン・ハントに降りかかる。今度のミッションの不可能は一つではなく、連鎖したたみかけるようにIMFに迫る!

 

監督・製作・脚本/クリストファー・マッカリー『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『アウトロー』
製作/J.J.エイブラムス、トム・クルーズ
出演/トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヴィング・レイムス、レベッカ・ファーガソン、アレック・ボールドウィン、ミシェル・モナハン、ヘンリー・カヴィル、ヴァネッサ・カービー、ショーン・ハリス、アンジェラ・バセット、ほか
全米公開/7月27日(金)予定

 

日本公開/8月3日(金)より全国公開!
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